ミョウガを植えてはいけないと言われる理由!知らないと大変なことに!?

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ミョウガはショウガ科ショウガ属の宿根性の多年草で、家庭ではよく薬味や天ぷら料理などに使われますよね。夏にはそうめんの薬味として大活躍するミョウガですが、食用として栽培されているのは実は日本だけです。好き嫌いは人によると思いますが、料理のアクセントやメインなど多方面で活躍できる植物だと私は思っています。

万能なミョウガですが、実は、家庭菜園の際にミョウガを植えてはいけないと言われていることをご存じでしょうか?そこで、この記事では、以前花屋で働いていた立場から、なぜミョウガを植えてはいけないのか、また植えたいときはどこに植えたらよいのかについてお伝えしていきます。

花子
花子
ミョウガは美味しいし、美容にも良いから一度育ててみたいんだけどな。

ミョウガを植えてはいけないと言われる理由

ミョウガ 植えてはいけない
ミョウガは料理に使う時にはとても役に立ちますが、栽培の段階では以下の3つの問題が出てきてしまうことがあります。

  • 茎が伸びすぎる
  • 他の植物の邪魔をする
  • あとから根を取り除くのが難しい

具体的にそれぞれどういった問題なのか解説をしていきますね。

地下茎がどんどん伸びてしまう

ミョウガは基本的に地下茎をどんどん伸ばし成長していきます。また、栄養をつけすぎて大きくなりすぎたミョウガはどんどん高くもなり、最大で1mほどまで成長します。

一般的に地上で成長し収穫をしたり、邪魔な部分を切ったりできる植物と違い、地下茎を伸ばし続け見えないところでも成長しすぎてしまうミョウガは知らない間に成長して手に負えなくなってしまうのです。毎日庭の手入れをこまめにできる人もいますが、そうでない人にとっては面倒ですよね。

しかも、ミョウガは1回の料理に大量には使わないものです。その一方で、伸びた分だけ収穫できるため、余らせてしまう難点もあります。

次郎
次郎
これだけどんどん増えると、さすがに食べきれないかな。

他の植物の成長を妨げてしまうから

ミョウガは成長し続けると、あっという間に高くなってしまう植物です。40センチ~100センチほどに成長して、背の高いミョウガが増えると林のようになっていきます。そのため、他の植物や野菜に陽が当たらなくなったり、栄養が行かなくなったりして、成長を妨げてしまいます。

植物が成長するには栄養や水、そして陽当たりは必要不可欠です。ですがミョウガは成長も早く、気づいたころには手に負えないほど増え、他の植物にまで影響を及ぼしてしまいます。そのため、スペースの確保も大変になります。

ですから、ミョウガだけ育てるわけではないのであれば。しっかりと増えること、そして広がることを考えた上で、植えることが大切です。

あとで根を取り除くのが難しくなるから

ミョウガは地下茎を伸ばし成長する植物なので、目に見えない状態で広がって成長を続けます。そのため、どこまでの範囲で広がって成長してしまったかは、全て掘り起こさないと分からないことも多いです。

ミョウガを地植えしてしまうと畑の範囲など全く無視して、お隣さんの畑にまで侵入してしまう恐れがあります。そして、根をすべて取り除くには、畑全てを掘り起こすしかないという状況にもなってしまうのです。「ミョウガを植えたことを後悔して全部取り除きたい」と思ったころにはもう遅いという事態にもなりかねません。

ミョウガの根は横に広く張っていくので、太い根からいくつもの細い根を伸ばします。そのため、引っ張ると簡単にちぎれてしまい、取り除くのが難しい根の張り方をしているのです。一度広く広がってしまったミョウガの根は、残念ながら簡単には取り除くことができません。

ミョウガを植えてはいけない場所

ミョウガを植えてはいけないと言われる理由の中でもある通り、場所を考えなければならない植物だということがお分かりいただけるかと思います。ミョウガの成長力はすごいですが、人に迷惑がかかる育て方はよくありません。そこで、ミョウガを植えてはいけない場所についてもお伝えしていきます。

他に野菜を育てたい場所

ミョウガは他の野菜を育てたい場所には植えてはいけません。野菜の近くにミョウガを植えると野菜が上手く育たなくなるからです。背丈の高いミョウガに邪魔され日が当たらないですし、根が広く張るので、他の野菜に大きな影響を及ぼしてしまいます。ですから、野菜の隣にミョウガを植えたい方はレンガやストッパーでしっかり境界線をつくり区切りを付けてあげることをおすすめいたします。

また、地植えにこだわらないかたは、ミョウガを大きいプランターや鉢で育てることで、他の野菜に影響なく栽培することもできます。他の野菜はミョウガと別で植えると、安心できるのではないでしょうか。

隣に迷惑が掛かりそうな場所

ミョウガを隣に迷惑が掛かりそうな場所にも植えてはいけません。例を挙げると

  • お隣の畑が近く境界線がない場所
  • 狭い畑
  • 隣の植物が近い場所
  • 流行りでもあるレンタル畑

などが挙げられます。

ミョウガの生命力はとても強いので、隣の畑に平気で侵入していきます。気づいたときには取り除くのが難しいですし、狭い畑は他の植物に影響を与えます。レンタル畑では、回収の際にすべての根を取り除けないので植えないのが無難です。

ミョウガは植えてはいけないと言われることが多いですが、その一方で美味しいですし、育てやすいので植えたい方もいるでしょう。ただ、その場合は、お隣の畑のことを考慮したり、レンタル畑を使う方は、あとで使う人のことも考えたりしながら栽培できると良いですよね。

プランターで栽培するのもおすすめ
ミョウガは日が当たらなくても成長します。ですから、わざわざ日当たりの良い場所に植えなくとも、日当たりの悪い場所にプランターに植えて置いておくと根が張りすぎず、ちょうどよく栽培することができます。プランターで育てれば、周りに迷惑が掛かることもないので、一石二鳥ですね。
太郎
太郎
ミョウガは周りの環境を考えながら植えることが大切ということだね。

まとめ

ミョウガを植えてはいけないと言われる理由としては、地下茎の成長力、他の植物への影響、根を取り除ききれない問題などがあります。ただ、それでも、ミョウガは美味しく様々な料理に使える万能な植物なので、やっぱりミョウガを植えたいという方もいらっしゃるかと思います。

そういった方は、もし、他に野菜を育てたいのであれば、影響が出ないよう、鉢やプランターを活用することも1つの手です。また、他の人に迷惑が掛かってしまうほど伸びてしまう植物なので周りへの配慮を心がけることも大切です。

ミョウガの特性を知って対策を立てておけば、ミョウガを育てて楽しむことも十分可能だと思いますので、ぜひ美味しいミョウガを作ってみてください!

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