アロンアルファが間違えて手の指や爪についてしまったときは大変厄介なものです。
万が一、指同士がくっついてしまおうものならば、なかなか離れてくれませんし、指同士がくっつかなかったとしても手がカピカピになってしまいます。
無理に取ろうとすると皮が剥けそうになって痛いですし・・・
今回はそんなアロンアルファが手についてしまったときの対処法を紹介します。
アロンアルファはどんな製品?
まずはアロンアルファとはどんな製品なのかおさらいしておきましょう。
アロンアルファはαシアノアクリレートを主成分とした接着剤です。
このシアノアクリレートという物質は水分に触れると“連鎖重合反応”を起こし、瞬間的に硬化を引き起こします。
この硬化の作用により接着効果を発揮するのです。
アロンアルファは先が細くて特殊なチューブに入っていますが、空気中の水分に触れないようにこの形になっているのですね!
アロンアルファを使った後はしっかりと密封して片付けることが長持ちさせる秘訣です。
湿気が少ない冷蔵庫にしまっている家庭もあるのではないでしょうか?
アロンアルファの接着力はとっても強力でCMでもその凄さがよく紹介されていましたよね。
アロンアルファが手についた時は?
それではアロンアルファが手についてしまったときの対処法を紹介します。
まずはやってはいけないことからです。
NG!やってはいけない事
無理やりはがそうとする。
アロンアルファが手についた時やってはいけないのは、「無理にはがそうとする」ことです。
くっついてすぐならなんとかなるかも!と思って無理やり頑張ってしまいたくなることもあると思いますが、無理やり引っ張ると痛いですし、皮膚がはがれてしまうリスクもあります。
車が持ち上がるくらいの強力な接着力ですから、力づくではがそうとすればどうなるか何となくイメージできちゃいますね。
ティシュペーパーで拭く
思わずティシュペーパーで拭いてしまいがちですが、絶対にやってはいけません。
なぜならば瞬間接着剤は化学繊維などと接触することで激しく反応し、瞬時に100℃以上の高温になるからです。
瞬間接着剤でやけどをした、という報告もたくさんあり、瞬間接着剤を作っているメーカーのホームページには注意を促す文言も記載されています。
正しい対処法
ここからは正しい対処法について紹介します。
熱いお湯につける
40℃以上の熱いお湯にくっついた部分をしばらく漬けます。
その後くっついたところ同士をもむようにすればゆっくりと剥がれていきます。
除光液を利用する
マニキュアを落とすための除光液を利用しましょう。
除光液の中に含まれる有機溶媒「アセトン」にはαシアノアクリレートを溶かす性質があります。
ただし、最近は爪への刺激を減らすためにアセトンが入っていない除光液も販売されています。
アセトンが入っていないとアロンアルファを剥がす効果は全くありませんから注意が必要です。
また、アセトンは肌にとって刺激物ですから、アロンアルファを剥がし終わった後はしっかり手を洗って残ったアセトンをきれいに洗い流しましょう。
こちらの動画では敢えて指同士をアロンアルファで引っ付けた後、除光液をつけて取るための様子を解説しています。
専用の剥がし液を使う
ホームセンターにはアロンアルファを剥がすための製品が販売されています。
きっと手について困った人が続出したからでしょう。
アロンアルファと一緒の売り場にセットで売られていますので、アロンアルファを購入するときに一緒に購入してみてはいかがでしょうか?
急ぎでなければ放置して大丈夫
アロンアルファが手についてしまった時は今回紹介した方法で対処すればバッチリです。
ただ、これは指同士がひっついたりするなど、生活に支障が出るような時にオススメの方法です。
なお、皮膚に残ったアロンアルファは2~3日放置すれば皮膚の新陳代謝できれいさっぱり剥がれます。
ですから、急ぎでなければ、放置という形にして、無理やり剥がさなくても大丈夫です。
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