かんざしを贈る意味!プロポーズにも使われていた素敵な歴史をご紹介

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江戸時代のプロポーズの贈り物として、かんざしが重宝されていたことを知っていますか?

でも、そう聞くと、『でも、なんでプロポーズにかんざし?いろいろな贈り物には意味があるけど、かんざしを贈る意味って何?』と思う方もいらっしゃるかと思います。実は、かんざしには、知れば知るほど、とっても素敵な意味が込められています

ここでは、かんざしを贈る意味を解説していきますので、かんざしをプレゼントしたいと思っている方や、贈り物に悩まれている方は、是非、ご参考にしてください。

次郎
次郎
かんざしって、すごく古風な感じがするけれども、プロポーズに使われていたとはなあ。

かんざしを贈る意味は?


今では髪留めや髪飾りとして認知されていて、昔はプロポーズの贈り物としても重宝されていたかんざし。そんなかんざしを贈ることには以下のような意味があります。

  • あなたを守ります
  • 魔除け

それぞれの意味について詳しく解説していきますね。

あなたを守ります(プロポーズ)

かんざしを贈る意味として、代表的なものは”あなたを守りたい”でです。

髪の毛、つまり、顔のすぐ近くに付けられるかんざしは、あなたのすぐ近くで、”一生守りたい”という意味をこめて、江戸時代にプロポーズの定番アイテムとして、贈られていました。つまりかんざしは、現在の婚約指輪のような役割だったんですね。

魔除け(スピリチュアル)

”あなたを守りたい”の次により多く周知されていてるのは”魔除け”の意味です。

さかのぼること縄文時代。”先が尖った細い棒には呪力が宿る”とされていたことが、かんざしが”魔除け”の意味を持った由来だと言われています。

”あなたを守りたい”も、”魔除け”も、どちらも贈り手の相手を大切に想う気持ちが込められていることがわかりますよね。

そもそもかんざしの意味とは?

そもそもかんざしの意味に関しては、Wikipediaに以下のように書かれています。

簪(かんざし、釵)は、結髪後に束ねた髪に挿して髪型を保持したり髪飾りに用いる日本の伝統的な装身具である。 年代不明。真鍮に金めっきが施されている。

引用元:Wikipedia

つまり、すごく簡単に解説すると”髪飾り”です。現在では、かんざしを使う機会も減っていて、かんざしを見たこともない方もいるかもしれません。そこで、そういった経緯が分かる歴史やかんざしの種類について詳しく解説します。

かんざしの歴史

日本のかんざしの歴史は縄文時代から始まったと言われています。しかし、実は、よく知られている髪飾りとしてではなく、先ほどご紹介した、”先が尖った細い棒には呪力が宿る”とされていたことから、それを髪にさし、”魔除け”として使われていたのがかんざしの由来だとされています。

その後、江戸時代に入り、オシャレを楽しむ女性が、様々な結髪をする中で、”髪飾り”としてかんざしが注目を浴びました。その頃のかんざしは、形や材質の種類も豊富になり、細身のもの、幅広のもの、鼈甲や、金銀、お花の飾りが付いたものまで、位の高い方から一般の庶民まで、オシャレを楽しむ定番アイテムとし使われていたのです。

その中でも、大胆で派手なファッションの多く、一般の庶民の憧れであった遊女は、結髪にたくさんのかんざしを刺し、その煌びやかなスタイルが当時の流行になったと言われています。

しかし、明治時代に入る頃には、ヘアスタイルも、今までの日本髪から、西洋のスタイルである洋髪へと変化し、かんざしの文化は時代の流れと共に少しずつ存在感を無くしていきました。

ただ、今でも夏祭りで浴衣を着る時や七五三でもかんざりしが使われることがありますし、最近では、風情のある観光地等で着物を着ることが流行って、和のアクセサリーとして再び注目がされはじめている印象がありますよね。

太郎
太郎
海外の人たちのおみやげとしてもかんざしは人気だよね。

かんざしの種類

一言で”かんざし”と言っても、実は種類がたくさんありますが。そこで私が可愛いな〜と思っているものをピックアップしてご紹介します。

びらびら簪(びらびらかんざし)

様々な装飾で華やかな飾り簪。主に、左側のこめかみの部分に挿すものとして使われ、かんざしの中でも特に華やかなかんざしとして人気です。

玉簪(たまかんざし、ぎょくかんざし)

名前の通り、柄の異なる玉を、耳かきにさしたもので、最もシンプルで実用的で、一般的とされているかんざしです!

平打簪(ひらうちかんざし)

平らで薄い円状の飾りがついたかんざしで、昔は武家の女性に好まれていたかんざしです。円形や、花型等の枠の中に、家紋を入れるのが一般的でしたが、江戸時代の後期には、好きな人の名前を入れたりと、乙女心をくすぐる、とっても可愛い歴史のあるかんざしです。

他にも、つまみ簪や、飾り簪、松葉簪、、当時は用途や使う人の位、そして使う場面に応じて、それに合った種類のかんざしが選ばれていました。

花子
花子
どのかんざしも素敵だわあ。

まとめ

かんざしを贈る意味から、歴史、種類までを解説しましたが、いかがだったでしょうか?

プレゼントって”ものは何か”も大切ですが、贈り手がそれを選んだ意味や、選ぶ際に相手のことを考えた時間もとても大切で、それを知ることで、より嬉しさも増しますよね。

かんざしを贈る意味や歴史、種類を知り、かんざしを贈りたいと思った方や、贈ろうと思っていた人の参考になっていれば嬉しいです。

また、かんざしと同じように身に付けるプレゼントとしてピアスもありますので、よろしければ、こちらの方も是非チェックしてみてください。

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