夜寝ようと思ったら壁をゴキブリがウロチョロ。何か音がすると思って、電気をつけるとゴキブリが布団の上を這っていた。このような場面に遭遇すると、そわそわして眠りにつけないですよね。
諦めて寝ることができたら良いのですが、ゴキブリと同じ空間にいると考えるだけでゾッとしますし、寝ている間に顔の上を這ったらどうしよう・・・なんて心配も。
悩んだ挙句、こんなことを思い付く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「ゴキブリは夜行性なので、部屋の電気をつけっぱなしで寝れば大丈夫!」
そんな淡い期待を胸に、電気をつけたまま眠ったことはありませんか?
ただ、その対策は、むしろ逆効果になるかもしれません。ここでは、その理由と具体的な対策について解説をしていきます。
ゴキブリは電気つけて寝ても効果はない
結論から申し上げますと、残念ながらゴキブリは電気をつけていても出ます!
その理由は、以下の3つです。
- 夜行性と電気は関係ない
- ゴキブリは弱視
- ゴキブリの行動基準は人の気配
それぞれの項目について順番に解説をしてきます。
やっぱり電気をつけてもダメなのね。
夜行性であることと電気は関係ない
ゴキブリは人間とは昼夜逆転の生活をしています。夜間に活動するのは、ゴキブリがそのような生活リズムだからです。そのため、電気がついていてもゴキブリにとっては活動する時間なので関係ありません。
また、夜行性だからといって光が苦手なわけではなく、日中は暑さから逃げることや、天敵から身を守るために暗い場所に身を潜めているだけなのです。夜行性であることと電気は関係がないことがわかります。
ゴキブリは弱視であるから
実は、ゴキブリは電気の光と暗闇をほとんど区別できていません。ゴキブリの視力は人間に換算すると、0.1程度だと言われています。これほど目が悪いのに敵を察知すると素早く逃げられるのは不思議ですよね。これは、目以外の器官で外界の様子をキャッチしているからなのです。
結局、部屋の電気をつけっぱなしでもゴキブリ側が区別できていないのであれば無意味なことになります。ですから、電気をつけて寝れば、もう姿を現さないだろうという淡い期待は捨てざるを得ないのです。
ゴキブリの行動基準は人の気配
人間はゴキブリを嫌いますが、ゴキブリも人間を天敵だと思っています。そのため、人間が眠りについて人の気配がなくなったら、ゴキブリは『安全になった!』と判断してエサを求めて姿を現します。
ゴキブリにとって、電気の光よりも人間の方が怖いのです。夜中にリビングの電気を消し忘れたため消しに行くと、カサカサカサとゴキブリが動き回っている光景によく出くわすのは、人の気配が無くなったことが要因なのです。
電気をつけて寝るのはデメリットの方が大きい
電気をつけっぱなしで寝ても意味が無いのであれば、電気をつけて寝る方が以下のようなデメリットがあります。
電気代が無駄である
電気をつけっぱなしで寝ることは無意味なため、ただ電気代が無駄な状態になってしまいます。ゴキブリ対策にならないうえに、電気代まで上がってしまうとデメリットだらけです。
まさに、踏んだり蹴ったりとは、このことです。節約のためにも電気は消して寝ましょう。
ゴキブリが逆に寄ってくるリスクも
もしかすると電気をつけて寝るのは逆効果かもしれません。なぜなら、ゴキブリは空腹になると少し明るめのところに向かうという説もあるからです。
ベランダでゴキブリを見かけるのも、部屋の明かりがほんのりと漏れていることが考えられます。そして、、さらに残念なことにゴキブリは寝ている人間に近寄ってきます。
- 体が痒くて起きたら、ゴキブリがベッドの上にいた!
- 手に何か引っ付いたと思って電気をつけたらゴキブリだった!
なんて話しを聞いたことありませんか?
ゴキブリは雑食の生き物です。人間の髪の毛や垢も食料にします。また、よだれや食べカスもゴキブリの食料です。恐ろしいことに、耳の奥は狭くて暗いため、ゴキブリは隠れ場所として耳に近寄ることもあります。
想像しただけでも、ゾッとするなあ・・・
電気を付ける代わりにやるべき対策
では、どうすれば安心して寝ることができるのでしょうか?せっかくなのでゴキブリが部屋にいる状態で寝るときの対処法を簡単にお伝えしておきます。
以下のことをぜひ試してみてください!
退治してしまう
できることなら退治してしまうことが1番安心します。新聞紙を丸めたものや殺虫スプレー等で退治してみましょう。
私も、どちらかと言えば、ゴキブリが部屋にいると考えると、落ち着かないタイプなので、必死になって探すこともよくありました(笑)
攻撃は最大の防御なり。
ゴキブリがいなくなるスプレーでバリアを張る
ゴキブリを退治することは、攻めの戦略ですが、ゴキブリが来ないように守るという戦略もアリですよね。
例えば、ゴキブリが通りそうな道にスプレーをしておくと、侵入経路を塞ぐ効果がありますよ。
ゴキブリがいる部屋を隔離して別の部屋で寝る
ただ、退治しようとしてもどうしても見つからないこともありますし、ゴキブリは神出鬼没なので、どこに出てくるか予測不能なところがあります。
その時はゴキブリがいる部屋を隙間ができないよう隔離して別の部屋に避難しましょう。
ちなみに私は部屋にテントを張って寝たことがあります。不恰好ではありますが、安心感はどの対処法よりありました。ただ、それでは根本的な解決にはなっていなかったので、翌日に、くん煙剤で部屋の隅々まで駆除すると現れなくなりましたよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?電気をつけて寝たとしてもゴキブリは現れます。夜行性であっても電気の光は関係なく、視力が弱いのであれば、電気をつけて寝ることに意味はありません。むしろ、電気代の無駄であり、光でゴキブリを寄せ付ける説まであります。
ただ、ゴキブリを発見してしまった部屋では安心して寝ることはできませんので、ぜひ対処法も試してみてください。ゴキブリに悩まず、快眠のできる生活が送れることを願っております。
寝室のゴキブリ対策はこちらの記事を是非ご参考にしてください。
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