ペットを飼うからには、デグーに限らず懐いてほしいと思うのは、生き物の飼い主ならだれもが一度は思うことだと思います。私も昔ペットに金魚やメダカを飼っていましたが、なんだかずっと一緒にいるとペットって随分愛着がわいてきますよね。それなのに、もしペットに嫌われちゃったり全然懐いてくれなかったりしたらショックです。
でも、生き物によってはそもそもなつかないのが当たり前だという生き物もいますよね。その点、デグーはどうなのでしょうか?私自身もデグーにはいろいろ関心があり、なつくかどうか気になったので、徹底的に調べてみました。そこで、この記事では、デグーは人になつくのか、また、なつくのであれば、どういった点に気を付けていけば良いのかという点について解説していきます。
デグーはなつく?
結論を申し上げますと、
- デグーは人になつきます!
「やったー、良かった」と話をここで終わらせる前に、以下の2つの点について知っておいてください。
- デグーがなついたときにとる行動
- デグーがなつくまでにかかる時間
デグーをしっかりなつかせるために必要な情報となってきますので、ぜひご参考にしていただけるとうれしいです。
デグーがなついている証拠と言える行動
デグーがなつくといってもいろいろななつき方がありますよね。実際、デグーの場合は、以下のような行動となって表れることが多いです。
- 自分から寄ってきてくれる
- よんだら反応して近づいてきてくれる
- なでなでさせてくれる
- 膝や手の上に乗ってきてくれる
- ご飯を飼い主の隣で食べてくれる
手の上にちょこんと乗ってきてくれるのもかわいらしいですが、膝の上というのはもっと嬉しいですよね。私だけでしょうか?いや、そんなことはないはずです。それに自分から飼い主を追いかけてきてくれるというのは想像するだけで可愛いですよね。ぜひ私のことも追っかけてー!と思ってしまいました。
デグーがなつくまでの期間は?
デグーがなついてくれたらとっても可愛い行動を取ってくれることはわかりましたが、どれくらいでなついてくれるのでしょうか?その答えは1か月程度です。しかし、これはあくまでも目安ですので個体差がありますし、あなたの接し方によっても変わってくると思います。
デグーだけじゃなく、人間だって人見知りの人もいれば、すぐに誰とでも話せるようになるコミュ力マックスの人がいるのと同じです。なついてくれるのに数か月かかったとしても、デグーのことを怒らないで上げてください。私も人見知りなのでその気持ちがよくわかるんです…
デグーがなつくためのステップ
デグーがなつくのには、1か月か場合によってはもっと時間がかかるということをお話しました。では、デグーがなついてくれるようになるためにはどういうステップを踏んでいけば良いのでしょうか。
まず、デグーとの距離を縮めるために気を付けてほしいことがあります。それは、一番最初からデグーに構いすぎないことです。まだ、会ったばかりの人間と来たこともない場所では、デグーだって、最初緊張しているはずです。こちらにも、まだ心を許しておらず警戒していることでしょう。そこで、デグーと距離を縮めるためのステップをお伝えしていきます。
第1ステップ:最初は構い過ぎない
最初から、人間が無理やり触ろうとしたり、ゲージの場所を飼えまくっていたりしたら、どうでしょうか?普通にデグーからしたら恐怖でしかありませんよね。あなたの善意がデグーにとってはただただ怖いだけ… みたいなすれ違いを起こすかもしれないので、飼ってから数日間はデグーに構い過ぎないことをお勧めします。
第2ステップ:ゲージごしにおやつをあげる
次は、少しずつデグーがあなたのおうちの環境に慣れた段階でのお話です。デグーも我が家に慣れてくれたようだし、早速デグーを触ってみよう!と意気込みたい気持ちもわかるのですが、チョーっと待った!慣れてきたとはいえ、いきなり触られると嫌がる子もいるかもしれません。あなただって数日一緒にいただけの人に、いきなり頭をなでられたり、ハグされたりしたらどうでしょうか。えぇ… それはちょっと… と思う人も多いはずですよね。
もちろん、人によっては大歓迎なんてこともあるかもしれませんが、デグーもそれで大丈夫な子もいれば、やめてほしいと思う子もいるはずです。なので、ここはまず、ゲージごしにおやつをあげるなどして直接ベタベタさわるのはやめておきましょう。それで、少しでもあなたに慣れてもらえればいいのです。
第3ステップ:直接餌をあげる
次の段階は、あなたが心待ちにしていたデグーとのゲージごしではない関わりです。ここまできたら、デグーも少しはあなたに心を許してきているかと思います。先ほどは、ゲージごしでおやつをあげていましたが、今回は直接あげてみましょう!いざ直接となると、あなたも緊張するでしょうが、それはデグーだってきっと同じです!
