3月14日におこった瀬戸内海西部を震源とするマグニチュード6.2の地震が起こり、「南海トラフ地震の予兆か?」とも言われました。
ただ、気象庁は、今回の地震は南海トラフ地震とは関係ないと話しています。
しかし、それでもやはり気になるのは、「南海トラフ地震はいつ起こるのか」ということですよね。
そこで地震が起こる時期について、様々な観点からまとめてみました。
そもそも南海トラフ地震って?
まず、場所からお話すると、南海トラフは、四国の下から静岡県の下にかけて走っている水深4,000mの深い溝のことを指していいます。
(北の端は、駿河トラフとも呼ばれています)
ですので、南海トラフ地震が起こった場合、九州の東側、四国、関西や中部の南側、静岡を中心として大規模な被害が及ぶと予測されています。
また、想定死者数は最大32万3000人、経済被害は220兆円と東日本大震災を大きく上回ると言われているので、やっぱり怖いですよね・・・
ちなみにこの動画を見れば、南海トラフ地震がどんな地震かが、簡単に分かります。
いつ起こるのか?
では、南海トラフ地震は、いつ起こると予測されているのでしょうか?
いろいろな観点から情報をまとめてみました。
2014年春説
実は、測量学者である東大名誉教授の村井俊治氏は、「2014年の春までに起きる可能性がある」と警告していました。
その根拠になっているのが、事前の地殻変動です。
国土地理院は、全国1270ヶ所に地殻の動きをミリ単位で観測できる機械を設置しています。
そのデータを観測すると、地震が起こる数か月ぐらい前から異常な地殻変動が起こることが分かってきたというのです。
そして2013年9月頃に、南海トラフ地震の被害想定地域で、そのような変動があったため、2014年春が危ないと
予測しているそうです。
そういった意味で、今回の地震で、南海トラフ地震の予兆だと不安に思った人がたくさんいたのは、うなずける話ですね。
30年以内の確率70%
政府の地震調査委員会が2014年1月15日に発表した見解では、マグニチュード8~9級の地震が30年以内に発生する確率は70%程度だと発表しました。
ん、でも、ちょっと待って下さい。
この予測って、あまりに曖昧すぎないですか。
ここまで、曖昧だと、結局は、
「いつ起こるか分からん」
という見解と同じような・・・・
まあ、それだけ、地震が起こる時期を予測するのは難しいということにしておきましょう・・・
予言・予知では?
そうなってくると、
「じゃあ、予言・予知ではどうなっているんだ」
と関心を持つ人が多くなるのも当然かもしれません。
ただ、予言や予知に関しても、
2013年11月説(もう終わってまーす)
2014年12月説
2016年12月説
と分かれてしまっているところがあります。
ただ、予言や予知が怖いのは、表現が生々しいことです。
例えば、東日本大震災を的中させたと言われている松原照子氏は、
「魔の水曜日に日本列島が切断される」
と予言しています。
ただ、その魔の水曜日が何年になるかははっきり言われていません。
結構、センセーショナルな予言を言って、関心を集めるのは、予言者の特徴なのでしょうか^^;
周期的な観点
となってくると、あとは、周期的にはいつ起こるのかという観点です。
南海トラフ地震は、過去に起こった地震を見てみると100~200年周期で起こっています。
ちなみに一番最近起こった南海トラフ地震は1946年に起こった昭和南海地震です。
死者は、行方不明者を含めて1,443名でした。
周期的に考えれば、先回の地震からは68年しか経っていません。
「だったら、もうしばらくは大丈夫かな・・・」と安心する人もいるかもしれませんが、やはり油断は禁物ですよね。
まとめ
結局、南海トラフ地震はいつ起こるかという質問に対しては、様々な説があり、決定的なものはありません。
しかし、一つ言えることは、南海トラフ地震は、近い将来必ず起こるということです。
それは、歴史が証明済みです。
あと、私たちが出来ることは、いつ来ても大丈夫なように最大限の対策をして、被害を最小限に抑えることなのだと思います。
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