最近、職場で大丈夫じゃない人を見かけたんですね。普段は、よく笑って、周りの雰囲気を明るくしてくれる人なんですが、笑顔が消えて明らかに気持ちの余裕を失ってしまっています。家庭の問題なのか、あるいは仕事で悩んでいるのかは分からないのですが、いろいろと大変そうな雰囲気は伝わってきます。
ただ、そういった時にかけてあげられる言葉がなかなか思い浮かばず悩んでしまいました。こういう時、間違って変な言葉をかけてしまうと、逆に反発されてしまうこともあったりしますからね。そこで、そんな時にかけられるような言葉とかけてはいけない言葉をリストアップしてみることにしました。
実際、私自身、大丈夫じゃない時にかけてもらってうれしかった言葉もいろいろあるので、そういった言葉も思い出しつつ、徹底的に吟味にしていきながら、本当に使えるものを絞り込んでお伝えしていきます。
大丈夫じゃない人にかける言葉
大丈夫じゃない人にかける言葉について10個お伝えしていきます。
- 何かあったの?
- それはつらかったね
- すごいね、ものすごくがんばっているね
- ○○さんのこと尊敬するよ
- 少し休むことも大切だよ
- 自分のこともっと大切にして
- あまり背負わないでね
- 何かできることがあったら手伝うよ
- もっと私のことを頼って欲しいな
- 応援しているからね
- さっそく見ていきましょう。
なぜ、それぞれの言葉が効果的なのか解説していきますね。
何かあったの?
大丈夫じゃない人は一人で悩みながら悶々としていることが多いです。そういった時に、何があったのか聞いてあげると「実は…」という感じで話してくれる場合があります。そうやった悩みを他の人に打ち明けると、そこでストレスが発散されたり、話す中で解決策が見えたりすることも多いです。
そういったきっかけを作ってあげられるような声をかけてあげるのも効果的ですよ。
それはつらかったね
落ち込んでいるはずなのに「大丈夫」と言って、どう見ても大丈夫に見えない人いますよね。そんな人には、まずは現状を共感する言葉をかけてあげましょう。また大丈夫じゃない人は、自分の奥深くの感情に気づいていないこともあります。
大丈夫じゃない人の中には大丈夫と自分に言い聞かせることで、大丈夫だと思い込んでいる人も多いです。ただ立ち直るためには、本当の自分の気持ちと向き合うことも必要ですよね。そのため相手の現状や感情を言葉にしてあげることで、本人も気づいていない感情と向き合うきっかけとなります。
すごいね、ものすごくがんばっているね
大丈夫じゃない人は、自分の成果を過小評価していることがあります。ですから、そういった人に対しては過程を褒めたり、こんなにもがんばっているじゃない!ということを周りから言ってもらったりすることで、客観的に自分のしてきたことを認められるきっかけを作ってあげましょう。
また自分のがんばりを認めてもらうということは、単純にうれしいことでもありますよね。
○○さんのこと尊敬するよ
周りから見たら十分がんばっているのに、限界までがんばりすぎて大丈夫じゃない状態になっている人もいます。十分がんばっていることを実感してもらうためにも「尊敬している」と言葉をかけてあげましょう。
尊敬をされて悪い気持ちになる人はいないですし、尊敬されることによって自己肯定感がアップしたりするものですからね。
少し休むことも大切だよ
少し休むよう促すことも、大丈夫じゃない人に対して、相手のがんばりを認めてあげるような気持ちを伝えられる効果があります。大丈夫じゃない人は、心が焦っているので、休むということを忘れてしまっているケースがあります。
そんな時に、こういった言葉をかけてあげて、相手の気持ちを楽にさせてあげてください。
自分のこともっと大切にして
なんでも自分のことは後回しで、周りのことをがんばってくれている人いますよね。例えば、子供から親を見ていると「お母さん、私のことは大丈夫だから自分がゆっくりしなよ」と言いたくなることがよくあります。
自分のことをもっと大切にしてほしいという言葉は、相手のことを思いやっていることが、よく伝わります。また、そういう言葉をかけられると相手も「自分は一人じゃないんだ」と安心できたりするものです。
あまり背負わないでね
会社のプロジェクトや学校行事等で「大丈夫、大丈夫、私やるから」と何でもかんでも一人で背負い込んじゃうタイプの人には、この「あまり背負わないでね」という言葉をかけてあげましょう。
その際には「私たち仲間がいるんだからね」といった内容の言葉を一緒にかけてあげると、より相手を思いやる気持ちが伝わります。
何かできることがあったら手伝うよ
大丈夫じゃない人は、仕事に追われたりしていて、心の余裕を失っているケースが多いです。そういった時の心の状態は、藁をもすがる気持ちなんですね。ですから、そういった時に、何かできることがないか聞いてあげると、それだけでも救われたような気持ちになるものです。
