猫柳を庭に植えてはいけないと言われる理由!でも実は…

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フワフワとした花穂が猫のしっぽのような猫柳は、その可愛さから、ぜひ庭で育ててみたいと思う人も多いのではないでしょうか。私も、初めてのその花穂を見たときは、あまりに可愛いので、猫が飼えなくなったら代わりに育てようと思ったほどです。

そんな猫柳の木ですが、つい先日ネット上で調べ物をしていると「猫柳は庭には植えてはいけない」といわれているのを知りました。驚いてその理由を調べてみると、確かに気にする人にとっては怖い理由があったんですね。

しかし、私自身、これまで園芸関係の会社で勤務し様々な植物を扱ってきたのですが、その立場からすると、正直、逆に「メリットの方が多いな」とも考えています。

そこで、この記事では、猫柳を庭に植えてはいけないと言われる理由をご紹介しつつ、逆に私が猫柳を庭に植えても問題ないと考える理由と、上手に育てるポイントについても解説していますので、植えようか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

次郎
次郎
猫柳はそんな迷惑をかけるような植物じゃないと思うんだけどなあ。

猫柳を庭に植えてはいけないと言われる理由

猫柳 庭に植えては いけない
猫柳を庭に植えてはいけないという人たちの意見をまとめると2つの観点が挙げられます。

  • 縁起が悪い
  • 柳の木は凶木と呼ばれている

では、それぞれの理由について詳しくご説明していきますね。

縁起が悪い

猫柳に限らず、柳の木は、昔から「死」と関連する行事でよく使われている植物でした。そのため、そのような「死」を連想させる木を庭に植えるのは縁起が悪いため、植えるべきではないという意見があるのです。ネット上でも猫柳の縁起に関する見解があげられていました。

庭に植えてはいけないのは、『縁起でもない』からです。 柳はかつて民間信仰の儀礼や行事にしばしば登場しました。たとえば、葉つきの枝を塔婆に使いました。柳の木は根付きやすく、根がつけば成仏したことを意味したのです。 私が棲む村では、昔 柳の枝で盆箸(盆に使う箸)を作ったようです。 水辺の柳にたたずむ幽霊の絵がありますね。柳の木の向こうにはあの世があったからです。 柳はこの世とあの世をつなぐ道具立でした。だから、庭に植えるなら霊界の出入口をつけることを意味したと思います。

引用元:知恵袋

この方のいう通り、柳は昔から民間信仰の道具として使われてきたものですが、地域によっては盆の箸などとしても使われることがあり、そういった柳を庭に植えるのは縁起でもないというのです。

柳の木は凶木と呼ばれている

柳の木は、風水的に庭に植えると運気が下がる凶木であると言われているため、猫柳も同様に、庭には植えるべきではないという意見もあります。具体的に、柳の木を植えると下降する運気についてはこのように言われています。

  • 北西、西 精神面の病気になる、お金が貯まらなくなる
  • 東 アルコールの問題が生じる
  • 東南 色欲にのまれる
  • 全方位 愛情面に問題が生じる

どの方位の効果も恐ろしいため、本当であればとても怖いですよね。このように、猫柳を含めた柳の木は庭に植える木として適していないため、庭には植えるべきではないというのです。

花子
花子
縁起や風水に関心がある人はやっぱり気になっちゃうかな。

猫柳を庭に植えても問題ない理由

ここまで、猫柳を庭に植えるべきではない理由を2つご紹介させていただきました。どちらも縁起や風水を気にする方にとっては怖い理由のため、「植えたかったけど植えないでおこう」と考えた人もいるかもしれません。

しかし一方で、猫柳はデメリットを帳消しにするようなメリットをもっているため、私の結論としては、庭に植えても問題のない植物であると言えます。そこで、ここからは、猫柳を庭に植えても問題ないといえる理由についてご紹介していきますので、栽培をしてみたいと考える人はぜひ参考にしてみてください。

縁起がいい

猫柳を含めた柳の木は、植えると縁起が悪いと言われていますが、実は、それとは反対に縁起がいい植物としても知られています。特に猫柳は、猫のしっぽのようなフワフワでしなやかな枝を持つことから、「自由」という花言葉を持ち、芽吹く性質もあるため縁起がいいとされているんです。

このように、猫柳は縁起がいいとされる側面もあり、縁起に関しては自分の認識次第であるといえるため、庭に植えても問題がないということができます。

育てやすい

猫柳は、初心者でも育てやすく扱いやすい特性を持つため、庭木として庭に植えても問題がないと言えます。猫柳の育てやすさについて、ガーデニング情報を発信しているHORT(ホルティ)というサイトではこのように述べられていました。

華道の花材として利用されることの多い猫柳。生けた枝をそのまま土に挿しても発根するほど生命力が強く、育てやすい樹木です。手入れも簡単で、剪定も大きな手間にならないこともポイント。

引用元:HORT(ホルティ)

生けた枝から発根する猫柳は、とても生命力の強い植物です。そして、剪定に手間取られないのも、とても助かるポイントですよね。また、育ててそのまま花材として使える点は、フラワーアレンジメントなどを趣味として嗜む人にとっては大きなメリットと言えます。

猫柳を育てるポイント

猫柳の縁起の良さや育てやすさなどのメリットが分かってくると、庭で育ててみたいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、ここからは、猫柳を育てるポイントについてご紹介していきます。

湿潤でやや粘土質の土壌を選ぶ

猫柳は川沿いなどに自生する木です。そのため、砂質よりも粘土質の湿潤な土質にすることでよく育ってくれます。乾きやすい土に植えてしまうと、逆に生育が悪くなってしまうので避けた方が良いでしょう。

日当たりの良い場所に植える

猫柳は元々日当たりの良い場所に自生する植物のため、日がよく当たる場所に植えることで生育や花付きがよくなります。

剪定は枝を整理する程度にする

剪定をするときは、重なり合った枝や間のびした枝、根本から生えてきた枝を切り詰めて整理をします。あまり切りすぎると、木がいじけて花芽がつきづらくなってしまうので注意しましょう。

太郎
太郎
猫柳は手入れも簡単そうだから、気軽に植えることができそうだね。

まとめ

猫柳は、縁起の悪さなどが原因で「庭に植えるべきではない」とされていることをご紹介しました。風水的にも怖い意味をもっているため、気になってしまう人も多いかもしれません。しかし、その一方で猫柳は、育てやすく丈夫な性質をもっているため、特に実害もなく庭木として植えるのにとても適している木だと言えます。

縁起の悪さや風水を迷信として捉えられるのであれば、特にデメリットのない庭木として問題なく栽培できるため、気になった方はぜひ猫柳の栽培をして、その可愛い姿に癒されてみてくださいね。

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