友達の親が亡くなったことを、周りの友人などほかの人から聞いたりすることありますよね。また年末になって喪中はがきで訃報を知る場合もあります。
訃報を聞いたのが亡くなった直後であればお通夜やお葬式に行くなどどうしたらいいか思いつくでしょう。しかし、後日、訃報を聞いた場合は何か気持ちを表したくてもどうしたらいいか迷ってしまいますよね。
葬儀も終わっていて行けなかった場合、「線香でも手向けに行きたいけれどいきなりお家に行っては迷惑にならないかな?」とか「香典やお供えものってどうしたらいいの?」「何かマナーやしきたりはあるの?」と気になることはたくさん出てきます。
そこで、この記事では友達の親が亡くなったのを後日知った場合、どのように対処すべきなのか、様々な視点からお伝えしていきます。
友達の親が亡くなったのを後日知った場合
喪中はがきや、ふとした会話の中などで友達の親が亡くなったことを後日に知った場合にどうしたらいいのか具体例やマナーなどについて詳しくご紹介していきます。
- 掛ける言葉
- 弔問
- 香典
- 贈り物
これらのことについて、一つずつ見ていきましょう。
どのような言葉を掛けたら良い?
何か言葉をかける場合は、友達の気持ちに寄り添えるような言葉をかけるようにしましょう。「大変だったね」や「つらい時に知らせてくれてありがとう」など直接「死」という言葉は使わずにお悔やみの言葉を伝えます。
また、亡くなったことを後日知ることになってしまったことについて申し訳ないといったことを伝えたければ「一番つらい時にそばにいられずにごめんね」などの言葉を添えると良いですね。
かける言葉で注意したいのが励ましのつもりで「頑張って」ということ。「頑張って」という言葉は気落ちしている相手を追い込んでしまうことになるので使わないようにしましょう。相手の気持ちに寄り添う言葉をかけたうえで、お手伝いできることが無いかなど友達への気遣いができる言葉があるといいですね。
何か言葉選びはどうしたらいいのだろうと迷ってしまいますが、変に考えすぎて、ぎこちなくなるよりは普段通りの言葉をかけてあげましょう。こんな時は普段通りのやさしさが身に沁みたりするものですよ。
掛けてあげる言葉はこちらの記事もご参考にしてください。
弔問はした方が良い?
友達の親が亡くなったことを後から聞いた場合には、もう通夜や葬儀は終わっていることが多いですよね。最近は家族葬など小さいお葬式を行う方も増えているので、後日知らされる場合のほうが多いかもしれません。ただ、それでも気持ちを伝えるために弔問したいと思う方もいるでしょう。
小さいころから仲が良かったりして家族ぐるみのお付き合いがあるような場合は特にきちんとお家に訪問して手を合わせたいという気持ちになりますよね。しかし、親を亡くした友達は、悲しみ冷めずに心身ともに疲れていることが多いです。いきなり弔問に訪れるとかえって迷惑になる場合もありますので、突然の訪問は避けましょう。
なかには弔問そのものを辞退されているご家庭もあります。ですから、必ず事前に友達へ確認を取ることが大切ですよ。また、弔問に訪れる際は相手の負担にならないように訪問時間は短く済ませるようにしましょう。
香典はどうすれば良い?
お葬式はもう終わっているようだけど、せめてお香典をと真っ先に思いついた方もいますよね。しかし最近は香典を不要とされる方も多くいらっしゃいます。その理由は後日に香典返しをしないといけなくなるので負担になるという思いからです。
ただ、この判断は喪主が判断することなので香典を贈ろうかどうしようか迷っている場合には友達に確認をした方がいいですよ。また香典を渡す場合に直接訪問して渡すのであれば、訪問時間はなるべく短時間で済ませ、相手の負担にならないように気を付けることが大切です。
遠方の場合は、郵送するのもよいですね。その際は現金書留を使い、必ずお悔やみの言葉も添えて出すようにしましょう。この場合にも現金書留を出す前に送ってよいかどうか確認するようにすることをおすすめいたします。
贈り物は贈った方が良い?
友達の親が亡くなったことを喪中はがきで知った時は、すでに亡くなってからだいぶ時間がたっていることがあります。「いまさらお香典もなんだか違うような気もするけど弔意は示したい。どうすれば?」という時には贈り物をしましょう。
ただし、香典と同じで供物や供花を辞退される方も最近は多いです。この場合に無理やり贈り物をしてしまっては友達に余計な負担をかけることになりますので、事前によく確認しましょう。辞退されていない場合に贈り物は基本的に不幸が残らない(続かない)という意味で使うとなくなる「消え物」を用意するとよいですよ。
またお菓子などの食べ物を贈る場合はなるべく日持ちのするものを選ぶようにしましょう。もし後日に喪中はがきなどで友達の親が亡くなったことを知った場合は、喪中見舞いとしてお品物を贈るという方法もあります。
この場合に喪中見舞いのお礼は不要なので、友達に負担をかけることなくこちらの気持ちを表すことができるでしょう。
まとめ
友達の親の訃報を後日聞くと、その時知らなかったことに申し訳ないと感じたり、今さらどうしたらいいのだろうと気をもんでしまいますよね。後日に知ったのであれば、なるべく早い時点で行動することが大切です。
後になればなるほど今さらどうしよう、相手にも「今さら何?」って思われないだろうかと悩んでしまうことになります。そうなる前に、友達の親の訃報を知った時点で行動を起こすようにしましょう。
その際には今回ご紹介したことをぜひ参考にしてみてくださいね。
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