ランタナを植えてはいけないと言われる5つの理由!注意すべき点はコレ

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ランタナは、クマツヅラ科の常緑小低木で色合いは白・ピンク・オレンジ・赤・黄色・複色と可愛らしい色合いの花を楽しむことができる植物です。小さな花がいくつも集まって一つの花になっていて、時間が経つにつれて色が変わっていきます。そのため和名はシチヘンゲ(七変化)という面白さもある名前を持っています。

ランタナは初心者にも育てやすい花と言われていますが、実は植えてはいけないとも言われていることをご存じでしょうか?ランタナは見た目は可愛らしいですが植えてはいけないと言われる実は隠された理由があるのです。

そこで、この記事ではランタナを植えてはいけないと言われる5つの理由について、以前、花屋で働いていた立場から解説をしていきます。

次郎
次郎
ランタナは色とりどりで、すごくきれいなんだけどな。

ランタナを植えてはいけないと言われる5つの理由

ランタナ 植えて は いけない
可愛らしく面白い変化が楽しめるランタナですが、以下のように植えてはいけないと言われる5つの理由があります。

  • 侵略的外来種だから
  • 繫殖力が強いから
  • 有毒成分があるから
  • 管理のしづらいから
  • トゲがあるから

それでは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

侵略的外来種だから

ランタナは侵略的外来種だから植えてはいけないと言われることがあります。侵略的外来種とはその地域にもともとなかったはずなのに、人間の手により各地域へ入ってきて、なおかつ、その地域に侵略して、その地域にある他の植物へ被害をもたらす種のことを言います。侵略的外来種は国際自然保護連合(IUCN)によって定められたものです。

ランタナの株は、地下茎といって地下で茎と根っこが混合し、一つの株として成長していきます。ただ、ランタナは世界侵略的外来種ワースト100に選定されており、しっかりとした環境で育てないとこぼれ種が落ち爆発的に株が増殖してしまうのです。

そのため、ランタナを知識のない人が育ててしまうと、結果的に他の植物が育たなくなってしまったりと多大な影響をもたらしてしまうんですね。

花子
花子
外来種と言われたら、ちょっとドキッとしちゃうかも。

繫殖力が強すぎるから

ランタナの繁殖力はとても強く、こぼれ種が勝手に落ちてしまい増えていきます。熱帯地域では特に繫殖力が強くなり、手に負えない程になってしまう可能性もあります。その大変さを考えると植えてはいけないと言えるのかもしれません。

オーストラリアなどの地域では、ランタナは雑草として扱われ、簡単に勝手に増えてしまう植物になっています。根を広く張ってしまうこともあり、毎年剪定(せんてい)していても追いつかないほど増えてしまいます。

ランタナは1株につき1万個以上の種を実につけるため、手入れを入念にしなければ、すさまじい勢いで繁殖していくので注意が必要です。実際、鳥がランタナの実を食べ遠くでフンをするだけでも他の地域へまた繫殖してしまうほどの繁殖力を持っているんですね。

ランタニンという毒が含まれているから

ランタナの実や種子、葉っぱにはランタニンという有毒な毒素が含まれています。そのため、万が一口に入ってしまうと嘔吐や下痢といった症状が現れてしまいます。

特に、ペットやお子様がいる家では、誤って口にする可能性があり危険なのでランタナは植えない方が良いと思います。ランタナの実などを口にしてしまうと、症状が強く出てしまったりすることもあり、海外では家畜が死んでしまったりする事例もあるので、絶対に口に入れないようにしてください。

ランタナは、口の中に入れるのは大変危険ですが、触るだけなら問題はありません。ただ、触った後はしっかり手を洗うのを忘れないようにしましょう。

2mを超えて管理がしづらいから

ランタナはもともと常緑小低木で、夏は1~2m程ですが、越冬したあとは2mを越す程度の低木になり、管理がとてもしにくくなります。そういった管理のしづらさからランタナは植えてはいけないと言われたりもします。

(ただし、ランタナは熱帯植物のため北海道など寒い地域では成長できず越冬することはほぼできないでしょう)

ランタナはホームセンターなどで簡単にポットに入った状態で手に入れることができますが、想像以上に大きくなりすぎて手入れが大変になってしまうこともあるのです。

トゲがあるから

ランタナの茎部分にはトゲがたくさんついています。そのためトゲがあることを知らずに触ってしまうと手にトゲがたくさん刺さってしまう危険性があります。

お子様などが少し触るだけでもかなり痛いので、絶対に葉や茎を素手で触るのはやめましょう。そういった意味でも、小さなお子さんがいる家ではランタナは植えてはいけないと言えるかもしれません。

また、ランタナの葉にもギザギザとしたトゲがついています。触っただけでもかなり痛いのでトゲに気を付けながら扱ってくださいね。

太郎
太郎
美しいものにはトゲがあるとも言うからね。

まとめ

今回はランタナを植えてはいけないと言われる5つの理由をご紹介しました。外側と内側の花の色が違いとても楽しめる花ではありますが、植えてはいけないと言われている理由にもあった通り、とても簡単に増えてしまうのです。

ただ、ランタナは絶対に植えてはいけないという決まりは、今のところ厳しく決まっているわけではありません。ですから、しっかりとランタナの特性を事前にしっかりと調べて理解した上で、

  • 広いスペースを確保する
  • こまめに剪定する
  • 日陰で育ててる

など、育てる環境に気をつけて、整えて上げれば初心者の方でも簡単に育てることができます。ランタナはせっかくのきれいで面白い花なので、注意しながらも、楽しんでいけたら良いですよね。

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