風速5mはどのくらいの強さなのでしょうか? これぐらいの風速だと、それなりに強そうに見えますが、何とか大丈夫そうな感じもしますよね。
特に、これからキャンプ、ゴルフ、登山などのアウトドアを楽しもうとしていたり、自転車に乗って外出をしようとしたりしている場合は、いろいろ悩ましいと感じてしまう方も多いのではないでしょうか。実際、風速5mだと、状況によって大丈夫な場合とそうでない場合に分かれることも多いです。
ここでは、風速5mがどれくらいで、イベントや生活にどんな影響を与えていくのか具体的に解説をしていきます。
風速5mってどのくらい?体感は?
風速5m。どれくらいの風の強さか、イメージできますか?この風速5mのイメージは自転車をちょっとだけ早めにこいでいる時に、顔に当たる風の強さです。また木の葉や小枝など軽いものが動きだしたり、旗が開いたりするのもこの風速5mです。
台風の時のような命の危機を感じるような風ではないですが、軽いものだと飛んで行ってしまうので何をするかによっては気を付けた方がよいでしょう。
では、具体的に外で何かするイベントや生活の中ではどんな影響があるのか?見ていきたいと思います。
風速5mの風がイベントに与える影響
まずは、外でのイベントを行う時。風速5mの風ってどんな影響があるのでしょうか?「中止にしないといけないレベル?」「実行するにしても何に注意したらいいの?」など、イベントごとにご紹介していきたいと思います。
- キャンプ
- ゴルフ
- 登山
- 海の状態
- 釣り
それぞれのイベントごとに見ていきましょう。
キャンプ(バーベキュー・焚火など)をする場合
アウトドアの定番と言えばキャンプですよね、コロナの影響もあって、最近、始めたよなんて人も多いのではないでしょうか?
キャンプをする時に雨が降るかどうかは気にしたことがあっても、台風とかでない限り風の強さを考えることってあんまりないですよね。しかも、先ほどお伝えしたように風速5mって自転車を強めにこいでいる時に顔に当たる風くらい。と聞くとなんだかすごく心地よいくらいで気にすることなんてなさそうに思ってしまいます。
しかし、キャンプをする場合は大自然の中ですよね。周りに建物がないので風を遮るものがありません。そうすると風速5mだと空の紙コップなんてすぐに飛んで行ってしまいます。せっかく外で食事をしているのに、あれやこれや飛んで行っては落ち着いて食事ができません。
コップが飛んでいくくらいなら、ストレスにはなりますが危険が伴うということはありません。ただ、キャンプではバーベキューや焚火など火を取り扱うことも多いですよね。そんな時は要注意です。
特に川辺や山の斜面などでは急に風が強まることもあります。ですから、
- タープや陣幕で風を遮る
- 風向きを考えて火をたく
- コンロがひっくり返らないよう重いもので固定する
などの対策が必要になってきます。
火に向かって風がふくと大量に酸素が供給されるので、炎が思っているよりも大きくなってしまうことがあります。小さなお子さんが火の周りに行かないことも大切ですし、燃えやすい化繊の服などもキャンプではやめておきましょう。
ゴルフへの影響は?
ゴルフへの影響はどうでしょうか?ゴルフの場合は風向きが追い風なのか向かい風なのかも重要ですよね。向かい風なら当然飛距離は伸びませんし、逆に追い風なら思っている以上に球が飛んで行ってしまうことも。
一般的には風速5mの向かい風だと17ヤード飛距離が落ち、追い風だと12ヤード飛距離が落ちると言われています。と言っても、風を読むのもゴルフの楽しみですよね。
自分がプレーしている時に風速計なんて持っているわけではないので、ゴルフ場にあるもので風速がわかると便利です。例えば風速5mでは
- フラッグがかなりバタついている
- 木々の葉っぱが絶えず動いている
これらが目安になります。
また、ゴルフは野外でのスポーツですので、季節によっては気温以上に体感温度が低く感じられることもあります。ですから服装選びにも注意が必要です。
登山はできる?
