陰湿ないじめを繰り返す意地悪なお局が会社にいると、気を遣っているうちにどんどんストレスが溜まりますよね。中には何度もきつい攻撃を受けて疲弊してしまっている人もいることでしょう。そんなまわりの人の気も知らず、何事もなかったかのようにのうのうと生きているお局と関わることに、もう限界を感じている人も多いのではないでしょうか。
ただ、いくら「このお局さえいなければ」「どうにかしてお局を追い出したい」と強く思っていたとしても、いざ自分発信で動くとなると何から手をつけるべきなのか分からない方もいらっしゃるかと思います。また、単純に方法を知るだけでなく、どんなリスクがあるのかも知っておきたいところです。
そこで、この記事では、お局を追い出す方法について、準備段階と実践段階で、それぞれどんなやり方があるのか詳しく解説していきます。
お局を追い出す(準備編)
お局を追い出すためには、まずはしっかりと準備をしていく必要があります。具体的には以下の3つのポイントを中心に準備していくと良いでしょう。
- 物的証拠を集める
- 被害を被った人の声を集める
- 仕事をがんばって信頼を集める
それぞれの内容について詳しく解説していきますね。
証拠を集める
まずは、お局の言動の証拠をしっかりとおさえて集めておきましょう。何も証拠がないまま、お局の惨状を訴えるだけでは気にしすぎだと信じてもらえないこともありますので、物的証拠として残していくのです。何事も確かな証拠がないと人を動かすのは難しいですからね。
具体的には、嫌がらせメールを保存しておいたり、ボイスレコーダーで録音しておいたりするなので方法があります。合わせて「いつ・どこで・誰が・どのようなことをされた」というような詳細をメモに残しておくことも忘れないようにしてください。
また、お局が原因で精神科の受診している人がいれば、受診歴や診断書も有効です。明確な証拠があればあるほど、あなたの訴えの信憑性が増しますし、次のステップでお局が言い逃れできない状況を作ることができます。お局を追い出すためには時間はかかりますが、コツコツと証拠を集めておくことが大切です。
他の被害者の声を集める
お局を追い出すには、他の被害者の声を集めておくことも重要です。実際にいじめのターゲットにされた被害者はもちろん、表面上はうまくやっているように見えてもお局に不満をもっている人は意外と多いですからね。
そういった人達は自分からは言い出せなくても、誰かが声をあげれば便乗してくれる場合があります。実際、会社に動いてもらうには、一人より多数で声をあげる方が効果的だということは想像がつきますよね。
過去にお局と関わりがあった人をたくさんあたって、一人でも多くの証言を集めて会社に訴えかける準備を入念に行っていきましょう。
仕事で結果を残しておく
お局を追い出すためには仕事をがんばって結果を残しておくという手もあります。なんだかんだ言っても会社は優秀で仕事ができる人を重宝するものです。
仕事で結果を残しておけば、周りからの信頼を得られている分、言いたいことが通りやすくなり、ある意味、社内で権力を持つことができます。そして、信頼を勝ち取ったタイミングでお局を追い出したいと声をあげれば、周りも動いてくれる可能性が高くなります。
実際、仕事で結果を残すことは今後のあなたのためにもなりますし、出来るならこの方法をおすすめします。後輩に仕事で完敗してしまっては、お局も居場所がなくなり、追い出さなくても自主退職してくれる可能性もあるかもしれません。
お局を追い出す(実践編)
準備が整えば次は実践になります。いずれも簡単な方法ではありませんが「絶対にお局を追い出したい」と強く思うなら、いくつか方法がありますので、以下にご紹介していきます。
上司に相談する
まずは上司に相談してみましょう。何度も相談することで、上司もお局の行動を監視してくれるようになるかもしれないですし、事の重大さに気付いてくれるかもしれません。
しかし、上司がお局のことを良い人だと思っている場合は、信じてもらえない可能性もあります。また「面倒ごとはごめんだ」と見て見ぬふりをされることも十分あり得る話です。ですから、信頼できる上司かどうかを見極めたうえで、集めた証拠をもとにしっかりと内容を伝えていくことを心がけてみてください。
会社に働きかける
お局を追い出すには、会社に働きかけるという方法もあります。上司が動いてくれない場合は、自分で直接会社の人事や管理職に働きかけましょう。その際に、相談窓口や上の立場の人と面談をする機会が設けられていることもありますので、そういったところがあれば活用してみてください。
しかし、ここまでしなければならないほどやっかいなお局は普通の話が通じる人間ではないので、会社から追い出したのちに何をしでかすか分かりません。会社はそういったリスクもあるので動くのが難しく、その点は注意が必要です。
公的機関に相談する
会社が取り合ってくれなければ、公的機関に相談する方法もあります。第三者に話を聞いてもらえれば違う目線からのアドバイスがもらえますし、何か良い対処法が見つかるかもしれません。
ハードルが高いと感じるかもしれませんが、無料の相談窓口もありますので利用してみるのも良いのではないでしょうか。ちなみに、仕事関係の悩み事に対する無料の相談窓口は、厚生労働省のHPで一覧が紹介されているので、ご参考にしてみてください。
パワハラで訴える
最終手段は、お局をパワハラで訴えてしまうことです。公的機関(労働局)に訴えるか、法的措置を取る方法の二つがあります。ただ、この方法は個人的にはあまりおすすめしません。なぜなら、どちらにしても手間や精神的負担もかかりますし、会社にダメージを与えることにもなるからです。
また、納得のいく賠償金が得られるかは分からず弁護士に依頼する場合は費用もかかりますので、訴える側も相当な覚悟が必要なことでもあります。実際、パワハラで訴えるという方法にはデメリットがいろいろあるので、その点は必ず押さえておいてください。
まとめ
お局を追い出す方法について準備編と実践編に分けて解説していきましたがいかがでしたでしょうか。お局に嫌がらせを受けていたとしても、やはり確かな証拠と動いてくれる人がいなければ、追い出すことは難しいかもしれません。
また、たとえ徹底的に戦いたいという強い気持ちをもっていても、時間と労力を使うことになり精神的にも大変な思いをすることが予想されます。ですから、まずは信頼できる人に相談するのが良いでしょう。
しかし、その一方で、本当にやばいお局であれば、こちらから何もしなくても自滅していく可能性だって十分にあります。ですから、実際にどう対応するかは、客観的な状況を見極めてから判断することをおすすめいたします。
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