ラズベリーを植えてはいけない理由!地植えだと大変なことに!?

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赤いポコポコした実が特徴的なラズベリーは、健康にも美容にも良い魅力的な食材ですよね。甘酸っぱい味を生かして、そのまま食べることもできれば、ジャムやシロップ、ゼリーなどにも加工できるので「ぜひ庭で栽培をして食べたい!」と考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、私自身、これまで農業法人で勤務するなど植物と関わりの深い仕事を経験してきた立場の人間からすると、ラズベリーは安易に植えてはいけない、注意するべき点が多い植物だと感じています。それは、ラズベリーの特性と関係があるのですが、それを知らずに植えてしまって後悔している人の声をたくさん耳にしてきたからです。

そこで、この記事では、ラズベリーを植えてはいけない理由をご紹介していきます。そして、後半では、ラズベリーを植える時のコツや注意点についても解説していますので、これからラズベリーを栽培したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

次郎
次郎
庭で美味しいラズベリーを栽培するのはメリットが大きいと思うんだけどなあ。

ラズベリーを植えてはいけない理由

ラズベリー植えてはいけない
甘酸っぱくて美味しい実をとることができるラズベリーですが、植えてはいけないと言われる理由として、以下の4つの点があげられます。

  • 繁殖しすぎる
  • 地下茎がすごいことになる
  • 根絶が難しい
  • トゲがある

では、それぞれの理由について、詳しくご紹介していきますね。

増殖しすぎる

バラ科キイチゴ属に分類されるラズベリーは、初心者でも容易に育てられるほど丈夫な植物です。しかし、逆に増殖しすぎることから、植えてはいけないと言われているんです。ここで、ネット上で見つけた、ラズベリー栽培をしている方の投稿をご紹介いたします。

植えた場所以外からちょこちょこと生えてきているラズベリーに驚いている様子が伝わってきますよね。

ラズベリーは地下茎と言って、地下に養分を蓄えた茎を伸ばすのですが、その茎から新芽を出して増殖していく性質があります。それが、植えた場所以外からもどんどん芽を出して庭中に広がってしまう要因になっており、これを放っておくと、敷地中がラズベリーだらけになってしまう可能性があるんです。

このように、勝手に増えすぎてしまうのは、手入れも大変な上に、隣近所の迷惑になる可能性も引き起こしてしまうので、ラズベリーの厄介な点であると言えますよね。

地下茎がすごいことになる

ラズベリーは、先ほどお伝えした通り、地下に養分を蓄えた地下茎を伸ばしていく植物です。そして、この地下茎は土が続いているところならどこまでも伸びて繁殖をしてしまうため、安易に植えてはいけないと言われています。ネット上にも、ラズベリー栽培者の方が地下茎と奮闘する様子が載せられていました。

本当に根っこがすごいことになっていますよね。四方に伸びた、しっかりと太い根っこの写真から、掘り起こすのに相当手を焼いたことが想像できます。また、ラズベリーは植えてはいけないことを義務教育で子どもに教えてほしいとまで書いていますが、ラズベリーを植えたことをよっぽど後悔しているのでしょう。

このように、ラズベリーは地下茎を使ってどんどん繁殖をしてしまうため、植えるべきではないとされているのです。

花子
花子
庭がラズベリーの地下茎で埋め尽くされるのは、やっぱりちょっと困るわ。

根絶が難しい

ラズベリーは、生育が旺盛な点と繁殖力が強いことが相まって、根絶することが困難な植物です。そのため、安易に植えてしまうと後悔することになってしまいます。ネット上で、繁殖しすぎてしまったラズベリーの様子と、除去の取り組みをわかりやすく紹介している動画があったので、ご紹介させていただきます。

地下茎を取り除くなどして地道に除去をしているものの、10m以上離れたところや垣根をこえて繁殖するラズベリーに、手を焼いている様子が伝わってきますね。この方も、口酸っぱく、安易に植えるべきではないと主張されています。

また、別のサイトでは、ラズベリーの根は土の色と馴染みやすいため、発見が遅れてしまいやすいために根絶が難しいという意見もありました。このようにしてラズベリーは、定期的に新芽の除去をする時間がある人でないと、植えた場所全てが半永久的にラズベリーに占拠されてしまうこともあり得るので、決して安易に植えてはいけないのです。

トゲがある

ラズベリーは、枝や幹の表面上に細かくトゲがある品種が多く、触ると怪我をする危険性があります。特に小さな子どもがいる場合は、赤い実に釣られて興味本位で触ってしまう可能性もありますよね。

大人でも、管理のために剪定をしようとして、怪我をしたり衣服にダメージを受けたりすることがあります。このように、トゲがあり扱いづらいため、ラズベリーは植えるべきではないと言われているのです。実際にネット上にも、このような投稿があげられていました。

細かく小さなトゲが無数に散らばっているのが写真からお分かりいただけるかと思います。大人の手なら、手袋をつければどうにか対応できそうですが、大人より手の皮膚が柔らかい子供には、触れさせたくないものですね。

ラズベリーを植える時のコツや注意点

ここまで、ラズベリーを植えるべきではない理由をご紹介してきました。確かにラズベリーは、取り扱いづらい厄介な性質が多い植物です。しかし、植える時から気をつけて対処をしていけば、あまり怖がる必要はありません。

そこで、ここからは、ラズベリーを植える時のコツや注意点を、厳選していくつかお伝えしていきます。基本的な栽培方法と併せて栽培するときの参考にしてみてください。

地植えをしない

ラズベリーを庭先くらいのスペースで、ちょうどいいサイズ感で栽培したいと考えている方には、地植えではなく鉢植えで栽培をすることをおすすめします。その際、小さすぎる鉢に植えてしまうと生育不良で実のつきが悪くなるので、10号以上のサイズに植え付けをしましょう。

そして、鉢植えだと根腐れを起こしやすいので、底石をしっかりと入れ、排水性の良い赤玉土メインの配合土や、ベリー系専用の土を使用すると良いですよ。

土の上に直接鉢を置かない

ラズベリーは鉢植えにするのがおすすめです。ただ、土の上にラズベリーを植えた鉢を直接置いてしまうと、鉢底から伸びた根が繁殖をしてしまい、鉢植えの意味がなくなってしまうんですよね。ですから、土の上に直接植えるのではなく、受け皿やレンガの上に置くか、コンクリートの上で育てることをおすすめします。

また、そのような話を聞くと、防草シートやカーペットなどの上に置く方もいるかもしれません。しかし、布や網目のある素材では突き破って発根するので、無機質で厚みのある素材が安心です。

植え付け後は、しっかり日光が当たる場所に置く

ラズベリーは、十分な日の光がないと、実のつきが悪くなります。特に春先はしっかりと日に当たるところに置いてあげて、夏は涼しい半日陰の場所に移動して育ててあげましょう。

太郎
太郎
ラズベリーは地植えをしないようにするだけでも、大分、育てやすくなりそうだね。

まとめ

甘酸っぱい実が魅力的なラズベリーの、植えてはいけない理由がお分かりいただけたかと思います。ラズベリーは、その繁殖力や生命力の強さによって、管理や除去の際にとても手間がかかるというデメリットがあるんですよね。

しかし、その一方でラズベリーは、鉢植えなどコントロールしやすい方法で栽培をすることで、簡単な手入れだけでおいしい実をたくさんつけてくれる利点があります。ぜひ自分に合った栽培方法を見つけて、ラズベリーのある園芸生活を楽しんでみてください。

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