韓国の治安は基本的には良いです。
実際、治安の良し悪しは、どの国を基準にするかによって見方は変わってくるかもしれません。
ただ、韓国では自ら危険なところへ行かない限りは、大きなトラブルに巻き込まれることはないでしょう。
ここでは、外務省からの一般的な情報と韓国に長年住んでいる立場から見た治安の悪い場所の見分け方について解説をしていきます。
外務省の情報から見た韓国の治安情報
まずは一般的な韓国の治安情報についてお伝えしていきます。
外務省のHPでは、韓国の治安情報についてまとめたページがあります。
その内容を要約すると韓国では以下のような事件が起きたケースがあります。
窃盗(置き引き・スリ) | レストランやホテル、空港などで荷物から目を離していた時に盗まれた。 |
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チムジルバンでの女性に対するわいせつ行為 | チムジルバンで仮眠をしていたら体を触られた。 |
強盗 | 深夜に人通りの少ない路上を歩いていたら所持品を奪われた。 |
暴行飲酒事件 | 女性がたくさんお酒を飲ませられた後、わいせつ行為をされた。 |
詐欺 | 繁華街で日本語を話せる韓国人男性に話しかけれ、クラブでお酒を飲んだら、実はぼったくりバーだった。 |
タクシーのトラブル | 違法タクシーに捕まって、法外な料金を請求された。 |
不法な金貸し | カジノで高金利を課して、借金のかたとして旅券を取り上げた。 |
無免許・無資格のエステ | 女性がマッサージ中にひわいな行為をされた。 |
韓国旅行に行く際は、こういったリスクがあるということを事前に把握した上で、治安が悪い場所を避けるようにして下さい。
韓国在住者から見た治安が悪い場所を見分けるポイント
ただ、韓国に実際に住んでみると、怪しいところに近づかなければ韓国の治安は問題ないということが分かって来ます。
あと、上記の内容に加えて、以下の点について気を付ければ治安の悪い場所を見分けて、事前に危険を回避できるので参考にして下さい。
デモには注意
韓国に住んで在留届を出していると日本人が危険にさらされそうな情報があれば、日本大使館が事前にメールを送って来てくれます。
そして、そのメールの大半はデモに関する内容です。
特に、韓国では2016年から2017年にかけて朴大統領のスキャンダルに伴い、毎週のようにデモが起こっていました。
実際、韓国でデモが起きると、デモ隊と警察が衝突をして、けが人や死者が出る場合があるので、注意が必要です。
ただ、逆の見方をすれば、デモは一部の地域でしか行なわれないので、そこを避けておけば安全ということになります。
防犯カメラ(CCTV)がないところに注意
韓国に住んでいると、街の至る所に防犯カメラが設置されていることに気が付きます。
韓国では防犯カメラのことをCCTVと呼ぶのですが、実は、このCCTVが韓国の犯罪抑止にかなり貢献しています。
最近のCCTVは、韓国人の住民登録番号と連動していて、CCTVに犯罪行為が写れば、どこの誰であるかがすぐに分かってしまうとさえ言われています。
ですから、逆に防犯カメラが撮影しきれないところは治安が悪い場所であることが分かってきます。
例えば、山へ女性が朝早く行ったりすると、人がほとんどいないですし、防犯カメラも設置できないので、性犯罪に遭う可能性が高くなります。
また、韓国では、男女共用トイレがまだ多く残っているのですが、トイレもさすがに防犯カメラは設置できないので、そこで女性が犯罪に巻き込まれる事件が時々、発生しています。
あとは、裏道など、防犯カメラがなかなか設置しづらい場所を避けるとトラブルを防ぎやすくなります。
まとめ
韓国の治安に関して、一般的な情報と韓国在住者の立場から、お伝えしていきましたが、こういったポイントさえ押さえれば、韓国で事故や事件に巻き込まれる可能性はかなり低いと思います。
あとは、あまり過剰に不安な気持ちを感じすぎることなく、韓国で旅行をしっかり楽しんで頂ければ幸いです。
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