亀は死ぬ前兆にどういった行動をするのでしょうか?「亀は万年」という言葉があるくらい、亀は長生きの象徴としてよく話に出てきますよね。亀は長生きなんだから、ちょっとやそっとのことでは死んだりしないようにも思えます。
しかし、亀は意外とちょっとしたことで死んでしまう場合もあるのです。亀を飼っている人などは大切な亀の死ぬ前兆がわかるのなら、あらかじめどんなことに注意すればいいのかなど知っておきたいですよね。そこで、この記事では亀は死ぬ前兆にどういった兆候を見せる場合があるのか詳しくお伝えしていきます。
亀が死ぬ前兆
亀が死ぬ前兆には以下の4つの兆候が挙げられます。
- ぐったりしている
- エサを食べない
- 変な鳴き声
- 呼吸が苦しそう
このような時は具体的にどういった状況なのか、また、どう対処すればいいのかなど詳しくお伝えしていきます。
ぐったりしている
亀がいつもより動きが遅くて、なんだかぐったりしているように見えたら、もしかしたら死ぬ前兆かもしれません。ぐったりしているということは、亀の体力がかなり弱っていると考えられるからです。
ただ、そうは言っても亀はもともと動きがゆったりしていますし、冬になると冬眠するので餌を食べなくなったり動きが鈍くなったりしますよね。ぐったりしているか単にゆっくりしているだけなのかは飼い初めだとなかなかわかりづらいかもしれません。
しかし、冬でもないのに明らかに動きが鈍い場合や前日などと比べておかしい時は、最悪の場合、亀が死ぬ前兆であることも考えられます。ですから、そういった場合は早めに病院へ連れて行ってあげましょう。
エサを食べない
亀がエサを食べない時も注意が必要です。人間も体調が悪い時など、しんどい時は食欲がなくなってしまいますよね。冬眠の時期なら問題ないのですが冬でもないのに餌をあまり食べないということであれば亀が死ぬ前兆であることも考えられます。
もし、市販の亀のエサだけをあげている場合は、刺身やエビなどの栄養がつくものを与えて様子を見てください。ただ、飼っている亀が子亀でまだ飼い始めたばかりの場合は、もしかすると飼い主のことをまだ警戒して餌を食べないだけの可能性もあります。
ですから、そういった場合は、エサを変えたりもしながら、様子を見てみてください。しかし、2日ほどしても餌を食べないようであれば動物病院に相談してみましょう。
変な鳴き声をする
亀が変な鳴き声で鳴いている時も、死ぬ前兆である場合があります。亀は犬や猫のように鳴くイメージがなかなか無いかと思います。でも、実は亀も鳴きますし、ご機嫌な時は「ピーピー」とかわいらしい声で鳴きます。
これは亀が何かに興奮して鼻息が荒くなると、亀の鼻の穴が振動して笛のように「ピーピー」と音が出るからです。この「ピーピー」と鳴いている場合は、食欲があれば何も心配することはありません。しかし「ヒューヒュー」と呼吸しづらそうな時は死ぬ前兆かもしれないので注意が必要です。
実は、亀も人間のように肺炎などの呼吸器の疾患にかかったり、鼻炎など鼻の疾患にもかかったりします。その際に呼吸がしづらくなり「ヒューヒュー」と変な音が出るのです。先ほどご紹介した「ピーピー」と鳴いている場合でも、何かいつもと違う変な様子であったり、食欲がなかったりする場合は動物病院へ行き、一度診てもらった方がよいでしょう。
そのため、上から何かしようとすると鳥かと思って威嚇するのです。そういった状況は、亀にとってストレスとなるので、亀と接する時はなるべく視線の高さを合わせるなど上から目線にならないように注意しましょう。
呼吸が苦しそう
亀が見るからに呼吸が苦しそうな場合、例えば口の開き方がいつもと違う場合も死ぬ前兆である恐れがあります。先ほどの鳴き声でもご紹介した通り、亀は呼吸器の病気にかかることがあります。水槽の水が汚れている場合や、部屋の中の粉塵などを吸い込んでしまうことにより発症するケースが多いです。
呼吸器の病気にかかっているとどうしても息が苦しくなりがちです。ですから、口を開いてだらんとしていたり、呼吸が荒い気がするなど思い当たることがあったりすれば、亀が死ぬ前兆かもしれません。ですから、そんな時も早めに病院に相談しましょう。
亀が死んだふりをすることはある?
生き物の中には敵から身を守るために、死んだふりするものもいますよね。そのような観点から、亀が動かなかったりすると、もしかしたら死んだふりをしているのではないかと思う人がいらっしゃるかもしれません。しかし、亀は死んだふりはしません。
亀は危険を察知した場合には、死んだふりをするのではなく、甲羅の中に頭や手足を引っ込めることで危険から身を守ります。ですので、亀が動かなくても死んだふりかもしれないから放っておこうという考えは危険です。
まとめ
亀が死ぬ前兆は様々な様子の変化で気づくことができます。亀は長寿だからといって決して強いというわけではありません。死ぬ前兆である病気になるのは、餌の偏りや、水槽などの掃除が行き届いていないなど、飼い主のほうで何とかできることも多くあります。
飼っているからには責任を持って亀が暮らす環境や健康にも気を付けてあげたいものですね。
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