最近、あなたは地震雲を見ますか?
地震雲を見ると、ドキッとしたりするものですが、地震雲といっても、いろいろと種類があるものです。
そこで、今回は、地震雲の4つの種類と、雲ごとに、予兆する地震が発生すると言われる時期についてまとめてみました。
なぜ、地震雲は発生する?
最初に地震雲が起こるメカニズムについて簡単に解説しておきます。
地震雲を起こしているのは電磁波だと言われています。
断層の周辺で、圧力を掛けられた岩石から電磁波が出ますが、その規模が大きくなると、電磁波が地上に放射され、雲にも影響にも与えるという流れになります。
つまり、地震雲の形を見れば、電磁波がどのように出ているかが分かり、それによって、どのような地震が、いつ頃来るかという傾向が分かるようになるという訳です。
雲の種類と、特徴、地震が起こる時期
それでは4つの地震雲について、それぞれ解説していきましょう。
筋状・帯状の雲
筋や帯のような形をしていて、空を分割したような雲です。
地震が発生した場合、揺れが大きくなる可能性があります。
この雲は、地震が起こる2週間前ぐらいに発生すると言われています。
(2~3日前に発生するという説もあります)
ただ、雨上りの雲と似ているので、見間違うことがありますので、ご注意を。
波状・放射状の雲
何層にも重なるように波や放射状になっている雲です。
同心円上になっている場合、その中心部分が放射状の場合、その中心点が震源地になる言われています。
また、雲が長かったり、色が濃いほど、大きな地震が起こる可能性が高くなります。
この雲は、地震が起こる約1週間前ぐらいに発生すると言われています。
直立型・竜巻型の雲
地面から真っ直ぐに伸びる雲です。
垂直になっていればいるほど、震源地が近いと考えられます。
飛行機雲との違いは、
飛行機雲→すぐ消える
地震雲→ずっと残っている
という点になります。
この雲は、地震が起こる3日前~1日前ぐらいに発生すると言われています。
固まり状の断層雲
空を覆うような塊となっている雲です。
大きい雲であればあるほど、地震の揺れが大きくなる可能性が高いです。
この雲は、地震が起こる直前に発生すると言われています。
東日本大震災の直前にも、この地震雲が観測されています。
本当に当たるのか?
ただ、地震雲が発生したからといって、必ず地震が起こるような訳ではないようです。
例えば、地震雲の情報を掲示板形式で集めているサイトがありますが、ここの掲示板にアップされている地震雲が予兆するとおりに、地震が起こったとします。
すると、毎日、至るところで地震が起こる(!?)ということになります(笑
もちろん、
地震がある時は、地震雲が発生する確率が高いと思いますが、
地震雲が発生したからといって、実際に地震が起こる確率は低い
と私は考えています。
だから、地震雲が発生したからといって、それで大騒ぎすると、デマになってしまう可能性は大です。
もちろん、地震雲を見つけたからといって、特別に恐れる必要はなく、
「今、地震が起こったら、どうしようかなあ」
と少し意識するぐらいが良いのかなあと思います。
備えあれば憂いなしですからね。
広告
スポンサーリンク