愛する女性と結婚をする時、「結婚したら奥さんのことを出来るだけ理解してあげよう」と思っている男性は多いと思います。ただ、女性にとって、一番と言っても良いぐらい大変なことはやっぱり出産ですよね。
当然のことながら、出産の痛みは男が理解しようとしても理解できるものはありません。また、出産の痛みを男性が味わうと耐えられないどころか死んでしまうという話を聞いたたので、どこまで根拠があるものなのか、調べてみました。
この記事では出産の痛みを男が味わうと本当に死んでしまうのか、そして陣痛に耐えられないという話は本当なのか、という話について徹底的に解説をしていきます。
出産の痛みを男が味わうと死ぬ?
まず、結論から言ってしまうと
- 出産の痛みを男が味わうと死ぬという実験データも科学的根拠もありません。
当然の話ではありますが、男性で妊娠をした人はいません。ですから、男性で実際に妊娠を体験して、出産の痛みで死んでしまった人はいないというのが実際のところです。ただ、ここで話が終わってしまっては、元も子もないので、もう少し深掘りをしていきます。
男性は出産の痛みに耐えられない?
以前、YouTubeのある動画では、出産の痛みを二人の男性が味わってみるという実験を行っていました。(今、その動画は削除されています)
最初はゲラゲラ笑っていた男性ですが、7分を過ぎた頃から深刻な顔になってきます。結局、2時間でギブアップ。しかし、実際に女性が出産する際は、陣痛が始まってから出産するまで、平均15時間(初産の方は30時間以上かかる場合も)ぐらい掛かるそうです。
そういった意味で、男性は出産の痛みに耐えきれないという話は、それなりに説得力があるような感じもします。
出産の痛みで男が死ぬ話に科学的根拠なし
実際、女性が出産に耐えられる理由は、βエンドルフィンという脳内麻薬が出てくるからという話もあります。ただ、βエンドルフィンは、女性だけでなく、男性にも分泌する機能が備わっていると言われているんですね。
つまり、出産の痛みで男性が死ぬという科学的な根拠はないのです。実際、先ほどご紹介した実験の話では、男性達は、ただ実験的に痛みを感じているだけです。痛みを耐えなければならない目的はありません。
しかし、実際の出産では、「愛する子供を産むため」という命がけの目的があるため、条件がまったく異なります。だから、同じような命がけの状況に男性が追い込まれても、何とか耐えられるのはないかと私は個人的に思っています。
しかし、1984年に男性の心臓を移植された女性が出産に成功したため、その定説も覆されてしまいました。いずれにせよ、命を守ろうとする気持ちがあれば、どんな痛みや問題も乗り越えられるのかもしれませんね。
出産の痛みで男が死ぬと言われている理由
もし、出産の痛みで男が死ぬという話に科学的根拠がないのであれば、「じゃあ、男だったら死ぬなんて、大げさなこというなよ~」という話になってしまうのかもしれません。
しかし、このように言われる背景には、やっぱり、「この痛みを理解して欲しい」という女性の強い気持ちがあるのだと思います。出産の苦しみを少しでも理解してもらうためには、やはり、それぐらいオーバーに表現したくなるものだからです。
ただ、そういわれた時に、男性が、「女は、大げさなんだよ~」と言ってしまったら、男女間の亀裂は深まるばかりです。そういった時にこそ男性は女性をいたわって、慰労してあげることが大切だと思います。
つまり、男性が出産の痛みで死んでしまうかどうかということが問題なのではなく、男性が、出産する女性をどれだけリスペクトしてくれるかが問題なのではないのでしょうか。
女性は、愛する男性に理解されていると感じる時、喜びを感じるところがあります。これは、私が、長年の結婚生活から感じていることです。ですから、ぜひ愛する奥さんを世界の誰よりも理解して上げて、奥さんを幸せにして上げて下さいね!
広告
スポンサーリンク