韓国に移住して1年、韓国で子供を育てるとどうなるか?

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2012年に韓国に移住して1年が過ぎました。

子供を1年間、韓国で育てるとどうなるのか、私の体験談を話していこうと思います。

ちなみに我が家の子供は、中学生が一人、小学生低学年が二人で、あと、私の妻は、韓国人です。

韓国の学校に子供を行かせるといじめられるか?

我が家の子供は、移住する前、韓国語が、ほとんど分からりませんでした。

日本語学習の期間を経ずに、いきなり、現地の学校へ送りました

(子供達は、かなり大変だったと思いますが・・・)

まず、心配したのが、

「日本から来たということで、いじめられないか」

ということです。

結論から言えばNoです。

幸い、いじめには遭っていません。

もちろん時々、「独島は、どこの国のものなんだよ~?」

とクラスの子から聞かれることがあるそうですが、そんな時、息子は、「独島は、ウリタン(私達の土地)だよ」と、自分の胸を差しながら、言います。

※韓国には、「ドクトヌン ウリタン(独島は我々の土地だ)」といつもメロディーに乗せて言っています。

私の息子には、日本人と韓国人の血が流れているので、相手は、「だから、どっちなんだよ」と再度聞きますが、
「ウリタン(私達の土地)だよ」と言い続けます^^

まあ、それぐらいですね。

マスコミや政府レベルでは、日韓関係は、最悪ですが、日常生活レベルだと、日本人に対する嫌悪感はまったく感じません

逆に、学校の先生が、教室で、

「○○(私の小学生の息子の名前)は、日本語も韓国語も出来るんだよ。君たちは、日本語を話せますか?

○○は、エライんです」

と褒めてくれたり、

小学生の娘の先生は、本当に娘を可愛がってくれて、時々、気遣って手紙も書いて下さり、感動したこともあります。

日本好きな韓国の子供は多い

実際、韓国の子供達は、日本のアニメが大好きです。

ドラえもん、ジブリ、ワンピース、進撃の巨人を始めとして、韓国で放送されているアニメの60~70%は、日本のものです。

娘もよく図書館から絵本を借りてきますが、よく見るとほとんど日本の絵本です。

だから、そういったところから、子供達は、日本の文化に対して、良いイメージを持っているところがあります。

あと、妻が、学校の先生や、子供たちのお母さんに対して、尽くして、良い関係を築けるようがんばったことも大きかったと思います。

これは、どこの国でも共通していることですよね^^

子供達は、どれぐらいで韓国語を覚えられようになるか?

子供達は、まったく韓国語を話せないところからスタートしました。

一般的に、子供達は、言葉を覚えるのが早いと言われますが、体験的には、慣れるまで一年ぐらい掛かると思います。

もちろん、今でも完璧という感じではないですが、先日、

「先生や友達の話していることは、全部理解出ている?」

と聞いたら、「うん」と当然のように答えていたので、まあ、大丈夫なんだと思います^^

逆に、親の私は、移住した時は、韓国語が中級レベルだったのですが、未だに、理解度100%には程遠いです。

ですから、子供達には、すっかり抜かされてしまった感じがあります(T-T)

韓国の学校へ子供を送ると、成績は大丈夫なのか?

子供達は最初、韓国語が分からなかったので、やはり、学校の成績は、ほとんどビリからの出発でした。

それから、中学生の息子は、やっと学年の順位が上から三分の二ぐらいまでに入って、今でも成績は上がり続け、小学生の息子もテストで、90点とか取るようになってきました。

一番下の娘は、今、小学校一年生ですが、100点も取ったりしているので、やはり、小さい時に移住している子供の方が、負担は軽くなると思います。

中学生の子供に関して言うと、やっぱり大変なのは、国語と社会です。

特に社会なんて、訳の分からない韓国人の名前がたくさん出てきますから^^;

あと、英語も最初の方は、結構苦戦しました。

英語教育に関しては、韓国の方が日本より熱心で、小学生4年生から、学校の英語学習がスタートします。

だから、中学生だと、日本と韓国では、英語教育の進捗状況に結構ギャップがあります。

韓国の学校には部活動がないという悩み

実は、韓国の中学校には、部活動がありません

大半の子供は、学校が終わると、学院(ハグォン)と呼ばれる塾に通っています。

部活動がないせいか、韓国の子供達(男の子)は、ひ弱な子が多いです。

メガネをかけて、髪は眉毛ギリギリまで伸ばし、体はヒョロヒョロしている中学生が多い

というのが私が韓国の中学生男子に対すして抱いている基本的なイメージです。

その証拠に私の中学生の息子は、日本にいる時は、体育の成績が普通でしたが、韓国に来たら、トップクラスになりました^^

また、日本だと、部活動を通じて、友達、そして先輩、後輩との交流を通じて、社会性が身に付いて来ます。

でも、韓国の場合、部活動がないため、社会性が身に付きづらい環境があるのかなと感じることは多いです。

そういった意味で、実は、中学生の息子にどうすれば、社会性を学ばせられるかという観点で悩んでいるところがあります。

韓国の外国人に対するサポート体制

日本の学校の場合、外国の子供が入ってくると、専属の先生が付いてくれたりするそうです。

でも、韓国の学校では、残念ながら、そういうシステムがありません。

その代わり、韓国には、”多文化支援センター“という政府が支援している機関があります。

そして、小学生の子供達は、月曜日と水曜日の午後に1時間半ぐらいセンターに通って、教育を受けています。

もちろん、無料です。

また、多文化支援センターでは、時々、遊園地のチケットや牛乳パック1ヶ月分などサプライズのプレゼントをしてくれる時があります。

ただ、多文化支援センターの対象は、小学生の子供までで、中学生の子供までは、対象になっていないので、
そういった意味では、注意が必要です。

いろいろ心配はしましたが・・・

韓国に移住する時、一番心配したのは、やっぱり子供のことでした。

特に、一番上の息子は、中学生だったので、かなり心配しましたが、今の所、順調に来てくれているのかなあとは感じています。

移住前は、知人から、

「そんなことしたら、あなたの子供は、落ちこぼれて、高校へも行けなくなるぞ」

と脅されたりもしましたが、幸い、そういう状況は回避できそうな感じです^^

海外へ移住したいと考えている人は多いと思いますが、やっぱり最初の一年が一番大変だと思います。

でも、がんばり続ければ、何とかなってくるものなので、そういった意味で、希望を持って頂ければ幸いです。

韓国に移住して、1年半過ぎて感じたことは、ズバリこちらにまとめてみました。
韓国に移住して良かったこと、悪かったこと

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