家でくつろいでいる時にヤモリが現れたら、びっくりしてしまいますよね。ヤモリがいくら家を守ってくれる生き物だと知っていても、その見た目から苦手な人も多いのではないでしょうか。
ヤモリの姿を見るだけでもびっくりしてしまいますが、実は結構大きな声で鳴くのでさらに驚いてしまいますね。早く家の中から追い出したいところですが、なぜ急に家の中にヤモリが現れたのかがわからないと、追い出してもまたいつ現れるのか不安になりますよね。
そこで、この記事では、ヤモリが家の中に現れた5つの原因とヤモリを家から追い出す方法をご紹介します。もしかしたら、あなたはヤモリが嫌いだと言いながら、自らヤモリを呼び込んでいる可能性あるので、ぜひチェックしてみてください。
家の中にヤモリが現れた原因
どうして急に家の中にヤモリが出てきたのか、その原因として5つの点が挙げられます。
- ヤモリの生息地域である
- 暖かくなったから
- 侵入する隙間がある
- 害虫がいる
- 食べ残しが放置されている
それぞれの原因について詳しく解説をしていきますね。
ヤモリの生息地域である
ヤモリが家の中に現れるには、その場所がヤモリの生息地域である必要があります。ヤモリは寒いところが苦手です。そのため日本に多く生息している「ニホンヤモリ」の生息地域は本州、九州、四国など暖かい地域です。そのため、その生息地域に住んでいると、どうしても家の中で遭遇する確率は高くなるのです。
つまり、ヤモリにとって住みやすい温度の地域だと、家の中に現れることが多くなります。
暖かくなったから出てきた
ヤモリは寒いところが苦手なので、冬の間は縁の下や外壁の間などの暖かいところで冬眠しているいます。そして、春先になって暖かくなってくると冬眠から目覚めて活動をはじめるんですね。
そのため、暖かくなるとよくヤモリを見かけるようになります。人間も春になると急に散歩やランニングをする人が増えるのと一緒で、ヤモリも暖かくなると動き出すのでどうしても見かける確率は高くなるわけです。
侵入する隙間がある
ヤモリが侵入する隙間があれば、家の中に入ってきます。窓、扉、換気扇、エアコンの壁穴など1cmぐらいの隙間があればヤモリは侵入してきます。やはり家の中のほうが暖かいのでヤモリにとって住みやすいのです。
どうしてもヤモリに家に入って来てほしくないのであれば、家の隙間などを探して埋めるようにしましょう。また、うっかり窓を閉め忘れてしまうと、ささっとヤモリが入ってくるのでご注意ください。
家の中に害虫がいる
ヤモリはゴキブリやシロアリなどの人間にとって迷惑な虫を餌として食べています。そのため、ヤモリが家に出たということはその餌である害虫が家の中に発生している可能性があります。
「家を守る」と書いてヤモリと読むくらいです。害虫を駆除してくれるので人間にとっては実はありがたい生き物なのですよ。
家の中で食べ残しが放置されている
家の中に食べ残しなどがあるとコバエなどの虫が発生しやすいですよね。その虫を目当てにヤモリが家に入ってくる可能性もあります。ですから、食べ残しはできるだけ早めに片づけた方が良いです。
実際、夏はもちろんのこと最近は暖房の性能もよく冬も家の中が暖かいことが多いので、そのまま食卓に食べ残しを置いておくと食品が傷みやすいです。ですから、ヤモリ対策だけでなく、衛生面からもなるべく食べ残しは冷蔵庫などで保存する方が良いですよね。
ヤモリを追い出すには?
ヤモリを見ても何とも思わなかったり、「かわいい」と思ったりする人であれば問題ないのですが、どうしてもヤモリの見た目が無理な人からすれば、どうにかして早く家から出て行ってほしいところですよね。ヤモリは動きが素早いので焦ってしまいますが、どのようにして追い出せばいいのかご紹介していきます。
新聞などで叩いて追い出す
ヤモリは大きな動きや音が苦手です。新聞などはカサカサ音がしますし、叩けば大きな音がするので怖がって逃げていきます。ヤモリの後方の壁などをたたいて音を出し、窓や玄関に誘導するようにしましょう。
ヤモリは動きが素早いので、家に誰かいるのであればヤモリの隠れそうなところや別の出口などをふさいでもらうなどして手伝ってもらった方がうまくいきます。一人の場合は、ヤモリが隠れてしまわないよう家具を移動する、誘導する場所以外の扉などは閉めておくなどの対策をしてから新聞で叩いて追い出すようにしてください。
水を使って追い出す
ヤモリは泳ぐこともできるので水がとても苦手というわけではありません。しかし寒いのが苦手で水にぬれて体温が下がってしまうことを嫌います。また、水をまくときの音にもヤモリは驚くのでそれを利用して家から追い出すようにしましょう。
ただ、水をまくなどする時は玄関だったらいいのですが、部屋の中だとむやみに水をかけると家電製品などに水がかかって壊れる恐れもあります。ですから、場所を考えて水を使うようにしてくださいね。
捕まえて追い出す
何か危害を加えて追い出すのはなにか心もとないという方は、捕まえてそっと逃がしてあげるようにしましょう。ヤモリに毒性などは無いので触っても大丈夫です。
ヤモリは人間になれていたら、手に乗ってくれる可能性もあります。そっと捕まえて外に逃がしてあげましょう。また捕まえる際に、どうしても素早いのでしっぽをつかんでしまいがちですが、しっぽが抜けてヤモリ本体が逃げてしまうことがあるので注意してくださいね。
まとめ
いくらヤモリを逃がしても家の中に餌となる虫がいつまでもいれば、またそれを目当てにヤモリが家の中に入ってきてしまいます。それを防ぐためにも家の中にいる虫を退治、発生させないことが先決です。
家の中に食べ物が無ければ食べ物を探しに別の場所へ移動してくれますよ。逆に、虫や食べ残しが多い環境を作ってしまうと、自らヤモリを呼び込んでいる結果になりかねません。ですから、まずは家の中がヤモリの好む環境になっていないか、チェックしてみてくださいね。
ちなみにヤモリは家の中で放置しても大丈夫です。詳しくは以下の記事をご参考にしてください。
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