第4ステップ:直接さわる
そして、最後の段階です。直接あなたの手からおやつをもらって食べてくれたなら、デグーもあなたのことをそこまで警戒していないのではないでしょうか。ですから、デグーをゲージからだして直接触ってみましょう。しかし、ここで注意してほしいのはなにもデグーを追っかけまわして無理やさわるのではないということです。あくまでも、あちらから近寄って手に乗ってきたときなどにデグーの意思を尊重して、指の腹でなでましょう。
デグーがなつくためのポイント
最後にデグーがなつくためのポイントについてお伝えしていきます。
世話係に徹する
デグーがなついてくれるために、私たちに出来ることとして世話係に徹するというものがあります。とはいっても、いきなり「世話係に徹してねー。」と言われても世話係に徹するって具体的に何をすればいいのかわからないと思います。なので具体的にどんなことが世話に徹することになるのか見ていきましょう。
まず、ご飯や水をあげることですね。これで、デグーもこいつはご飯をくれるし悪い奴ではないのかな?と警戒心を解いてくれると思います。それに、ご飯や水をあげないとデグーも生きていけませんから、これは当然のことですね。
次は、デグーのゲージの掃除をすることです。このときも、無理やりデグーに触ったり、掴んだりするのはやめましょう。これらのお世話を続けることでデグーにも「コイツは危ない奴じゃないし、お世話をしてくれる。」と思ってもらうことにつながるでしょう。
餌やりで距離を縮めていく
これは、さきほど時間をかけてゆっくり距離を縮めていくというところの話でも書きましたが、餌をあげるときは最初から直接あげるのはやめましょう。まだ、あなたのことを警戒している可能性があるからです。そして、それに慣れてから直接ゲージをあげてご飯をあげます。最終的に、デグーが手の上に乗っている状態でご飯をあげることが出来るようになると思います。
嫌がることをしない
嫌がることはしないといっても、デグーがなにを嫌がるのか分からないというそこのあなた。確かに、私もデグーになったことはないので何を嫌がるのか正確に理解することはできません。しかし、私たちにはデグーの気持ちになって想像することができます!
考えてみてください。デグーにとって見たら、私たちは自分よりも何十倍も大きな生き物です。それがいきなり、でかい音をたててあちこち動き回ったり、しつこく触ってきたりしたら、どうでしょうか。普通に気が気じゃないと思います。
私たちからすると、いきなり巨人があらわれて「はい。餌あげるから触ってもいいよね。」とか言われているのと同じです。怖すぎて、なつくとかなつかないの話じゃないのがデグー目線になるとよくわかります。そのため、先ほどお伝えしたように
- 無理やり触る
- 大きな音をたてる
- 上からつかむ
- 世話を放棄する
などの行動は、どれもデグーにとっては恐怖心を植え付ける行為に他ならないのです。なので、そういったことはやめましょう。
多頭飼いはしない
可愛いんだから、いっぱい飼いたい!というそこのあなた!確かにデグーは可愛いですし、いっぱい飼ってみたいですよね。しかし、多頭飼いは正直言ってお勧めできません。それには、ちゃんとした理由があります。それは、喧嘩をする可能性があるからです。
店員さんにいって、すぐに出してもらったのですが、小さいほうのハムスターは出血していたと思います。幼かった当時の私には、それは印象的でいまでもその時のことをこうして覚えています。正直言って怖かったです。ということで、もしかしたらデグーの多頭飼いを行う際にもそのようなことが起こる可能性があるのです。ですから、正直多頭飼いはしないのが無難ではないでしょうか。
まとめ
デグーは、比較的なつきやすい動物です。なつくと、自分から寄ってきてくたり、手の上に乗ってくれたりと、本当に可愛い姿を見せてくれます。ただ、だからといってすぐにベタベタしようとすると、逆に怖がってしまう可能性もあるので、少しずつ時間を掛けながらゆっくりデグーとの距離を縮めていってください。
デグーと素敵な関係を結びながら、楽しい思い出をいっぱい作っていかれることを願っています。
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