ハリガネムシが人間に寄生することがあるという話があるのですが本当なのでしょか?
その真相はこの記事の最後に解説していきますが、実はハリガネムシはかなりエグイ特徴を持っています。
ですから、そういった点も含めてご紹介していきます。
ハリガネムシとは?寄生の仕方は?
ハリガネムシは直径1~3mm、体長は数cmから大きいもので1mまでの大きさになる生物です。
乾燥すると針金のように固くなるので、ハリガネムシと呼ばれるようになりました。
ハリガネムシは、カマキリやバッタ、ゴキブリ、そしてコオロギなどの昆虫に寄生しながら成長していく特徴を持っています。
特にカマキリによく寄生することで知られています。
なぜ、カマキリなどに寄生するかというと、それは寄生しないと生きていけないからです。
ハリガネムシは、水中で産卵をした後、まず、水生の昆虫(タガメ、トンボ、ゲンジボタル、ゲンゴロウなど)に寄生します。
そして、その昆虫を食べたカマキリなどに寄生をするというのです。
ハリガネムシの出し方
カマキリに寄生したハリガネムシは水の容器にかまきりのおしりを入れて上げると出て来ます。
こちらは、その様子を撮影した動画です。
こんなに大きなハリガネムシが体内に入ってしまうなんて、カマキリも本当に大変ですよね。。。
ハリガネムシの洗脳の恐怖
ハリガネムシ寄生された昆虫は生殖機能を失ってしまいます。
ただ、それよりもっと怖いのは、ハリガネムシは宿主を洗脳して操るという特徴を持っているという点です。
ハリガネムシは水中でないと産卵が出来ないのですが、カマキリは普段、水の中へ行く習性がありません。
だから、寄生したカマキリを操り、水がある所へ移動させるというのです。
カマキリが水中へ移動した後、ハリガネムシはお役御免となったカマキリの体内から外へ出て来ます。
そして、カマキリがハリガネムシから出た後はどなってしまうのでしょうか?
残念ながら、基本的にはすぐに死んでしまいます。
その理由は、ハリガネムシに寄生されている間、体内の栄養を奪われ、衰弱してしまっているからだとも言われていますが、はっきりとした原因は解明されていません。
ハリガネムシは人間に寄生する?
こういった話を聞くと、ハリガネムシが人間に寄生してしまったらどうなるんだろうと心配される人もいらっしゃいます。
実際、ハリガネムシが偶発的に人間の体内に入ってしまったケースは確認されています。
(ハリガネムシについて・・・)この寄生虫は、人体に迷入することがあり、世界各地で報告がなされている。
迷入すると、人は口から突然、この寄生虫を吐くという。ある夏の日、千葉県の四十歳くらいの男性が、五歳の娘がこんなものを吐きました、と虫をもって寄生虫館を訪れた。
みるとカチカチになった灯心のようなものが丸めてあった。
私は、これはハリガネムシだと直感した。
話を聞いてみると、この親子は最近まで福島県いわき市に住んでいて、五歳の少女はよく川べりで遊んでいたという。
きっと、その時に、何らかの形でハリガネムシの幼虫が口の中に入ってしまったのだろう。
引用元はこちら
ですから、ハリガネムシが口から出てくるようになるのがイヤな方は、川辺で遊ぶ時は水を飲んだりしないよう注意する必要があるかもしれませんね。
しかし、だからといって人間の健康に深刻なケースは与えたことはないですし、もちろん、人間を洗脳する可能性はゼロです。
一説では、ハリガネムシが人間の爪の間から入って、死んでしまうことがあるという話もありますが、それは完全に都市伝説です。
だから鵜呑みにしないで下さいね。
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