ホタルイカの身投げは産地である富山県で期間限定で見ることが出来る幻想的な風景です。
その光景は絶景であると言われ、ホタルイカの身投げを見る為の観光ツアーも出来るほどです。
ところで、なぜホタルイカは身投げをするのでしょうか?
ここでは、その理由や、身投げを見ることが出来る場所や条件についてご紹介をしていきます。
ホタルイカの身投げの理由は?
ホタルイカのが身投げをする理由は産卵です。
ホタルイカの解禁は3月からとなっていますが、ホタルイカの産卵が活性化するのは4月~5月です。
この時期を中心として、ホタルイカは産卵をするために、海岸に押し寄せます。
しかし、そこで明かりが少ないと方向感覚を失い、波にさらわれ、途中で力尽きてしまいます。
この現象がホタルイカの身投げです。
身投げをしたホタルイカの群れは海岸線に青白い光の線を作り、幻想的な風景を演出してくれます。
ホタルイカの身投げを見るには?
では、ホタルイカの身投げを見られる場所や、時期そして条件などはどうなっているでしょうか?
身投げを見られる場所は?
ホタルイカの産地は富山県なので、身投げを見るには、まず富山県へ行く必要があります。
そして富山県の中でも身投げを見られる場所は以下のようになっています。
- 四方漁港・八重津浜海水浴場
- 海老江・本江海岸線
- 岩瀬漁港
- 滑川漁港
- 魚津漁港
- 生地浜漁港
- 朝日町海岸線
- 国分浜
2~6月(メインは4月~5月)
ホタルイカの身投げを見られる時期は、先ほども書いたように産卵の時期と重なります。
ですから身投げを見られる可能性が一番高まるのは4月~5月ですが、その前後の2月や6月でも見られる可能性はあります。
新月前後の6日
ただ、この期間であればいつでもホタルイカの身投げを見られるワケではなく、新月前後の6日間ぐらいの時期が望ましいと言われています。
新月のカレンダーはこちらのサイトから簡単に確認することが出来ます。
20117年の新月の時期を見ていると以下のようになっています。
- 2017年4月11日
- 2017年4月26日
- 2017年5月11日
100%見られるワケではない
またこういった条件以外にも以下のような条件があります。
- 時間帯は深夜から未明にかけて
- 波が穏やかな日
- 南よりの風が吹いている日
ただ、どういった条件が整えば、ホタルイカの身投げが見られるかというと、まだはっきり分かっておらず、プロでも判断が難しいことも多いそうです。
ホタルイカの捕獲はOK?
こうやって海岸線に身投げをしたホタルイカを捕まえたいという人もいるかもしれません。
一応、捕獲は自由となっています。
ただ、砂が多い海岸だと、ホタルイカが砂を体内に取り込んでしまっているので、食用には向いていません。
ですから、ホタルイカの身投げを見ようとする場合は、捕獲ではなく、その幻想的な光景を見ることに集中するのが良いでしょう。
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