亀が水面から顔を出す理由!意外な呼吸方法について徹底解説!

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亀がずっと水から出てこなくて水面から顔を出していると、何か苦しいのかなと気になってしまいますよね。亀はどうして水面から顔を出すという仕草をするのでしょうか。水面から顔を出す理由が分かれば、冷静な判断もできますし、安心にも繋がります。

そこで、この記事では、亀が水面から顔を出す理由について詳しくご紹介していきます。また、亀の意外な呼吸方法についても解説をしていきますので、亀を飼っている人や関心がある人は、ぜひチェックしてみてください。

次郎
次郎
考えてみれば、亀ってどうやって呼吸しているのかな。

亀が水面から顔を出す理由

亀 水面から顔を出す 理由
亀が水面から顔を出す理由は、呼吸をしているからです。亀は人間のように鼻から呼吸するので、息継ぎのために水面から顔を出して呼吸をします。むしろ、冬眠でもないのに、水から顔を出さずにぐったりしていたら、亀の体調を心配した方が良いです。亀が水面から顔を出すのはそれだけ日常のことで亀にとっては当たり前のことなんですね。

特に、寒い時期などは水の中は温度が高くて心地がいいので、水中にいることが多くなり、水面から顔を出すことが増えるでしょう。また、亀は好奇心が旺盛なので、水の外で何か変わったことがあると、それを確かめるために水面から顔を出すこともあります。

人間からすると「亀が水面から顔だけ出してバタバタしていたらなんだか苦しいのかな」と心配な気持ちになってしまうかもしれません。しかし、実際は動かない方が心配なのです。動いているのであれば、元気な証拠なので過度に心配することはありませんよ。

花子
花子
亀が水面から顔を出すのは自然な行為ってことね。

亀の呼吸の仕方は三種類

亀が水面から顔を出すのは呼吸をするためですが、実は亀の呼吸の仕方は三種類あります。そこで亀の呼吸方法についても詳しくご紹介していきます。

肺呼吸

亀は人間と同じく肺呼吸する生き物です。ただ、空気の取り込み方は違います。人間は吸い込んだ空気を肺に取り入れる際に、胸の周りの筋肉を使って肺を膨らませます。しかし、亀は肺の周りも固い甲羅で覆われているため、手足や頭を引っ込めたり出したりすることによって、肺に空気を送り込んだり出したりしているのです。

つまり、亀は肺呼吸をする時、体全体を動かして呼吸をしているのですね。このように亀にも肺があるので、水が汚かったり、部屋の掃除が行き届いていなかったりして粉塵などを吸い込んでしまうと肺炎になったりもします。

皮膚呼吸

亀のメインの呼吸法は肺呼吸ですが、実は手足などの皮膚からも呼吸をすることができます。亀が水の中でも息ができるのは、この皮膚呼吸ができるお陰です。

皮膚呼吸をメインで行う生き物は、水分中に溶け込んだ酸素を皮膚から吸収するため、皮膚を粘膜などで覆って、常に濡れている状態を保つ必要があります。しかし、亀は肺でも呼吸することができるため、常に皮膚が濡れている必要はありません。そのため、種類にもよりますが、亀は乾燥には強いのです。

また、冬眠時は酸素量が少なくて済むため、皮膚呼吸で水に含まれる酸素を呼吸しているんですね。

粘膜呼吸

亀は肺呼吸や皮膚呼吸以外にも、なんと粘膜でも呼吸ができてしまいます。粘膜と言われてもピンと来ないかもしれませんが、常に湿気っているような部分です。

例えば、のどには粘膜がありますよね。亀は、のどから水を飲みこんだ際、水に溶け込んでいる酸素を、のどの粘膜から取り入れることができるのです。他にも驚くべきことに、お尻の粘膜で呼吸することもできます。お尻の粘膜にある毛細血管で酸素を取り込み呼吸するんですね。

もちろん、冬眠していない時は酸素を使う量が多いので、粘膜から吸い込むだけでは、生きていくのに十分な酸素を取り入れることはできません。しかし、冬眠している時は仮死状態に近いので、粘膜の呼吸だけでも生きていくことができるのです。

太郎
太郎
亀には、こんなにも呼吸方法があるなんて知らなかったなあ。

亀の呼吸の豆知識

亀は肺呼吸だけでなく、皮膚や粘膜などいろいろなところから酸素を取り入れ呼吸ができるなんて驚きですよね。他にもなかなか知られていない、亀の呼吸の豆知識についてご紹介していきます。

亀は呼吸しないで水中で何分いられるの?

亀はメインの呼吸は肺呼吸なので、息継ぎするために水から頭を出しますが、一度息継ぎをしたらどのくらいの時間、水の中に潜っていられるのでしょうか?

川や神社などの池などでよく見かけるクサガメは、数分間息継ぎをしなくても大丈夫と言われています。

また、浦島太郎を乗せて竜宮城に行った伝説を持つウミガメは、川や池に住んでいる亀と違って、海の深いところまで泳いでいくことができます。そのため、一回の呼吸で、30分から1時間も水の中に潜っていられます。

このように種類によって差はありますが、亀が一度の呼吸で人間よりも長く水の中にいれるのは確かなようです。

亀は冬眠中にどうやって呼吸している?

亀は冬眠時に、水の中に潜ったまま浮いてこない時があります。息をしなくて大丈夫なんだろうかと心配になるかもしれませんが、先ほどもご紹介した通り亀は皮膚や粘膜からも呼吸をすることができます。しかし、この皮膚呼吸や粘膜での呼吸は、肺呼吸に比べると取り入れることのできる酸素量は肺呼吸に比べ少ないです。

そう聞くと「亀は冬眠時、水に潜ったままで大丈夫なんだろうか」と心配になる人もいますよね。ただ、冬眠時はそもそも仮死状態に近いので、それほど酸素を必要としません。そのため、冬眠中の亀は、皮膚呼吸や粘膜呼吸でも十分に生きていくことができるのです。

まとめ

亀が水面から顔を出している理由は、肺で呼吸をしているからです。何か苦しいなどのサインではないので、安心してください。単純な理由ではありますが、問題がないことが分かれば、ひょっこり水面から顔を出すしぐさは、とてもかわいく見えてくるものですよね。

また、亀は呼吸方法に関して、肺呼吸以外にも、皮膚呼吸や粘膜呼吸など様々なオプションがあることを知って意外に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

あと、参考までに、亀の呼吸がいつもと違う時は病気である可能性があるので、その時は、注意深く見るようにしてくださいね。

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