バッタと言えば公園などどこにいってもいる身近な昆虫の一つで誰しもが知っている昆虫です。
子供のころにバッタを飼育したことがある人も多いのではないでしょうか?
その一方でバッタの種類やエサ、寿命について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか?
今回はそんなバッタについて詳しく紹介します。
バッタとは?
まずはバッタの生態などについて簡単に見てきましょう。
バッタは日本全国あらゆるところに生息しています。
キリギリスやコオロギもおなじバッタ目ですが、バッタは身体が前後に細長く触覚が短いことが見分けるポイントです。
バッタといえばピョーンと大きくジャンプするイメージが強いですが、すべてのバッタが大きくジャンプするわけではなく、飛ばないバッタもいます。
私たちがよく見かけるのはトノサマバッタやオンブバッタ、ショウリョウバッタなどです。
これらのバッタは草むらを棒などでつつくと勢いよくピョンと飛び出すので比較的簡単に捕まえることができます。
それではバッタの種類別に寿命と好んで食べるエサを紹介していきます。
トノサマバッタの寿命と餌
今でも大人気のアクションヒーロー番組「仮面ライダー」のモチーフにもなったバッタです。
バッタの中でも一番カッコよくて勇ましく、まさにトノサマという表現がピッタリ。
見つけるとテンションがあがりますね。
そんなトノサマバッタの寿命ですが、2~3ヶ月ととても短命です。
エサはイネ科の植物を好んで食べます。
イネ科の植物が手に入らないときは代わりにレタスを与えるとよいでしょう。
ショウリョウバッタの寿命と餌
草むらで捕まえることのできるバッタの中でも最もよく見かける種類です。
ショウリョウバッタは口から茶色い汁をだすことから地域によってはショウユバッタ(醤油バッタ)と呼んでいる地域もあるようです。
ショウリョウバッタを漢字で書くと「精霊」バッタとなります。
8月の旧盆、精霊祭の時期のその姿を見せる事や、精霊流しの精霊船に形が似ていることからこの名前になったとのことです。
そうやって言われるとどこか神々しく見えてくるので不思議ですね。
ショウリョウバッタの寿命は卵の時期を含めて約1年。
基本冬を越さないとのことですが、環境がよい所で飼育すれば冬を越すこともあるようです。
エサは雑草などの草木やイネ科の植物を好んで食べています。
オンブバッタの餌
メスの上にオスが乗っている姿がまるでおんぶしているように見えることからこの名前が付けられたオンブバッタ。
よく見ると違うのですが、ぱっと見ショウリョウバッタと間違えられることもあります。
他のバッタも交尾の最中はメスの背中にオスが乗るのですが、他のバッタが交尾が終わると降りてしまうのに対してオンブバッタはそのまま乗り続けていることが多いようです。
オンブバッタの寿命もショウリョウバッタと同じく卵を含めて約1年と言われています。
オンブバッタが好んで食べるエサはクズ、カナムグラ、キク科やシソ科の植物など。
レタスを食べさせてもよいでしょう。
クルマバッタ
後ろの羽に特徴的な模様があり、飛んでいる時に車輪が回っているように見えることからこの名前になりました。
トノサマバッタに似ていますが、トノサマバッタより少し小さいこと、飛んでいる時の音が大きいこと、ジャンプの距離がトノサマバッタより短いことで見分けることができます。
エサとして好んで食べるのはやはりイネ科の植物やササやススキ、ネコジャラシです。
まとめ
今回はよく見かけるバッタ種類とそれぞれの寿命やエサについて紹介してきました。
どのバッタも食べるものはイネ科の植物などで、種類による違いはそれほど大きくないようです。
寿命はトノサマバッタ以外は一年ということで昆虫の中では比較的長い方と言えるでしょう。
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