ヤギを飼える環境にある人は珍しいかもしれませんが、飼う機会があれば、できるかぎり自分になついてほしいものです。もし、なついてくれるのだったらどの程度なついてくれるのでしょうか。どんな仕草をしてくれるのか、また一緒に遊んだり、触れ合ったりすることは可能なのか気になりますよね。
ただ、中には性格悪かったり、頭突きをしたりしてくるヤギもいるという話もあります。一体、ヤギの性格ってどんな感じなのでしょうか。そこで、この記事では、ヤギは人になつくのか、またなつくとどうなるのかという点についてお伝えしていきます。
ヤギはなつく?
ヤギはなつくのかどうか、まず結論からお伝えすると、
- ヤギはなつきます。ただ気性の荒いヤギもいるので注意が必要
という感じになります。一般的にヤギは人になつきます。名前を付ければ、ちゃんと自分の名前を覚えてくれます。なつくためには、子ヤギのころから飼わないといけないのではと思ってしまいますが、生まれてすぐの時期を一緒に過ごしていなくても、なつくことが多いです。
個体差もありますが、なつくまでの時間もあまりかからず、里親と離れても案外すぐになついてくれるというのがヤギの特徴です。私もお散歩しているヤギを見かけたこともあるのですが、そういったのを見ても、やはりよく人になつくんだなあと感じています。
ヤギは、いきなり飼うのはハードルが高いと思う方も多いかもしれませんが、除草のためなどでヤギをレンタルしてくれるところもあります。ですから、まずはそちらから、チャレンジしてみるのも良いかもしれませんよ。
ヤギはなつくとどうなる?
では、ヤギがなつくとどんな風になるのでしょうか。ヤギはなつくと餌をくれる人のところに、しっぽを振って寄ってきてくれたりするので、とてもかわいいですよ。
今は閉店しているのですが、大阪の寝屋川というところにヤギのいるカフェがあり、私自身、子供を連れて行ったことがあるのですが、そこでのヤギは、とても人懐っこかったです。初めて行ったのに、ガラス越しでしたが、興味深そうな顔をしながら、こちらに寄ってきてくれるんですよね。実際、その時はヤギが何匹かいて、こちらに寄ってくるヤギもいれば、知らんぷりしているヤギもいたので、個体によって性格が違うんだなと思いました。
その時はガラス越しでしたが、ヤギは慣れてくると近寄ってくれたり、体をこすりつけてきたり、時には「撫でて」とアピールしたりしてくることもあります。こんな風になついてくれると、とてもうれしいですよね。
ちなみに、奈良のTsumuguというカフェには今も現役でヤギがいますので、人懐っこいヤギに会えるかもしれません。飼うのは難しくても、このように身近にヤギと触れ合えるところがあると気軽に会いに行けますね。
性格が悪いヤギもいる?
ヤギはなついてくれることが多く、とても癒されますが、中には性格が悪いヤギもいます。
気性の荒いヤギはいる
性格が悪いというと語弊がありますが、気性が荒いヤギはいます。動物園などに行って、餌を上げていたら横入りしてきたり、仲間を蹴飛ばしたりしてくるヤギを見かけたことありませんか。
どちらかというとオスのほうが、気性が荒く性格が悪いように見えてしまうことが多いです。ヤギは草食動物なので、普段は温厚なのですが、餌を十分に与えてなかったりすると、餌の取り合いになって、意地悪な部分が見えてしまうかもしれません。
また、ヤギは昔、人間の拷問の道具として使われていたこともあり、そのイメージから性格が悪いというイメージがついたところもあります。ただ、この点に関しては、ヤギからしたら、迷惑な話ですよね。
ヤギが頭突きをするのはなぜ?
ヤギが、性格が悪いと見えてしまう理由に、時々、頭突きをするヤギがいるからというのがあるかと思います。そういったヤギは喧嘩しているのかでしょうか、あるいは意地悪しているのでしょうか。ヤギが頭突きをするのは、いくつか理由があります。
頭突きがマイナスのイメージに見えるのは
- 群れの優劣をつけるために力を見せあっている
- 怒っている
- ストレスを発散している
というような場合です。特に雄は生存本能で、どうしても群れの中で優劣をつけたがります。これは本能なので、どうしようもありません。
しかし、ヤギの頭突きはマイナスなイメージのものばかりではなく、じゃれ合っていたり、コミュニケーションをとったりしているなど、ヤギにとっては遊びの場合もあります。動物によっていろいろな感情表現がありますが、ヤギは頭突きによってコミュニケーションなど感情表現を行っているのです。
ふれあいで頭突きをする場合は、優しく頭突きをしてくることが多いので、頭突きをされている方も「これはじゃれているんだな」とわかるでしょう。そんな風に自分にじゃれてきてくれたら、とてもうれしいですよね。
まとめ
ヤギは本来、草食動物であり、おとなしく人にもなつきやすいので、ひづめのお手入れやブラッシングなど手間はかかります。ただ、広い場所やエサなど環境を確保することができれば、飼うのはそう難しくないでしょう。
また、気性の荒いヤギである場合、頭突きをしてきたりして、子供などはちょうど顔にあたる恐れがあるので、注意するのが良いでしょう。あと、ヤギを多頭飼いする場合は、喧嘩をしないように餌を十分に与えて取り合いが起こらないようにするなどの配慮が必要です。
人間もそうですが、ヤギにもいろいろな性格の子たちがいるので、そういった性格の違いもよく見ながら接してあげることが大切ですよね。
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