私自身、お寺や道端でお地蔵様をみかけることがあるのですが、そういったお地蔵様を見ると何だか心が落ち着きます。ただ、そういったお地蔵様をスピリチュアルな観点から見ると、一体、どういう意味があるのか最近、気になったんです。そこで、いろいろと調べてみたのですが「えっ、そんな意味もあるの？」と驚くこともありました。
この記事では、お地蔵様のスピリチュアルな意味について様々な観点からお伝えしていきます。
お地蔵様のスピリチュアルな意味
お地蔵様の意味をスピリチュアルな観点から見ると大きく分けて4つの意味があると言われています。
- 六道に現れて救済をする
- 閻魔大王の化身
- 水子供養の役割を担う
- 警備員的な役割を持つ
中には、少し意外な意味も含まれていますが、具体的にどういうことなのか一つずつ解説をしていきますね。
六道に現れて救済をする
スピリチュアルな情報を発信している「アマテラスチャンネル49」では、スピリチュアルな観点から見ると、お地蔵様は六道と呼ばれるところで人々が苦しむ時、そこで、人々に寄り添って、その人たちを救うために存在しているという話があります。
仏教では、六道輪廻という世界観があります。それは、人は輪廻転生（死んで生まれ変りを繰り返す）の中で、自分の行いや業によって天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道という六つの世界を転生し続けるという考え方です。畜生道・餓鬼道・地獄道の三つは特に迷いや苦しみが強い世界（三悪道）と言われており、人々に寄り添い苦しみから救うために地蔵菩薩が現われました。
引用元：地蔵菩薩とは？
お地蔵様は正式には、地蔵菩薩と呼ばれていますが、例えば、事故で亡くなった人の魂はその後も、苦しみ続けることが多いため、そのような魂の救済のためにお地蔵様は存在していると言うのです。そのため、事故が行った場所にはお地蔵様が設置されていることが多いわけですね。
こういう話を聞くと、お地蔵様は庶民の味方であり、弱者の味方であるという雰囲気が伝わってきます。
閻魔大王の化身と言われることも
お地蔵様は閻魔大王の化身と言われることもあります。別の表現をすると、お地蔵様と閻魔大王は同一人物だとも言われているというのです。その証拠として、仏教学の基本書である「望月佛教大辭典（仏教大辞典）」には「閻魔王は地蔵菩薩」と記載されています。
地蔵菩薩、つまり、お地蔵様は人々に寄り添うように存在をしていますが、そこで人々の様子をよく見ているので、人々が亡くなった後、閻魔大王として公正な裁きができるという見方があるそうです。
お地蔵様と閻魔大王のイメージは真逆のところがあるので、意外な感じがしますが、人々を正しい方向へ導くという点では共通しているので、そう捉えられるようになったのかもしれませんね。
水子供養の役割をする場合も
お地蔵様は水子供養をする役割を持っているとも言われています。「お墓きわめびとの会」というサイトでは、その点について以下のように解説をしています。
地蔵菩薩は子供と縁の深い存在です。有名な「賽（さい）の河原」の話では、幼くして亡くなった子供は三途の川を渡れず、親のために石を積み上げるように命令されますが、いくら積み上げても鬼によって崩されてしまいます。子供たちに課せられたこの終りのない苦行も、地蔵菩薩が救うと考えられています。
引用元：お地蔵様とは
お地蔵様は元々は、高い地位にありながらも、その立場を捨て、立場の弱い人々や幼くして亡くなってしまった子供、あるいは生まれる前に命を落としてしまった水子の魂を救うために旅を続けられたと言われています。そういった子供と縁の深いお地蔵様だからこそ、水子供養の役割を持っているというわけなのです。
また、お地蔵様にはよくよだれかけが付いていますが、これは、幼い子供を亡くしてしまった親がお地蔵様によだれかけを付けて祈れば、お地蔵様にその子供を守ってもらえると信じてられているからだと言われています。
警備員的な役割を持つ
お地蔵様に対して、霊能力を持った人が霊視をしてお地蔵様とやり取りをしたという話があります。そこでお地蔵様は、警備員的な役割をしているという話をされていたというんですね。
地上でわかりやすく言うと、警備員みたいな役割をしておる。それぞれに持ち場を持って世の中を観ている。それぞれ連携をとって情報交換している。
そうやってお地蔵様同士で連携をしながら、居眠り運転などで事故が起こりそうなった車があったら止めるようにしているという何だかすごい話になっていました。
どこまでが本当の話なのかは分かりませんが、霊視のできる方がお地蔵様から聞いた話ということなので、一つの参考意見として聞いておくと面白いのかなと思います。
まとめ
お地蔵様のスピリチュアルな意味には様々な視点がありますが、いずれの場合も、人間世界をよく観察し、人間たちに寄り添い、そして人間を守ろうとされているありがたい存在であることがわかります。
最近は以前に比べると、お地蔵様を見なくなったような気もしますが、それでもお地蔵様は古来より、日本人と良い関係を築いてこられたので、お地蔵さんを見かけたら、お地蔵様のスピリチュアルな意味に思いを馳せ、感謝の気持ちを持っていくことができれば良いですよね。
お地蔵さんのことは分かっているようで分かっていないことが多いですよね。そこで、お地蔵さんにまつわる様々なお話をまとめてみました。
お地蔵さんに手を合わせてはいけないと言われてみますが、その理由を聞くとちょっと怖くなるかもしれません。
＞＞お地蔵さんに手を合わせてはいけないって本当？その真相に迫る！
お地蔵さんに拝みたい時はどうすれば良いのでしょうか。定番の呪文はあの言葉です。
＞＞お地蔵さんの拝み方！唱える言葉はおんかかかびさんまえいそわか
お地蔵さんを家の中に置く際はどこが良いのか、場所ごとに調査してみました。
＞＞お地蔵さんの置き場所はどこが良い？玄関など4か所を検証してみた
もし、引っ越しをしようとした先にお地蔵さんがあった場合は、どう対処すれば良いのでしょうか？
＞＞お地蔵さんが家の中にある理由は？転居先にあった場合はどうする？
広告
スポンサーリンク
