シマトネリコを植えてはいけない理由!生の声と専門的な観点をご紹介!

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シンボルツリーとして人気のシマトネリコは「これから庭木に植えたいな」と考えている方も多いのではないでしょうか。かくいう我が家の庭にもシマトネリコが自生しているので、確かに魅力のたくさんある育てやすい木だというのを実感しています。

しかし先日、シマトネリコについてネットで検索をしていたとき「シマトネリコは植えてはいけない」という意見があることを知りました。育てやすい木なので最初は驚きましたが、私はこれまで、農業法人での勤務経験や、自己所有している農園での栽培経験があります。その知見を活かして考えると、確かにシマトネリコには、その性質上の問題から、栽培を考える上で気をつけなければいけない点がいくつかあるので、安易に植えるべきではない木ではないとも感じています。

そこで、この記事では、シマトネリコを植えてはいけない理由について、徹底的に解説していきます。また、その一方で、シマトネリコを植えるメリットについても解説しているので、栽培をしようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

次郎
次郎
シンボルツリーには憧れるんだけどなあ。

シマトネリコを植えてはいけない理由

シマトネリコ 植えてはいけない
庭木やシンボルツリーに人気のシマトネリコですが、植えてはいけないと言われる理由には以下の7つが挙げられます。

  • 成長が早すぎる
  • 花が飛び散る
  • 落ち葉の掃除が大変
  • いろいろな虫が寄ってくる
  • いろいろなところから生えてしまう
  • 家の近くに植えると家がダメージを受ける
  • 撤去するのが困難

では、それぞれの理由について、詳しくご紹介していきますね。

成長が早すぎる

シマトネリコを植えてはいけない理由として多く挙げられるのが、成長が早すぎる点です。シマトネリコは熱帯地方が原産であるため、丈夫で夏場にぐんぐん成長する性質があります。

そのため、最初は「育てやすいな」とその丈夫さをメリットに感じる人が多いのですが、大きくなり過ぎたシマトネリコでは、剪定などの管理が追いつかず、手を焼いてしまうことがあるんです。実際にネット上でも、大きくなり過ぎたシマトネリコに困惑する人の声が上がっていました。

シマトネリコを可愛いと感じつつも、成長が早すぎることに危機感を覚えている様子が伝わってきますね。事前にシマトネリコの特性を知っておかないと、このように後から悔やむ事態が起こってしまうことがあるので、注意が必要です。

花子
花子
確かに急に大きくなっちゃうと困っちゃうかも。

花が飛び散る

シマトネリコは初夏のシーズンになると開花をするのですが、花が咲き終わった後に下に落ちるので、掃除の手間がかかることがあります。ネット上にも、実際にシマトネリコの栽培をしている人の意見が上がっていたのでご紹介させていただきます。

確かに、こんなにたくさんの花が落ちて掃除をしなければならないと考えると、一苦労ですよね。時々、「シマトネリコはオスとメスの区別がある雌雄異株で、メスしか花が咲かないから、オスの木を植えたらいい」という情報を目にしますが、基本的に雌雄異株の樹木はどちらでも花を咲かせる性質があります

そのため個人的には「どのシマトネリコを植えても花の掃除が必要なんだな」というスタンスで植えることをお勧めします。

落ち葉の掃除が大変

熱帯地方が原産のシマトネリコですので、「常緑樹だから落ち葉掃除が少なくて済みそう」という理由で庭に植える方も多い木です。しかし、その期待を裏切って、特に冬場に落葉をすることがあるので、しなくてもいいはずだった落ち葉の掃除に手間がかかるため、倦厭されることがあります。確かに、予想外の手間がかかってしまうのは困りますよね。ネット上にも、こんな投稿が見つけられました。

シマトネリコの葉っぱの掃除に手を焼いている様子が伝わりますね。葉っぱが落ちるシーズンは確かに掃除に手間を取られてしまいます。しかし、植物生理の観点から考えると、冬場の水が凍るシーズンに葉っぱを落とさなければ、葉っぱの葉脈にある水分からどんどん水が凝っていってしまい、落葉しないと幹まで凍って死滅してしまうという死活問題になってしまうんですね。