風速5mだと登山をすることは可能です。ただ頂上は地上に比べて気温が下がる上に、風速1mあたり体感温度は1~2度下がります。
目的の山の標高が高い場合は防寒着などの寒さ対策が必要ですね。
海の状態は?
海の状態はどうでしょうか?風速5mは水面に白波が立つ程度で、ヨットなど風を受けて進む競技などにはとても最適な風速だと言われています。
海の中は風速5mくらいでは風の影響はそんなに気にしなくてもよさそうです。ダイビングなどは気にせず実行できそうですね。
釣り(ボートでの船釣りなど)はできる?
海の水面に白波が立つ程度なら釣りはできそうな気がします。しかし実は風速5mだと小さな船で釣りをするには限界の風速です。
また、岸辺から行う釣りをする場合でも横風や追い風の場合は、軽い仕掛けやルアーを使った釣りは少し難しくなりそうです。糸が絡むトラブルも増えるのでご注意ください。
でもサビキつりであれば、おもりを使うので風速5mくらいなら大丈夫でしょう。
風速5mの風が生活に与える影響
一方、日常生活をしている場合では、どんな影響があるのでしょうか?こちらも詳しく見ていきたいと思います。
自転車は倒れる?乗るべきではない?
風速5mだと風の吹き方や止め方によって、自転車は倒れてしまいます。チャイルドシートをつけて、さらに雨除けのチャイルドカバーなんかをかけているともろに風を受けてしまうので注意が必要です。
自転車に乗った時の体感としては追い風ならいいですが向かい風だと結構しんどいです。通勤・通学で自転車を使う人も多いと思いますが、長時間乗る人は可能ならば電車などに切り替えた方が楽ですね。
頑張って漕がないとなかなか進まないレベルなので、お年寄りや子供の場合は自転車に乗らない方が安全と言えそうです。
髪の毛は乱れる?
せっかくセットした髪の毛が乱れるかどうかって気になりますよね。風速5mでは髪の毛は残念ながら乱れます。髪の長い人は前が見えなくなったりしては危険なので束ねたりするなどして対策をした方がよいでしょう。
ショートカットの女性や男性の方も建物の中に入ったら鏡などで髪の乱れをチェックしておいた方がよさそうです。
洗濯物を干しても大丈夫?
洗濯物が干せるかどうかは主婦(夫)には気になるところですよね。洗濯物の外干しは可能ですが、軽いと飛んで行ってしまうため対策が必要です。
いざ取り込もうとしたら、ハンガーにかけたものが全部寄ってしまって全然乾いてないじゃない!なんて悲しいことが起こります。
乾いてないならまだしも洗濯物が飛んでいってお隣のベランダに落ちていたなんて最悪です。そういう時に限って使い古したあまりきれいでないものだったり、外には着ていきづらい変なキャラクターのTシャツだったりするんですよね・・・
そんなことにならないためにも大きめの洗濯バサミで留めるなど、100均やホームセンターなどで売っている便利グッズで対策をしましょう。
傘は吹き飛ばされない?
「今日は風が吹いているな」くらいの風が風速5mなので、普通の傘をしっかり持ってさしている分には大丈夫と言えそうです。ただ、折り畳み傘や安いビニール傘だと少し心配です。
風が吹いていることを感じられるくらいなので子供だと風に乗って飛んでみようとするなど、いろいろと遊びたくなるような風速だと思います。
小学生の通学路を通る大人の方は、その辺のことを頭に入れて通るようにすると突拍子もない事故を防げそうですね。
まとめ
風速5mについていろんな時と場合によって、どんな影響が出るのかご紹介しました。日常生活において風速5mは、さほど危険にさらされるようなものではなさそうです。しかし、小さなお子さんとの自転車の二人乗りや、お年寄りが自転車に乗る場合など状況によっては注意が必要です。
スポーツは風向きによって良い影響になったり悪い影響になったりはしますが、中止するほどではなさそうですね。アウトドアに関しても中止は免れそうです。しかし火などを扱う場合など注意が必要な場面も出てきます。
今日は風があるなと感じたらこの記事を思いだして、対策をするなど何か役にたてたらうれしいです。
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