飼っていた亀が動かなくなってしまったり、餌を食べなかったりすると、死んでしまったのではないかと不安になりますよね。そのように亀がどう見ても死亡しているように見えた場合、そこから生き返ることはあるのでしょうか。
また、実際、亀は普段から、あまり動かないことも多いので、生きているのか死んでいるのか分かりづらいことも多いですよね。
そこで、この記事では、亀が動かなくなった時、生き返ることがあるのかという点や、死亡しているかどうかの見分け方ついて詳しく解説をしていきます。亀の状態を正しく知ることによって、変に不安になったり、間違っても埋葬してしまったりすることがないようにするための参考にしてください。
亀が生き返ることはある?
亀が生き返ることはあるのでしょうか。ここでは、いくつかの観点からお伝えしていきいます。
死んだら生き返ることはない
亀は死んだら生き返ることはあるのでしょうか?答えはNOです。亀は死んだふりなどもしないので生き返ることはありません。
残念ですが、死んだということが確定した場合には、水槽やゲージから出して埋葬するなど速やかに対処するようにしましょう。
冬眠をしている場合も
亀は生き返ることはないとお伝えしましたが、生き返ったように見えることはあります。それは亀が冬眠していた場合です。なので、亀が動かなくなったり、餌を何日も食べなくなったりしたからといって、死亡してしまったと思うのはまだ早いです。
亀は冬になると動かなくなったり、動いてもいつもよりゆっくりになったりします。これは冬眠をしているからです。そんな亀を見ていると「なんだか元気がないなあ。病気にでもなったのかなあ。」と心配になるかもしれませんが放っておいても大丈夫です。
ですから、もうダメかなと思っても、変に誤解して埋葬するのは待ってくださいね。実際は冬眠しているだけで、死亡していない可能性も十分にあり得ますので。そういった場合は、冬眠から覚めたら生き返ったように、また元気に動く亀の様子を見ることができるでしょう。
環境が変わって生き返ったケース
- 亀が何日も動きが鈍くてエサも食べない
- お水に浮かべても泳がずだらーんと浮いてしまっている
そんな瀕死の状態から生き返る亀もいます。その理由の一つとして環境の変化が挙げられます。
亀の人間関係ならぬ亀関係にストレスがあったのか、毎日同じ生活に飽きてしまったのか、詳しい理由は定かではないことも多いでしょう。しかし、とにかく環境が変わったら急に餌を食べだしたり元気に動き出したりという場合があります。
なので、亀の動きが鈍いようでしたら一度場所を変えてみたり、あるいは可能であれば、違うお家で様子を見てもらったりするなど、いつもと違う環境に置いたりしてみましょう。
餌を全く食べなかったり、ほとんど動かなったりするような瀕死の状態になっていても「もうダメかも」なんてあきらめるのはまだ早いです。環境を変えて様子を見てみると生き返ったようにまた元気に動き出すかもしれないですからね。
亀の死亡の見分け方
亀が死亡したと思っても、また動き出してくれたらうれしいですが、冬眠や瀕死の状態なのか、あるいは本当に死亡しているのか、見分けることができなければどうしていいか困ってしまいますよね。
亀は冬眠しているとなかなか動かないですし、エサもほとんど食べないですよね。死亡したかお医者さんでなくても見分けることはできるのでしょうか。そこで、ここからは、亀の死亡の見分け方についてご紹介します。
頭を触る
亀は冬眠していても頭をなでてあげるなどするとほとんどの場合は動きます。冬眠していても外敵から襲われるかもしれないと考え、頭を引っ込めるかもしれません。
もし、頭を触っても頭や手足がだらーんと伸びたままだったり、垂れ下がっていたりする場合は、外敵から身を守る気力もないかもしれないですし、場合によっては死亡してしまっている恐れもあります。そういった時は時間をおいて再度確認するようにしましょう。
しっぽをひっぱってみる
頭を触るだけだと、わからない場合は、しっぽをひっぱってみましょう。普段はしっぽをひっぱるのは亀にストレスを与えるのでしない方が良いですが、緊急事態の場合は別です。
しっぽをひっぱって少しでも反応が見られたらまだ生きています。エサを変えたり水槽をよく洗ったりするなど亀が気持ちよく過ごせる環境を整えてみましょう。
まとめ
亀が、何度か確認をして動かない場合でも、最低一日は様子を見てあげるようにしましょう。単にしんどい日という可能性もありますし、環境を変えるとびっくりするくらい元気になることもあります。
もしも、大切な亀がご紹介した方法で、何度確認しても全く動かないということであれば、残念ですが死亡してしまった可能性が高いです。庭などがある場合は埋めてあげると良いでしょう。しかし、マンションなどに住んでいて庭がない場合は勝手に公園などに持っていって埋めてはいけません。
実は亀を火葬することが出来ます。とはいっても家で個人的に火葬するのは法律違反になります。ペット火葬の業者のホームページにも
自分の敷地内であっても勝手にペットちゃんの火葬を行うことは「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の第5条に該当する法律違反になってしまいます。
と書かれているので注意してください。ですから、そういった時はペット火葬をしてくれる業者に任せると良いでしょう。大切にしていた亀が死亡してしまったら悲しいですが、適切に対応するようにしてくださいね。
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