風速8mはどのくらい？釣り・キャンプ・ゴルフへの影響は？

風速8ｍの風ってどのくらいの強さなのでしょうか？そこまでの風速になるとそれなりに強いので、結構体力も消耗してしまいそうですよね。

そんな中で安全に釣りやキャンプを行うことはできるのでしょうか？また、通勤や通学に自転車や電車を使っている人は、風速が8mだと問題なく利用できるかも気になりますよね。

この記事では、風速8mの具体的な強さや様々なイベントを行ったり、移動をしたりする際の注意点などについて解説をしていきます。

風速8ｍはどのくらい？

風速8mとは1秒間に8m空気が移動する速さを示します。時速に換算すると28.8km。これはロードバイクのような早めの自転車とすれ違った時に受けるような風の強さと同じくらいです。

風速8ｍでは風で枝が折れたり、風に向かって歩けなかったりするくらいになってきます。春は穏やかなそよ風のイメージもありますが、春一番や春の嵐など意外と風の強い時も多いですよね。この春一番の定義の一つに風速8ｍ以上があります。

体感としては「今日は風が強いな」と感じるぐらいの強さでしょうか。しかし、まだ余裕がある（身に危険は迫ってない）感じだとも言えます。

風速8mがイベントに与える影響

そんな風速8ｍの風が吹いていると、外でのイベントではどんな影響が出てくるのでしょうか？そもそも決行できるのか、また、できたとしてもどんな注意が必要なのか気になるところですよね。ここでは、具体的に以下のイベントについてお伝えしていきます。

• 釣り
• キャンプ
• ゴルフ
• サーフィン

釣りはできる？

屋外で行われる釣りは強風だとトラブルも増えてきます。風で釣り糸が絡まるライントラブル、狙ったところに投げづらいなど困ったことがいろいろ出てきます。また突風が吹いたりすると、堤防などから落ちてしまう危険性もありますよね。

服装にも注意が必要です。強い海風に常にさらされていることになるので、実際の温度よりも体感温度はかなり低くなります。上着などの調節が必要になるでしょう。

風速8ｍくらいだと船は出ることもありますが、実際に釣るポイントでの風速や波の高さなど総合的に判断して欠航となる場合もあります。

しかし、悪いことばかりではありません。強い風が釣りにプラスの面をもたらす場合もあります。例えば強風が吹いて海にうねりが出ている場合は、漁港内部に魚が大量に逃げ込んでいる場合もあるんですね。

岸で魚を釣る場合には風対策をしっかりして行えば、大量に釣れるチャンスが狙えます。ただ、その場合はくれぐれも安全に配慮して釣りを楽しんでください。

キャンプはできる？

風速8ｍは残念ながらキャンプに適しているとは言えません。そもそもテントを立てるのが一苦労です。せっかく立ててもポールが折れたり、テントに穴が開いてしまったりしてしまいます。

ワンタッチテントは多くが風速10ｍくらいまで耐えられるように作られてはいますが、安全のためにキャンプはやめておいた方がよさそうです。自分自身の身の危険もそうですが、万が一折れたフレームやポールが飛んでしまい周りの人にケガなどさせてしまっては大変です。

ゴルフはできる？

ゴルフに関してはボールの飛び方に影響は出ますが、プレーそのものを中断したりあきらめたりするほどではないです。

ボールの飛び方に影響が出ないようにするためには、打ち出しを低くして、スピン量を少なくするようなボールを打てるように心がけてみてください。

サーフィンは危ない？

サーフィンに関しては、風速8ｍだと初心者などでは危険です。ウインドサーフィンなどは風速8ｍで即中止になることが多いです。

経験者でもコンディションがよくない日などはやめておいた方がよいでしょう。

風速8mが生活に与える影響

では普段の生活をしていく上で風速8ｍはどのような影響をもたらすのでしょうか？ こちらに関しても具体的に見ていきましょう。

電車は止まる？

電車の運行基準は各社で違いますが、平均的には風速30ｍ以上で運転中止となることが多いです。ですから、風速8mぐらいであれば電車が止まることはないでしょう。

ただし、ここでの風速は気象庁の発表するような「平均風速」ではなく「瞬間風速」が基準になります。ということは天気予報の風速を見ていけそうだと思っても、最大瞬間風速によっては運転中止となってしまいます。

ですから、電車に乗る際は、いざという時に備えて、鉄道会社のホームページや運行状況を知らせるアプリ、またはSNSなどを活用してしっかりと確認していくことをおすすめいたします。

飛行機は飛べる？

飛行機は風の影響を受けやすいところですが、飛行機の欠航には離陸場所と発着場所の風速が最も大切です。経路上の風の強いところは避けて飛ぶなどできるので、乗客として乗っている分には気にしなくても良いと言えます。

ただ、風と一口に言っても追い風・向かい風・横風などあります。一般的に飛行機は追い風や横風に弱いです。ですので追い風が風速8ｍを超えると離発着が難しくなってしまいます。そういった場合では、欠航する可能性を考えておいた方がよさそうです。

洗濯物は大丈夫？

洗濯物はしっかりと洗濯バサミで固定した方がよいでしょう。竿が飛んでいくほどではないです。

しかし念のために物干し竿ストッパーなどで固定をしておくのがおすすめです。

バイクは倒れる？

風速8ｍは強風の一歩手前です。バイクに乗ること自体は可能ですが、横風に十分注意が必要でしょう。時々身の危険を感じることがあるので、風に煽られたときに運転操作ミスをしないように気を付けてください。

特に、高速道路で運転する方や初心者の方はいつも以上に注意した方がよいですよ。

自転車は倒れる？

自転車は乗れなくはないですが、横風に煽られたとき倒れたり車道に流されて自動車と接触したりする危険があります。そのため、必要に迫られているのでなければ乗らない方が安全です。

屋外の駐輪場だと止めておいた自転車が倒れてしまうこともあります。カーポートに車と一緒に置いている人は車と別の場所に置くなど対策をしないと、倒れた自転車で車が傷ついてしまうこともあるので注意してください。

まとめ

風速8ｍはイベントを行うにはちょっと厳しい風のようですね。日常生活では警戒は必要ですが命の危険が伴うようなことはなかなかなさそうです。

あまり無理はせずに、どうしても用事がある場合は対策をするようにしましょう。