韓国冷麺と盛岡冷麺の違いはどうなっているのでしょうか?
私は、韓国に住んでいるので、韓国冷麺を食べる機会が多いのですが、日本の岩手県で有名な盛岡冷麺も結構気になっています。
そこで、その違いについていろいろ調べてみました。
韓国から来た盛岡冷麺
盛岡冷麺は、元々、咸興(ハムフン、現在の北朝鮮)で、生まれた在日の方が、子供の頃に食べた冷麺を再現しようとして盛岡でお店を出したのが始まりと言われています。
その後、日本人の好みに合うよう改良されながら、名前も、盛岡冷麺と変わって、広く知られるようになりました。
現在は、わんこそばや、じゃじゃ麺と並んで、盛岡の三大麺と呼ばれるまでになりました。
だから、韓国冷麺も盛岡冷麺もルーツは同じということになりますね。
韓国冷麺との違いは?
では、具体的に韓国冷麺と盛岡冷麺って、どういう違いがあるのでしょうか?
3つの観点からまとめてみました。
麺の原料が違う
韓国の冷麺と言えば、平壌(ピョンヤン)冷麺と咸興(ハムフン)冷麺が、有名ですが、どちらも主原料としてそば粉を使っています。
韓国の冷麺は、少し黒っぽいイメージがありますが、あれは、そば粉の色が出ているからです。
それに対して、盛岡冷麺は、じゃがいものでんぷんが麺の主な原料になっています。
だから、盛岡冷麺は白っぽくて透明感があり、つるつるしていてコシの強い麺になっています。
麺の太さが違う
韓国の冷麺は、かなり麺が細いです。
麺を作る機械が発達して、段々、細くなってきたのだとか。
それに対して、盛岡冷麺は、昔ながらの麺の太さを維持しているので、韓国の冷麺よりは若干、太目になります。
スープが違う
韓国の冷麺は、
水(ムル)冷麺→辛くない
ビビム冷麺→辛くない
とはっきりしています。
もちろん、韓国の水冷麺にもキムチが乗ったりしていて、それを混ぜれば、辛くなりますが、辛いの嫌な人は、キムチを取り除けば大丈夫ということになります。
ビビン冷麺は、最初から、コチュジャンで真っ赤にしているので、かなり辛いです^^;
並べるとこんな感じです。
それに対して、盛岡冷麺は、水冷麺にキムチという形で辛さを加えたような感じになっています。
(もちろん、盛岡冷麺も、キムチを別添えにして、辛さを調節できるところもあります)
韓国冷麺と盛岡冷麺のカロリーの違いは?
カロリー面ではどうでしょうか?
韓国冷麺のカロリーはこちらの記事でもまとめていますが、大体500kcalぐらいです。
韓国の冷麺のカロリーは?原料は?ダイエットや健康への効果は?
一方、盛岡冷麺のカロリーを確認してみると、もちろん、商品の種類によっても違うのですが、
麺だけで、400カロリー
具も合わせると、500カロリー以上
という感じになります。
また、麺にこんにゃくを入れてカロリーを抑えているものもあります。
ただ、一般的な冷麺を比べると、韓国冷麺と盛岡冷麺のカロリーは同じぐらいのようですね。
国によって味は変わる
基本的に、海外からの食べ物は、本場の味をそのまま持ってくるよりも、その国の人達の好みに合わせた方が、
受け入れられやすくなります。
そういった意味で、盛岡冷麺の方が、日本人の味覚には、合っていると言えます。
でも、韓国の冷麺も、最近は、日本人にも広く知られるようになってきましたし、日本の麺とは違った味わいを楽しめるところがあります。
この記事でタイトルで、「どっちがおいしい?」とか書いちゃいましたけど、ここらへんは、好みによって、分かれるかなーという感じはします。
韓国と日本、それぞれの味の違いを感じながら、両方の味を堪能していくというのが良いのかもしれないですね^^
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