山吹色の作り方!3つの方法と似た色との違いを徹底解説

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山吹色は黄色の一種です。黄色よりは、少し赤みがかった色をしていますね。黄色はとても鮮やかな色をしていますが、山吹色はそれよりも落ち着きがあります。日本の伝統色の一つで、古くは平安時代から使われていたと言われています。

そんな山吹色は、幼児用のプラスチック容器に入った12色セットではなかなかお目にかかることはありません。ただ「黄色じゃちょっとイメージが違うんだけど」「ニュアンスの違う黄色を使いたい」なんて時に山吹色があると、使い勝手がいいんですよね。

そこで、この記事では、黄色に他の色を足す方法で山吹色の作り方を解説していきます。また、筆者はカラーコーディネーターの資格を持っているのでその観点から、山吹色にまつわるお話も併せてご紹介します。あと、山吹色に似た、からし色、オレンジ、あとキャラメル色などとの違いについてもお伝えしていきますね。

次郎
次郎
山吹色は秋っぽい感じがして好きだなあ。

山吹色の作り方

山吹色 作り方
山吹色の作り方について3つの方法をお伝えしていきます。

  • 黄色+赤
  • 黄色+ピンク色
  • 黄色+橙色

それでは、それぞれの作り方について、詳しくお伝えしていきましょう。

黄色+赤


山吹色は黄色に少し赤みを帯びた色です。そこで黄5:赤1で混ぜていきます。まぜるときは、黄色に赤を少しずつ足していくようにして混ぜましょう。黄色は有彩色(色味があるもの)のなかで最も明るい色です。

絵の具で混色する時に、明るい色を暗くするのは比較的簡単ですが、暗い色を明るくするのは大変です。そのため、明るい色に暗い色を混ぜるようにした方が、色の調整がしやすいです。

花子
花子
黄色に赤をちょっとだけ混ぜれば良いのね。

黄色+ピンク色


今度は黄色に、ピンクを混ぜていきましょう。ピンクには赤のほかに、青や白が入っています。このため先ほどの山吹よりは少し青みがかった、淡い色合いになります。

また、ピンクには無彩色の白が含まれているので、少し鮮やかさが減り淡く見えます。上の写真は、黄色4:ピンク1で混ぜたものです。

黄色+橙色


黄色と橙色(だいだいいろ)でも山吹色は作ることができます。橙色も黄色に赤みが混じった色なので、黄色に混ぜることで赤みを出すことができますよ。上の写真は、黄色3:橙色1で混ぜたものです。

橙色に黄色も含まれているため、より黄色が強い山吹色ができ上がりましたね。

山吹色と似た色とその違いについて

山吹色にはとても似たような色が、たくさんあります。からし色やキャメルなど、山吹色とはどこが違うのでしょうか。服屋さんなどでもこういった色が混ざっていると、どの色なのか迷ってしまうこともありますよね。そこで、ここからは山吹色と似ているからし色、オレンジ色、キャメル色との違いを赤みが強いのか、様々な視点からご紹介していきます。

山吹色とからし色の違い

山吹色とからし色とっても似ていますよね。どちらかと言えば山吹色の方が鮮やかで、からし色の方が落ち着いた色です。黄色に赤で山吹色ですが、からし色は茶色を混ぜた方が近くなります。どちらも赤みがかっているので、暖色と呼ばれる暖かみを感じる色と隣り合わせに配色すると、なじみが良いでしょう。

秋になると、この少しくすんだ黄色であるからし色の洋服が着たくなりますよね。からし色は黄色よりは鮮やかさが控えめです。年を重ねても派手になりすぎず、暖かみを感じさせてくれる色なので、少しずつ寒さを感じ始める季節にはもってこいです。

山吹色とオレンジ色の違い

山吹色とオレンジでは、オレンジ色の方が赤みは、強いです。赤と黄色の中間色で、橙色とも言いますね。白で淡くすれば、ペールオレンジになり、昔は肌色と呼ばれていた色になります。オレンジ色は赤の持つ情熱と、黄色の持つポジティブさの両方のイメージを持ち合わせています。

また、オレンジ色は暖色と言って暖かみを感じさせる色の一種で、気分を高ぶらせたり食欲を増進させる働きがあります。このようにオレンジ色は活動的になれる色なので、気分をあげたい時に身に着けるのにピッタリな色と言えますね。

山吹色とキャメル色の違い

最後に山吹色とキャメル色違いです。キャメルというのはラクダの英名キャメルからきています。日本語だとラクダ色となります。キャメルと言った方が、なんだかおしゃれに感じますね。そんなキャメルは茶色に近い黄色、黄土色のような色です。

山吹色は赤みがかった黄色ですので、キャメルの方がより黄色が強いと言えるでしょう。また山吹色の方が色鮮やかで、キャメルの方が落ち着いた雰囲気になります。からし色よりさらに落ち着いた色なので、似たような色ではありますが、より落ち着いた雰囲気を出すことができます。

このことから黄色を使うには少し鮮やかすぎるなという時に、キャメルを使うと落ち着いた印象を与えることができるんですよね。

太郎
太郎
少し色合いが変わるだけでも雰囲気がガラっと変わるよね。

まとめ

山吹色は別名こがね色とも呼ばれ、金色を表す色としても扱われてきました。金色は色の要素以外にも、金属のラメなどの光沢を出すものが必要になりますが、山吹色などをうまく使えばそのような金属のラメなどを使うことなく、金色を描き表すことができます。

からし色などに近いので、秋のイメージがある人も多いかもしれませんが、実は山吹は晩春を表す季語なんです。あざやかで気分を高揚させてくれる色なので、お部屋に飾るインテリアの差し色にもいいですね。

また、昔は賄賂の小判のことを山吹なんて呼んだこともあり、実はお金とは切っても切れない関係があるんです。そういう事情もあってか、風水でも金運アップの象徴としてよく登場する色ですよね。ぜひあなた好みの山吹色を作って、お部屋を彩ってみてくださいね。

色の作り方一覧
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