ウクライナおよびクリミア半島を巡る緊張が続いています。
先回、ウクライナ問題が起こる背景になどについてまとめました。
今回は、これから情勢はどう展開していくのか、
分かりやすく解説してみようと思います。
オススメの情報源
まず、情報のソースからばらしてしまうと、ウクライナ情勢に詳しいのは、ロシア在住の北野幸伯氏です。
この方の世界情勢の予測は、よく当たるということです。
なので、基本的には、北野氏の見解をベースとして、ウクライナ情勢の今後の展開をまとめていきます。
(もちろん、他の情報源から引っ張ってきているところもあります^^)
結論から言ってしまうと・・・
結論から言えば、クリミア半島はロシアのものになります。
なぜそうなるのでしょうか?
クリミア半島では、2014年3月16日にクリミア自治共和国がロシアに編入するかどうかの住民投票が実施されることになっています。
ただ、これは出来レースです。
ロシア編入で決定です。
その理由は、クリミア自治共和国200万人の60%は、ロシア系住民だからです。
戦争になる?
この決定に不満を持つのは、
ウクライナの親ヨーロッパ派(新政権含む)
西欧諸国
アメリカ
ということになります。
ウクライナ新政権が、
「くそー、こうなったら戦争じゃあー」
ということになるでしょうか。
一応、そういうアクションを取る可能性は大です。
そうしないと、欧米よりのウクライナのネオナチスや民族主義者などの右派の人達から
「意気地なしー」
「腰抜けがー」
と何を言われるか分からないからです。
では、戦争をしたらウクライナは勝てるのでしょうか?
勝てません。
ウクライナの軍事費は、ロシアの15分の1で、圧倒的に弱いからです。
じゃあ、ヨーロッパやアメリカに助けを求めたらという話になかもしれませんが、
残念ながら、誰も助けてくれません。
その理由は、以下の2つです。
1. ウクライナは、NATOにもEUにも加入していない。
(助けなければならない大義名分がない)
2.ロシアに経済制裁を加えるのは難しい
経済制裁するには、ロシアは規模が大きすぎます。
特にヨーロッパの経済が大打撃を受けます。
ロシアはウクライナのパイプラインを経由して、天然ガスをヨーロッパに送っており、ヨーロッパは、そこに依存している部分が大きいのです。
プーチンが、怒って、
「天然ガス送るのストップしてやらあ」
と言って、ウクライナとヨーロッパへのパイプラインを塞いだらそれこそ、大パニックです。
ということで、仮にロシアとウクライナが戦争をしたとしても、ウクライナがすぐに白旗を上げる可能性大です。
今後、予想される展開の結論
つまり今後のウクライナ情勢は、
プーチンの勝利
ウクライナ新政権は大打撃を受ける
クリミア半島にあるロシアの黒海艦隊は安泰
という可能性が濃厚です。
その後は、
「うーん、やっぱりアメリカは弱体化したなあ・・・」
という見方が、さらに広まりそうです。
また、ウクライナの東部には、ロシアよ寄りの人が多いので、クリミア半島以外の地域でも、
「俺たちも、ロシアに編入されようか・・・」
という動きが出て来るかもしれません。
やっぱり元KGBのプーチンを甘くみたらダメですよね・・・
ウクライナ問題を巡る世界情勢や日本の立場について
まとめました。
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