もちろん、本当にその人の問題を解決するためにできることはないかもしれません。ただ、話を聞いてあげるだけでも効果があったりすることも多いので、まずは、そういった言葉をかけてあげてみてはいかがでしょうか。
もっと私のことを頼って欲しいな
大丈夫じゃない人は、目の前のことに精いっぱいで周りのことが見えていない可能性があります。また人に迷惑をかけちゃいけないなど、頼ることが得意でない性格の人もいます。
決してあなたのことを頼りないと思っているわけではないんですよ。そんな一人でため込みがちな大丈夫じゃない人には、ここに味方がいるよ!もっと頼ってくれていいんだよと伝えることで、あなたに頼りやすくなります。
応援しているからね
大丈夫じゃない人は孤独を感じながら、一人で悩んでいることが多いです。いわゆる孤立無援の状態になってしまっているというわけなんですね。そんな時だからこそ、応援しているというメッセージを送ってあげると、相手は大きな勇気を得ることができます。
なんだかんだいって応援の力は絶大ですからね。
大丈夫じゃない人にかけてはいけない言葉
大丈夫じゃない人にかける言葉をご紹介してきましたが、逆にそんな人にかけてはいけない言葉というものもあります。ここでは4つの言葉をお伝えしていきます。
- 大丈夫?→これだけはダメ
- なんでうまくいかないかわかる?
- 周りをちゃんと見なよ
- こうしたらいいんじゃない?
なぜダメなのか具体的に解説していきますね。
大丈夫?
大丈夫じゃない人に一番かけてはいけない言葉は「大丈夫?」という質問だと私自信、思っています。大丈夫じゃない人に大丈夫かどうか問いかけても、大抵の場合「大丈夫」と返ってきてしまいます。そのように聞かれたら、あまり心配をかけさせたくないと思ってしまうことが多いですからね。ただ、それによって相手により負担をかけてしまう場合があります。
実際、大丈夫じゃない人に「大丈夫?」と声をかけることに関しては、ネット上でも批判的なコメントが多いです。
「大丈夫?」とは言わないように心がけてます。
大丈夫と言われれば、たいていが大丈夫だと返すしかないので、その時点で相手が無理をしてしまうことになるからです。引用元:知恵袋
『大丈夫?』
なんて言葉は
大丈夫じゃない人には心に刺さるから絶対に言わない
会えるなら『おいで』からの黙ってハグするか
会えない時は笑って話しかける
— KiRa@J-SUITE (@JsuiteKira1) October 25, 2023
また、場合によっては「大丈夫じゃないよ」と八つ当たりされる恐れもあります。このように相手の反応はいくつか考えられますが、いずれにせよ、良くない結果を引き落としてしまうケースが多いです。そのため、この地雷のような「大丈夫?」の声掛けは、気を付けないといけない言葉だと言えるのです。
なんでうまくいかないかわかる?
これは大丈夫じゃない人を追い詰めて、さらにパニックを起こさせてしまう恐れがある言葉です。大丈夫じゃない人は、現状に対して焦る気持ちや不安な気持ちを抱えています。
そこにさらに不安を与えるようなことは、やめましょう。振り返りは、大事ですが気持ちが落ち着いてからでも十分なはずです。
周りをちゃんと見なよ
周りを頼ってという意味で言っていてもこれでは、周りが見えてないと暗に指摘しているようにしか聞こえません。大丈夫じゃない時は、目先の事や自分の事しか見えにくいこともあります。
周りのことを見ることはもちろん大切なことですが、相手の気持ちに寄り添った言い方で伝えられるといいですね。
こうしたらいいんじゃない?
現状を把握せず、今の状況だけを見たアドバイスほど、しんどいものはありません。後からなんて、どうとでも言えるのです。
楽にしてあげようとアドバイスしたつもりでも、相手の神経を逆なでしてしまう恐れだってあります。ですから、こんなやり方もあるみたいと押しつけがましくなく言うのではなく、サラッと言うくらいにとどめておいた方が良いでしょう。
まとめ
大丈夫じゃない人は気持ちがイライラしたり、ピリピリしたりしていて、心の余裕を失っているケースも多いです。そういった時、言葉のチョイスを間違えてしまうと、余計、相手の気持ちを傷つけてしまうかもしれません。
でも、そういった時にこそ、相手の現状に寄り添って受け止めてあげるくらいの気持ちで優しい言葉をかけてあげると、それによって相手は気持ちが楽になったり、うまく気持ちを切り替えることができたりすることも多いです。
言葉の力は本当に大きいので、ぜひ、あなたがうまく言葉をかけて、大丈夫じゃない人に力になってあげられることを願っています。
広告
スポンサーリンク