ヤモリが家の中に出ると、動きが素早くて、すぐどこかへ隠れてしまうため、捕まえるのは大変ですよね。しかし、そのままヤモリを家の中に放置しておくと、再び現れた際に他の家族が遭遇して怖がることもあります。ヤモリは大丈夫な人にとってはむしろ可愛く思えるぐらいですが、苦手な人は本当に苦手ですからね。
また、家の中でヤモリにフンをされるのが嫌だと思う人もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、この記事では取り逃がしてしまったヤモリをおびき寄せたり捕まえたりする方法についてご紹介していきます。
ヤモリをおびき寄せる方法
まずは隠れてしまったヤモリをおびき寄せる方法からご紹介していきます。実際のところ、ヤモリの好きな時間や、習性について理解すれば、うまくおびき寄せることができるでしょう。具体的には以下の3つのポイントを押さえる必要があります。
- 夜の時間を狙う
- 光でおびき寄せる
- エサでおびき寄せる
それでは、それぞれのポイントについて、一つずつ詳しくご紹介していきますね。
夜の時間帯を狙う
ヤモリは夜行性です。夜に活動することが多いので昼間は物陰に隠れて休んでいます。また、ヤモリは物音などにも敏感で臆病な生き物です。昼間は人間が活発に動いているので、どうしても家の中が騒がしくなってしまいますよね。そうすると臆病なヤモリは一度取り逃がしてしまうとなかなか、あなたの前に姿を現わしてくれません。
ですから、ヤモリをおびき寄せたいのであれば活発にヤモリが動き出す夜の時間帯を狙った方が良いですよ。
光でおびき寄せる
ヤモリは夜行性なので、光が好きというわけではありません。しかし夜間に光が当たっているところにはヤモリの大好物の虫がたくさん集まってきます。
キャンプなどに行くと夜、ランタンなどの光にもよく虫が集まってきますよね。特に白い壁や白い布などを広げてそこに光を当てるようにすると、よく虫が集まります。この虫を目当てにやってくるヤモリを待ちましょう。
ヤモリは臆病な性格をしているので、せっかく光のもとにヤモリが来ても大きな音を出したり、何かヤモリをびっくりさせるようなことをしたりしてしまってはまた逃げてしまいます。ですから、近づくときはそーっと近づくようにしましょう。
エサでおびき寄せる
先ほどもご紹介した通り、ヤモリのエサは虫です。ただ、虫といってもなんでもいいわけではなく、自分の頭より大きな昆虫や、ダンゴムシなどは好みません。ヤモリの好物はミルワームやコオロギなどです。自分で捕まえてきてもいいですが、昆虫ショップやペットショップなどに行くと売っているので手軽に手に入れることができますよ。
このミルワームやコオロギを使ってヤモリをおびき寄せましょう。ちなみにヤモリは死んでいる虫は食べないので生きているものを用意する必要があります。
ヤモリの捕まえ方
ヤモリの好みや習性、そして何に集まってくるのかがわかったところで、今度はおびき寄せたヤモリをどうやって捕まえるのかをお伝えしていきます。
爬虫類が苦手ではない人であれば、ヤモリは毒などの危険性もないので、そっと素手で捕まえるという方法もあるのですが、爬虫類が苦手な人もいますよね。そんな人のために直接ヤモリに触れることなく捕まえる方法をご紹介します。
ヤモリのトラップの作り方
ヤモリを捕まえるための装置は、実は家にあるもので簡単に作れてしまいます。小学生などでも簡単に作れるので、子供に手伝ってもらうと案外楽しんで作ってくれそうですね。
用意するものはペットボトル、コオロギ、ミルワームなどヤモリのエサです。トラップの作り方の手順は以下のようになります。
- ペットボトルの上部1/3ほどをカッターで切り落とす。
- ペットボトルの底に餌を入れる。
- ペットボトルの飲み口部分を下にして先ほど餌を入れたペットボトルに差し込む。
- ペットボトルの切り口でけがをしないようにテープなどで固定する。
このやり方でトラップを作った動画もあったのでご参考にしてください。(動画ではトカゲトラップとなっていますが、ヤモリを捕まえるのにも使えます。)
これでヤモリのペットボトルトラップの完成です。入り口が広くエサを目当てにペットボトルの中に入ったヤモリは、出るときは出口が狭いのでなかなか出ることができません。
これを夜間にヤモリをよく目撃する場所などに設置しましょう。これなら捕まえるときもヤモリに直接手を触れることもないですよね。出来れば一つではなく、複数あると捕まえられる確率も上がります。そして、2~3時間おきくらいにチェックするようにしましょう。
チェックする時はヤモリが驚いて逃げてしまわないように音を立てずにそーっと見てくださいね。
直接見つけたら虫取り網を使う
トラップを仕掛けなくても家の壁などにヤモリが現れた場合は、落ち着いて虫取り網で捕まえましょう。ヤモリは特に毒性はないので手で捕まえてもいいのですが、すばしっこいため、しっぽをつかんだらしっぽだけ残して逃げられてしまうこともあります。ですから、それを防ぐためにも虫取り網を使った方が確実です。
ヤモリは音などに敏感に反応するので、そうっと背後から近づき一気に捕まえましょう。また、夜間でも目で確認できる場合はむやみに光を当てないようにしてください。ヤモリは光を当てると驚いてすぐに逃げてしまうからです。
なるべく刺激を与えずに静かに近づき、ヤモリを捕まえたら網の出口をふさぐように握って外へ逃がしてあげましょう。
まとめ
ヤモリの習性を知っておびき寄せることができれば、捕まえて外に逃がすこともできます。ヤモリは家を守ってくれるありがたい生き物として昔から人間に親しまれていますが、放っておいてフンなどされては気分の良いものではなですよね。
ですから、ヤモリを家の外に送り出したい方は、ヤモリを見つけたらそうっと捕まえて自然の中に逃がしてあげるようにして下さい。また、再び家の中に入ってくることのないように、家の中にヤモリが好む環境を作らないようにすることも大切ですよ。
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