百日紅(サルスベリ)を植えてはいけない?その理由は意外にも…

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私自身、百日紅(サルスベリ)には思い出がありまして… 真夏に汗だくで通勤していた道に夏の青空に映えるピンク色の花が咲いている木がたくさんあって、「珍しく夏に咲く桜のような木はなんだろう」と思っていました。

後に、その木が百日紅だったと知ったのですが、実は百日紅は植えてはいけないと言われている話があることを知ったんですよね。ただ、百日紅は近年ではお庭のシンボルツリーとしても人気です。また、個人的にも夏の暑さにも負けず美しい花を咲かすサルスベリに当時とても元気をもらっていたので、なぜそのように言われているのかとても気になって徹底的に調べてみました。

その結果、意外にも様々な迷信から来ていることが多いが分かってきたので、この記事では、本当に百日紅(サルスベリ)は植えてはいけないのか、詳しくお伝えしていきます。

次郎
次郎
植えてはいけないと言われて鵜呑みにするよりも、しっかりと事情を調べることが大切だね。

百日紅(サルスベリ)を植えては いけない理由

百日紅 植えてはいけない
百日紅(サルスベリ)を植えてはいけないと言われる理由として、以下のように6つの点が指摘されています。

  • 人の生気を吸って成長するから
  • つるつるとした樹皮が災いをもたらすから
  • 花がぽろっと落ちる姿が縁起が悪いから
  • 滑るを連想させて縁起が悪いから
  • お寺やお墓によく植えられているから
  • 子供が木登りをして滑って危ないから

百日紅(サルスベリ)の似た目では想像つかないほどのマイナスイメージの多さですが、それぞれの理由について詳しく解説していきますね。

人の生気を吸うと考えられているから


百日紅(サルスベリ)の木の幹は白くて美しくとても魅力的ですが、木肌は人肌のようにも見え、そこから人の生気を吸って成長しているのではないかという怖い噂が広まってしまったという説があります。

確かに、夏の暑さにも負けずに鮮やかな花を咲かせる姿には生命力を感じますが、それは百日紅本来の性質です。決して生気を吸っているわけではないのですが、縁起が悪いと言われることもあり、植えてはいけないと言い伝えられているのです。

花子
花子
百日紅はとても美しい姿をしているのに縁起が悪いと言われるのはちょっと可哀そうね。

つるつるした樹脂は災いをもたらすから

百日紅の樹皮が常にツルツルしているのには、古くなった樹皮が自然と剥がれ落ちるからです。他の樹木にはない美しい樹皮は百日紅の最大の特徴です。ただ、風水的には、ツルツルした樹皮の木は庭に植えると災いを招くとされています。

しかし、風水というのは物の配置や方角が重要ですので、物自体に悪い気はないと考えると、百日紅を植えても問題はないとも言えます。ただ、その一方で、「風水 植えてはいけない木」で調べるとランクインしている百日紅なので、気にする人はいることでしょう。

花がぽろっと落ちるのは縁起が悪いから

昔から、つぼみや花がぽとりと落ちる植物は、生首を連想させるため、不気味で縁起が悪いと言われています。これは、百日紅(サルスベリ)に限った話ではないですが、このような特徴をもつ花について気にされる人がいるのは事実です。

ただの迷信だと言えばそれまでですが、今でも年配の方の中には庭木にはふさわしくないと思っていらっしゃる方もいるので、植えてはいけないと言われるところがあります。

滑るを発想させて縁起が悪いから

百日紅(サルスベリ)の名前には「滑る」というワードが入っており、縁起が悪いという説が昔からあります。滑るという言葉は特に受験で良くないとされているイメージで、受験生を前にして「滑る・落ちる・転ぶ」という言葉は使ってはいけないと言われていますよね。

また、滑るという言葉は「下がる・落ちる」という意味にも捉えられており、「運気が落ちる」「出世運が下がる」というマイナスイメージにも繋がっています。どれも迷信であり、信じるかどうかは人によりますが、縁起などを気にしている人からすれば、植えてはいけないと思ってしまうのでしょう。

元々はお寺やお墓に植えられる木だから

百日紅(サルスベリ)は植えてはいけないと言われていますが、お寺やお墓に植えられていることが多い木です。その背景には、中国で学んだ僧が百日紅を日本に持ち帰って広めたという説があるようです。そこから、少し不気味に感じて植えてはいけないと思う方がいらっしゃいます。

ただ、事情をいろいろ調べてみると、百日紅はお釈迦様にゆかりがある木に似ていることから、お寺では重宝されているところがあるとのこと。そのような点から考えると、縁起が悪いどころか逆に縁起が良い植物だと言えますよね。植えてはいけないという割には街路樹や公園で見ることも多いので、百日紅自体には何も問題はないと言えます。

子供が木登りをして滑ってしまうから

子供が木登りをすると滑って落ちてしまう危険性があり、庭木には不向きだと言う人もいます。実際、私も百日紅(サルスベリ)の幹に触ったことがありますが、本当にツルツルしていて、気持ち良いと感じるくらいの手触りの良さでした。百日紅(サルスベリ)=猿滑りという名前の通り木登りが得意な猿でも滑ってしまいそうな木であるので、木登りが好きな小さな子供が登ったら落ちてしまうリスクがあります。

昔は木登りで遊ぶ子供が多かったので、このように実害がある理由にはある意味、納得がいきます。ただ、最近は木登りをする子供をあまり見かけないので、この点でも百日紅を植えても問題はないと言えます。

百日紅(サルスベリ)には良いところも

これまでは百日紅(サルスベリ)のネガティブな理由についてお伝えしましたが、一方で百日紅はシンボルツリーとしてもとても人気があります。百日紅が好まれるポジティブな理由もたくさんありますので、以下で簡単にご紹介しますね。

  • 病気や害虫に強く育てやすい
  • 根付けば水やりがいらない
  • 日よけとして日差しが強い場所に植えられる
  • 夏に綺麗な花が咲く
  • 和風と洋風どちらの庭にも合う
  • 白く滑らかな幹は観賞価値がある
  • 難しい剪定がいらない
  • 長さを切るなどの大きな剪定をしても大丈夫
  • 大きさの種類が豊富
  • 百日紅というだけあって花が長く咲く

植えてはいけないという理由には迷信っぽいものが多かったですが、実際の百日紅をじっくり調べてみると、こうやって良いところがたくさんあることがお分かりいただけると思います。

太郎
太郎
百日紅は誤解されているところが多いのかもしれないね。

まとめ

百日紅(サルスベリ)は植えてはいけないと言われる理由について解説していきましたが、いかがでしたか。確かにネガティブな理由はいろいろあるので、気にする人はいるかもしれません。しかし、その詳細を見てみると、ほとんどが迷信だということがお分かりいただけたかと思います。

一方で、百日紅には、マイナスイメージを払拭するほどの魅力がたくさんあるので、庭木やシンボルツリーにしている人は多いです。百日紅は夏には花が長く咲き、秋には紅葉が楽しめ、冬は葉が落ちても神秘的な幹が美しいので、年中観賞を楽しめます。百日紅が好きで植えるかどうか迷っている人はぜひ前向きに検討してみてください。

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