特に熱帯地方が原産のシマトネリコであれば尚更です。冬場以外でも、植物が定期的に葉を落とすのは、人間が古くなった細胞や髪の毛を落とすのと同じことだと言えます。ですから、シマトネリコを植えようか検討した時には、そのような事情を考慮して、掃除をする余裕が出てきたときに考えたほうが、後悔が少なくすみますよ。

いろいろな虫が寄ってくる

シマトネリコを傷つけると樹液が出てきます。そのため、カブトムシやスズメバチなど、樹液を餌とする虫が寄り付きやすい特徴があるんですね。ネット上でも、植えているシマトネリコに虫が寄ってきて困っている人の声が上げられていましたのでご紹介せさていただきます。

セミは夏場だとどんな木にもとまっているイメージですが、それにしてもたくさんとまっていますね。確かにセミも樹液を餌としているので、餌目当てで寄ってきているのかもしれません。カブトムシなどの虫ならまだ害がなくていいのですが、スズメバチが寄ってくるのは危険なので、注意が必要です。

いろいろなところから生えてしまう

シマトネリコは、開花後に結実したタネをこぼれダネとして地面に落とすという方法で繁殖をしていきます。これは雑草などに多い、増えやすい増え方なのですが、生命力の強い樹木にこういう増え方をされると、ひとたまりもないですよね。

中には「そこには生えてほしくなかった」と思うようなところから生えてくることもあり、頭を悩ませる種になることがあります。ネット上にも、生えてほしくないところから生えてしまったシマトネリコに、頭を抱えている人の投稿があったのでご紹介させていただきます。

配管と配管の間から生えてしまっているので、これでは撤去するのにも、周囲のものに影響が出ないか気がかりですよね。このように、予想外に嫌な場所から生えてくることがあるシマトネリコの扱いには、少し注意が必要です。

家の近くに植えると家がダメージを受ける

シマトネリコは生命力が強い植物なので、根っこを張る力も強い植物です。そのため、場所を考えずに植えてしまうと、家の基礎を壊して家が傾いてしまう危険性があります。これでは、せっかくシマトネリコを庭木として植えても、家に影響が出ていないか、気が気ではなくなってしまいますよね。

基礎が壊されてしまえば、災害などの影響も受けやすくなってしまう恐れがあるので、シマトネリコを植える場所には注意が必要です。

撤去するのが困難

シマトネリコの根が強いという性質は、撤去を考えたときにも、欠点として悩みの種になってきます。ここでシマトネリコの撤去を体験した人の投稿が、ネット上に上がっていたので、ご紹介させていただきます。

見た感じでは、特に幹が太いわけでもなさそうですよね。しかし、実際に掘り上げると持ち上がらないほど大きい根っこが埋まっていたというのは、撤去の大変さが伝わってきます。

シマトネリコを植えるメリット

ここまで、シマトネリコを植えてはいけない理由をご紹介して、「じゃあもうシマトネリコは植えない方がいいのかな」と考える人がいるかもしれません。しかし、シマトネリコを植えるのにはデメリットばかりではなく、反対にいい点もたくさんあります。例えば、主に上げられるメリットは以下の8つです。

  • 生命力が強いので育てやすい
  • 暑さや日差しに強い
  • 冬でも葉がついているので癒される
  • コスパがいい
  • 病害虫に強い
  • 花が咲くので季節を感じられる
  • 明るく涼やかな見た目が綺麗
  • どんなテイストのお家にも合わせやすい

このようにして、シマトネリコは基本的に、育てやすく見た目も庭木にピッタリな特徴を併せ持っているので、メリットとデメリットを天秤にかけながら、栽培を考えてみてください。

太郎
太郎
デメリットはメリットにも繋がることがあるから、要はその特徴をうまく活かすことが大切だよね。

まとめ

ここまでで、シマトネリコは、成長が早すぎたり、虫を寄せてしまったりする性質を持つ注意が必要な植物であることが、わかっていただけたかと思います。どのデメリットもあまり軽視できない、慎重に検討していくべきポイントが多い印象を受けた方も多いかと思います。

しかし、先ほどお伝えしたように、シマトネリコを植えるメリットはデメリットに負けずたくさんあるので、栽培を考えている方にはぜひおすすめしたい植物です。もし不安な方は、鉢植えなどから初めてみるなど、身の丈に合った育て方をすることで、きっとリスクを抑えた栽培ができると思います。ぜひ、シマトネリコを植えて、その美しさを体験してみてくださいね。

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