本をがんばって読もうとしても、読むのが遅かったり、頭に入らなかったりして「やっぱり自分に読書は向いていないのかなあ」と諦めてしまっている方はいませんか?ただ、その場合、もしかしたら本の読み方のコツを知らないだけなのかもしれません。
本の読み方のコツさせマスターすれば、読むスピードも速くなり、効果的に頭にも入ってきやすくなります。この記事では本の読み方のコツを12の観点からご紹介していきます!
本の読み方のコツ
読書に限らず、何事も最初からうまくいくということは、ほとんどありません。絵を描くのもスポーツもするのも最初は素人レベルから始まり、努力をしていく中で、コツをつかむことによって上手になっていきますよね。
本の場合も、ただ文字を読むだけと思うかもしれませんが、実は読み方にはコツがあります。この本の読み方を理解すれば、読書の質もグッと高くなりますよ。具体的には以下のような12の方法があります。
- 読みやすい本から読む
- 好きなジャンルの本から読む
- 時間を決めてコツコツ読む
- 本は買う
- 全部読む必要はない
- 目的意識を持つ
- 付箋を活用する
- 書き込みをする
- 音楽を活用する
- 環境を整える
- アウトプットする
- 同じジャンルを読み続けてみる
それでは各項目について解説をしていきます。
読みやすい本から読む
一言で本と言っても様々な本がありますよね。ただ最初はとりあえず読みやすい本から読んでいくことをおすすめします。例えば、変に気取らず大衆向けの本はエンタメ性も高く、読んでいて面白いものが多いです。またドラマ化や映画化されている本を読むのとイメージがつかみやすいのでおすすめです。
個人的に難しいと思う本は、文豪と呼ばれる作品の本や翻訳をされている本ですね。森鴎外や太宰治、芥川龍之介などの文豪と呼ばれる作品は歴史に名を連ねていますが、いざ読もうとすると独特の文体が多くて難しいです。
もちろん慣れてくれば、どの作者の本も面白いんですけどね。ただ夏目漱石は文豪と呼ばれる作者の本の中でも読みやすく面白いですよ。
他にも翻訳をされている本も文章に癖があり、個人的には読みにくいです。ここ辺に関しては個人の好みもありますが、ぜひ自分の好きな作家を見つけて読みやすい本を見つけるようにしてください。
そうすることによって、本の読み方を体感的に実感できたり、本を読むことに自信がついてきたりして、それを別のジャンルに応用することも可能となっています。
好きなジャンルの本を読む
好きなジャンルの本を読むこともおすすめです。ミステリーや恋愛小説、青春小説、SFなど本のジャンルは多岐にわたります。そしてその中で絶対に自分が好きなジャンルというのがあるはずです。
好きなジャンルさえ分かってしまえば、あとはそのジャンルの本を片っ端に読んでいけばいいので、一気に本の読み方がわかって読書にハマれますよ。
短い時間でも良いから時間を決めてコツコツ読む
本は気が向いた時だけ読んで、気が向かないと読まないという感じになってしまうと、なかなか読書が習慣化されません。ですから、短い時間でも良いので時間を決めて読むことが大切です。
学生時代の頃には朝の10分間読書などの時間があった人もいらっしゃるのではないでしょうか。こういった方法って、実はとても効果的なんですよね。読む時間を決めてコツコツ読んだ方が長い目で見るとたくさんの本を読みこなすことができるからです。
決められた時間というのはいつでも構いません。通勤時間や寝る前など、ちょっとしたスキマ時間に本を読めるように準備をしておきましょう。私も普段忙しいので、今は、自分で決めて一日に15分ずつ本を読んでいるのですが、気が付けばかなりの本を読んでいたと気が付くことが多いです。
やっぱり習慣と積み重ねというのは本当に大きいんですよね。
本は自分で買った方が身になる
本は購入するという方法を取らなくても、図書館で借りたり、友人から借りたりするなど様々な方法で手に入れることができます。ただ、しっかり本の内容を身につけたいと思っているのであれば、自分で買った方が良いでしょう。なぜなら、タダで本を読むと「どうせ無料だから」という気持ちて、軽く読んでしまうことが多いからです。
しかし、自分で買うと不思議なもので「この投資したお金の元は絶対に取らなければならない」という気持ちが自然と働きます。他にも、自分で本を買えば、書き込みができたりすぐに読み返したりすることができるというメリットもあります。
