亀が壁に向かって泳ぐのはどんな時？落ち着かせる方法まで徹底解説

亀が水槽の壁に向かって泳いでいると「苦しいのかな」「何か私に訴えているのかな」と気になりませんか？そんな時、どんな理由があるのかが分かれば、対応してあげることができます。

しかし、壁に向かって泳ぐ理由が分からないと亀もストレスが溜まりますし、飼い主としても心配が尽きませんよね。そこで、この記事では、亀が水槽に向かって泳ぐ理由や、そんな時に亀を落ち着かせる方法について、詳しく解説をしていきます。

次郎

壁に向かって泳いでる時ってどんなことを考えているのかな？

亀が壁に向かって泳ぐのはどんな時？

亀が壁に向かって泳ぐ場合、具体的には4つの状況が考えられます。

それぞれの状況について詳しくお伝えしていきますね。

亀はエサが欲しい時に水槽の壁に向かって、バタバタとあばれたりします。水槽の壁に向かって泳ぐと、音がして飼い主が気づいてくれることを知っているのでしょう。亀はエサが欲しくて飼い主に気づいてほしいために、アピールしているものと考えられます。

亀はとても頭が良いので、あなたがいつもエサをくれることを、きちんと理解したりもします。お腹が空いてくると、いつもエサをくれるあなたがそばにいる時、あなたに向かってエサが欲しいと訴えるのです。

花子

お腹が空いているのは元気な証拠ね。

亀は水辺にいるのをよく見かけるので、陸地はそんなに好きじゃないと思われがちですが、そんなことはありません。亀は陸地のお散歩も大好きです。ずっと水槽の中だと好奇心旺盛な亀は、飽きてきて外を歩き回りたくなる時もあります。

そんな時は水槽から出してくれと言わんばかりに、ガシャガシャと水槽の壁に向かって泳ぐのです。このアピールに気がついたら、水槽から出して部屋の中を歩かせてあげましょう。

あるいは、ずっと水の中にいるのがしんどいのかもしれません。水槽の中に流木など亀が一休みできるところはありますか？もしない場合は、水槽の中に陸地を作ってあげましょう。

亀はとても好奇心が旺盛な生き物です。そのため、水槽から見える景色の先に進みたいと思っているのですが、壁を認識していないため、結果的に壁に向かって泳いでしまっている場合があります。

先ほどの散歩と同様に、水槽の中の暮らしに飽きてしまっていることも考えられます。ですから、出来ることなら亀の欲求に応えて、水槽の外で自由にさせてあげましょう。

亀が壁に向かって泳ぐ時に、そばにあなたがいれば、それはあなたにかまってほしくて水槽の壁に向かって音を立てて泳いでいるのです。試しにあなたがいなくなると、亀は壁に向かって泳ぐのをやめませんか？

もしそうであれば、あなたにかまってほしくてアピールしていると考えてほぼ間違いないでしょう。亀もあなたと遊んだりコミュニケーションを取りたいのです。実際、亀はなつくと、水槽から出してあげたら、あなたの後をついて歩いたり、呼んだら寄ってきてくれることもあります。

亀が水槽の壁に向かって泳いでいる時、すぐにどんなことをアピールしているのかが、わかれば応えてあげられます。しかしわからない場合は、ずっと興奮しているのもしんどそうなので、落ち着かせてあげたいですよね。

そんな時のために、ここからは亀を落ち着かせる方法についてご紹介していきます。

お腹が空いた状態というのは、どんな生き物でも必死になりますよね。亀が水槽の壁に向かって泳ぐ場合に、まずはエサをあげてみてください。

お腹が空いて必死になってバタバタと泳いでいたのであれば、エサをあげることによって落ち着いてくれるでしょう。

「水槽から出してあげる」ことも亀を落ち着かせるには有効な方法です。エサをあげてもまだバタバタと水槽の壁に向かって泳ぐ場合、それは水槽の外に出たいのかもしれません。狭い水槽ならなおのこと、好奇心旺盛な亀は、外で自由に動き回りたいと思っている可能性があります。

亀は動きがゆっくりなので、そんなに遠くまで移動しないだろうと思われがちですが、意外と亀の行動範囲は広いです。ですから、できれば水槽から出して、家の中を自由に歩き回れるようにしてあげてみてください。

どうしても入られたくない部屋などがある場合は、ペット用や赤ちゃん用のゲージがあるのでそういったものを利用して仕切りを作るのもいいですよ。

亀を落ち着かせる方法として、もう一つ「水槽の水をきれいにしてあげる」というやり方もあります。亀が水槽の壁に向かってバタバタと泳いでいるのは、もしかしたら水槽の水が汚れているせいかもしれません。亀は水槽の水が汚れているとストレスが溜まります。人間も汚い環境で過ごすのは嫌ですよね。

また、汚い水だと飲むことも嫌がって、脱水症状を引き起こすこともあります。ですから、亀が病気にならないためにも、水槽の水をきれいにしてあげることが大切です。

太郎

やっぱり亀の立場に立っていろいろ考えてあげることが大切だよね。

亀が水槽の壁に向かって泳いでいる理由をご紹介してきました。慣れてくると、同じように壁に向かって泳いでいるように見えても「あ、お腹が減っているな」とか「外に出たいんだな」なんてわかるようになってくるものです。

そうなってくると亀も、自分のことをとても理解してくれるあなたに、より一層なついてくれるはずですよ。