お地蔵さんの拝み方!唱える言葉はおんかかかびさんまえいそわか

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神社やお寺を訪ねたり、あるいは道端を歩いたりしている時にお地蔵さんを見かける時はありませんか。私自身、年を重ねたせいかお地蔵さんを見ると心が落ち着くような感じになってきたこともあり、せっかくなので拝んでみたいなあと思うことが多くなってきました。

ただ、そんな時「お地蔵さんにはどういった方法で拝んだら良いのかな?」という疑問が湧いてきたんですね。そういった事情もあり、お地蔵さんの拝み方について詳しく調べてみたのですが、場所によっても違ってくることが分かってきました。そこで、この記事では、お地蔵さんの拝み方についていくつかパターンをご紹介していきます。

お地蔵さんの拝み方

お地蔵さん 拝み方
お地蔵さんの拝み方にはいくつかのパターンがありますが、基本的なパターン以外にお地蔵さんが設置されている場所によって決まっているやり方があります。ここではその中でも3つのパターンをご紹介していきます。

  • 基本的な拝み方
  • 神社にいるお地蔵さんの拝み方
  • お寺にいるお地蔵さんの拝み方

それでは一つずつ見ていきましょう。

基本は「おん かかか びさんまえい そわか」を唱える

まず、お地蔵さんを拝み方法として最も有名なのは、両手を合わせて

  • おん かかか びさんまえい そわか

と唱えるというやり方です。この唱える言葉は真言、あるいは呪文とも呼ばれますが、元々は、サンスクリット語のマントラに起源を持つ言葉です。こういった呪文があるという話を聞くと「一体、それってどういう意味なんだろう?」と思われるかもしれません。この真言を単語ごとにお伝えしていくと以下のようになります。

  • おん:自分を投げ出して信じる帰命(きみょう)という意味や「お願いします」という意味がある
  • かかか:お地蔵さんがが喜び笑う声
  • びさんまえい:珍しい、不思議な、稀有なという意味
  • そわか:成就しますようにという意味

ただ、この真言全体を訳すとどういう意味になるかという点については、いろいろなパターンがあります。その一部をご紹介すると以下のような感じです。

すべての人々が喜悦する不思議霊妙なご利益をお授けくださる地蔵菩薩へ帰依します。その成就あらしめたまえ

引用元:お地蔵様の真言は 「おん かかか びさんまえい そわか」

オン、ハハハ(笑い声)稀有なる徳を有する御身よ、成就。

引用元:知恵袋

ですから、この真言に関しては、それぞれの言葉の意味を理解しつつ、あとはそのまま覚えてしまうのが良いかもしれません。

この真言を3回繰り返すという人もいれば、3回、5回、7回というように奇数回唱えたら良いという人います。これは3,5,7の奇数と吉とする陰陽五行思想から来ています。この真言(呪文)を唱えないとお地蔵さんは振り向いてくれないというのです。その後、お願い事をしたり、亡くなった方が供養されることを祈ったりするという流れになります。

実際、お地蔵さんに対して「おん かかか びさんまえい そわか」と唱えている人はネット上でもよく見かけます。

ネット上でも3回ずつ唱えている方がやはり多いですね。「おん かかか びさんまえい そわか」は短い言葉なので事前に覚えておいてお地蔵さんを見かけたら、ぜひ唱えてみてください。

花子
花子
私もがんばって覚えてみようかな。

神社では二礼二拍手一礼

もし、お地蔵さんが神社にいらっしゃる場合は、神社の作法に従って、二礼二拍手一礼をするのが良いとされています。

具体的にお伝えすると、以下のような形で拝んでいくようになります。

  1. 二礼:まず姿勢を正して、お辞儀を2回行います
  2. 二拍手:手を胸の高さに持っていって、右手を少しだけ下にずらして2回拍手を行ないます
  3. その後、両手を合わせてお祈りをします。
  4. 一礼:最後に一度だけ、心を込めてお辞儀をします

一回だけでなく二回礼をすることによって神様やお地蔵さんへの敬意を表します。そして、二拍手することも、人を表す右手を少し引くことによって、一歩下がって神様を讃えるという意味を持つんですね。

その後、手を合わせることは、神様と人が一体となることによって力を得られるという意味になります。

お寺では合掌→お祈り→一礼

最後にお寺に立っているお地蔵さんを拝む場合ですが、その場合は、

  • 合唱してお祈りをしてから一礼

というのが基本です。時々、間違えて二礼二拍手一礼をしてしまう方もいらっしゃいますが、それは神社であってお寺の作法ではないので、ご注意ください。あと、手を合わせる時も音を立ててはいけません。これもお寺での作法です。

ただ、お寺での拝み方は宗派によっても異なる場合がありますので、そのお寺に合った形で拝むようにしてくださいね。

太郎
太郎
郷に入りては郷に従えという言葉もあるからね。

お地蔵さんに拝む時に手を合わせてはいけないって本当?

お地蔵さんに拝む時は、手を合わせるが普通だと考える人がいらっしゃるかもしれません。しかし、その一方で、一説にはお地蔵さんに手を合わせてはいけないという意見もあるんですね。その理由を調べると、

  • お地蔵さんに救いを求めてやってきた悪い霊が取りついてしまう
  • 管理がきちんとされていないと悪い霊が住み着いていてその霊が取りついてしまう

という説がありました。これに対して迷信だという人もいれば、以前、お地蔵様に手を合わせている間に車が突っ込んできて亡くなってしまったという事件もあっとのことなので、気になる人は気になってしまうかもしれません。

ただ、この記事でご紹介しているお地蔵様の拝み方は基本的に手を合わせるやり方なので、そこまで気にする必要はないとも言えます。

まとめ

お地蔵さんの拝み方は調べているといろいろなパターンがあります。お地蔵さんが設置されている場所によって変わってくる場合もありますし、形式は特に関係なく心を込めることが大切だという人もいます。ただ、お地蔵様に対する時は、最低限のマナーはしっかりと守った上で、拝む方がお地蔵さんは喜ばれるはずですし、願いも聞いてくれやすくなるのではないかと思うんですよね。

その中でも「おん かかか びさんまえい そわか」は定番の呪文なので、ぜひこれを機会に覚えてみるのはいかがでしょうか。あなたの思いがお地蔵さんに通じて、良いことが起こることを願っています。

お地蔵さんのことをもっと知ろう

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お地蔵さんを家の中に置く際はどこが良いのか、場所ごとに調査してみました。
>>お地蔵さんの置き場所はどこが良い?玄関など4か所を検証してみた

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>>お地蔵様のスピリチュアルな意味を解説!実は意外な側面も

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もし、引っ越しをしようとした先にお地蔵さんがあった場合は、どう対処すれば良いのでしょうか?
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