新書でも中古でも構わないので、気になった本はできる範囲で構わないので買ってみるようにしてくださいね。
全ての本を全部を読む必要はない
本は面白そうだと思って買っても実際は合わないということがよくあります。私も本は好きでよく読みますが、こういったことはしょっちゅうです。
そんな時、その本を全部読む必要はありません。つまらなくて退屈な本を読み続けると眠くなりますし、身にもならないからです。そうすると、ますます読書の効率が落ちてしまいます。
特に真面目な人ほど「本は一字一句、隅々まで読まなければならない」と考えてしまいがちですが、決して、そこまで考える必要はありません。合わない本であると分かった場合は、きっぱりと諦めて次の面白い本を探すようにしましょう。
目次をしっかり読んで目的意識を持つ
本を読む際、意外と大事なのが目次です。目次を読むと本全体の構成を理解することができるからです。そこで本がどのように進んでいき、作者が伝えたいことは何なのかということも、あらかじめ大体わかるようになります。
また、目次を読む中で「この項目にはどんなことが書いてあるのかな?」ということを是非考えてみてください。そして本を読む際に、その答えを探していくのです。そういった形で目的意識を持つと断然内容が頭に入ってきやすくなりますよ。
付箋を活用する
本を読む際に付箋をつけるのも良いでしょう。付箋をつけることで、ストーリーや自分が思ったことを整理しやすくなります。もちろん、あとで読み返す時にも役立ちます。
付箋を使うメリットや上手な活用方法については以下の記事で詳しくまとめているので参考にしてください。
書き込みをしてみる
書き込みをするのも良いですね。本を読んで気になるところや注意したいところに書き込むをすることによって、記憶に定着しやすくなりますし、後で見返した際により理解が深まりやすくなるというメリットもあります。
ただ、本に付箋を貼ることに対しては、本が汚れるなど賛否が分かれるところもありますよね。そういった点に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
音楽も活用したりしてみる
本を読む際に音楽を活用してみるのも効果的です。本に合った音楽をかけることで、よりリラックスして本に集中することができます。
もちろん、読書中に音楽を聴くことに関しては、人によって向き・不向きもありますよね。それぞれのメリット・デメリットや読書におすすめの音楽のジャンルに関して以下の記事にまとめています。
読書の環境を整えてみる
本を読んでいてなかなか集中ができないなと思った時は、思い切って読書の環境を変えてみるのもおすすめです。家の中で、そういった空間を見つけるのも良いですし、読書のために落ち着けるカフェを見つけたりするのも良いでしょう。
読書をする場所は、いろいろあるので、以下の記事も参考にしてみてください。
アウトプットをしてみる
本の内容を効果的に頭に入れるためには、インプットだけでなくアウトプットも大切になってきます。本を読んで学んだことを実践してみたり、本好きの友達と内容について話したりすることで知識のアウトプットはできますよね。
インプットをしたままだと、どんどん他の記憶に上書きをされてしまい、時間が経つとどうしても忘れやすくなってしまいます。しかし、定期的にアウトプットをすることで頭の中で定着をさせることができるので、気軽に試してみてください。
同じジャンルの本を続けて読んでみる
本を読む際、同じジャンルの本を続けて読むと、読書スピードがアップします。やはり同じジャンルの場合には構成が似ていることがあるので、読みやすいんですよね。いわゆる慣れというやつです。
私も学生の頃は推理小説が好きでそればっかり読んでいました。それである程度、本の読み方や読書スピードもついたと思っています。
まとめ
本の読み方のコツさえ理解すれば、より効果的に内容を頭に入れることができます。是非、今回紹介したコツを実践して、本の読み方をマスターするようにしてください。
本は読めば読むほど見識が広がり、自己を高めてくれます。習慣的に本を読むことは自分自身の成長に欠かせないものだと私は信じているので、がんばってみてくださいね。
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