家で飼っていたヒョウモントカゲモドキが、動かなくなってしまったら、本当にショックですよね… ただ、生き物である限り別れの時は必ず訪れます。しかし、こんな時、ヒョウモントカゲモドキの飼育方法は知っていても、お別れの仕方はわからないという方は多いのではないでしょうか?
犬や猫なら、飼っている人も多いので知り合いに聞くなどして、対処する方法はすぐに調べられたりできるものです。しかし、ヒョウモントカゲモドキなどの爬虫類となると、情報が少ないですよね。そもそも動物病院でも爬虫類を見てくれるお医者さんも少ないから…
そこで、この記事では、ヒョウモントカゲモドキが死んだときに、どうやって対処すればいのかという点について、4つの方法をお伝えしていきます。
ヒョウモントカゲモドキが死んだらどうすれば良い?
ヒョウモントカゲモドキが死んだ場合、大きく分けて4つの方法があります。
- 自宅で埋葬
- ペット霊園
- ペット火葬車
- 自治体
それぞれの方法のメリット・デメリットなどもあわせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
自宅で埋葬する
ヒョウモントカゲモドキが死んだとき、最初に思いつくのが、自宅で埋葬することではないでしょうか?庭などに埋めて、お墓を作っておけば、いつでもお参りすることができますし、死体は土の中にいる微生物が分解してくれます。自宅で埋葬する場合は費用も掛かりませんし、死んだヒョウモントカゲモドキがそばにいる気がして、なんだか安心感もありますよね。
しかし、自宅の庭など、土のある場所があればいいですが、都会に住んでいると庭つきの家に住むなんてなかなか難しいですよね。だからといって、マンションなどの庭だと、共用地になるので、勝手に埋葬することはできません。当然、公園や河川敷も公共の土地なので、無断でヒョウモントカゲモドキの遺体を埋めてはいけません。不法投棄とみなされてしまうからです。
自宅の庭に埋めた場合でも、気を付けなければいけないことがあります。それは、ヒョウモントカゲモドキなどの爬虫類は、土に還るまでに時間がかかるということです。そのため、ネコやネズミなどに掘り返されてしまう恐れがあります。
また、急な引っ越しなどで家を手放さないといけなくなった時、家を売った先の人がリフォームなどで土を掘り起こして遺体が出てきて、問題になる場合もあります。
このように自宅での埋葬は、自分で気軽にできる分、気を付けないといけないことがたくさんあるのです。
ペット霊園に依頼する
ヒョウモントカゲモドキが死んだとき、ペット霊園に依頼するという手があります。ペット霊園に依頼する最大のメリットは、しっかりと葬儀も行ってもらえるので、きちんとけじめをつけてお別れをすることができるということです。
霊園によってプランは色々ありますが、個別火葬・埋葬であれば遺骨を残したり、遺骨を納めて供養したりすることもできます。合同火葬・埋葬なるとお値段はリーズナブルになりますが、個別に遺骨を残すということはできません。
ペット霊園に依頼するデメリットは、手厚くしてもらえる分、費用が掛かることです。自宅での埋葬や、これからご紹介するペット火葬車、自治体の処理に比べると、やはり、どうしても費用が高くなってしまいます。
ペット火葬車で火葬する
ヒョウモントカゲモドキが死んだとき、ペット火葬車という方法であれば、先ほどの霊園に依頼する場合よりリーズナブルに火葬することができます。また、基本的には個別火葬なので、遺骨をしっかり残すことも可能です。
ただし、車を止めて自宅近くで火葬するため、匂いなどで近隣トラブルに発展してしまう恐れがあります。また、お墓など、お参りする場所が必要な場合には、別に手配しなければなりません。
自治体で処理をしてもらう
ヒョウモントカゲモドキが死んだとき、自治体で処理をしてもらうという手もあります。自治体によっても費用は変わってきますが、例えば大阪市のホームページによると5kg未満のペットは1,700円で引き取ってもらえます。
霊園や専門の火葬業者に直接依頼するよりは、安く処理をしてもらうことお分かりいただけるかと思います。ただ、合同で処理する場合がほとんどなので、遺骨や灰などを手元に返してもらうことはできません。ですから、遺骨などを手元に残しておきたい人は、注意してください。
また、自治体によっては、悲しいですがゴミと同じ扱いをされてしまうこともあります。
まとめ
犬や猫と違って、ヒョウモントカゲモドキなどの爬虫類の火葬や供養は、動物専門の業者でも、問い合わせしてみないとわからないことも多くあります。ヒョウモントカゲモドキは寿命が10年~20年と比較的長いということもあり、生きている間に死んだときのことなど考えたくないと思う人がほとんどでしょう。
ただ、いざそうなってしまうと、どうしたらいいのか紹介されているものはなかなか少ないです。昔のように生き物が死んだら、とりあえず埋めればいいというおおらかな時代であれば、それほど気にする必要はないかもしれません。
しかし、現代だとそういうわけには、いかないのです。最後に近隣の迷惑などとなってしまっては、ヒョウモントカゲモドキも浮かばれませんよね。ですから、もしヒョウモントカゲモドキが死んだ場合は、それぞれの方法のメリット・デメリットを比較しながら、あなたにあったやり方を選択するようにしてください。
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