あなたはおとなしい同僚や後輩が突然会社に来なくなってしまったり、辞める様子はなかったのに急に辞表を出したりするのを見かけたことはありますか？私は何度か見たことがありました。悲しい気持ちにもなりましたし、なぜ辞めてしまうのだろうといろいろ考えたりもしました。
実は、おとなしい人ほど突然辞める可能性が高い傾向にあります。会社側からすると急に辞められてしまっては大きくマイナスになってしまう場合もありますよね。
ではなぜ、おとなしい人ほど突然会社を辞めてしまうのでしょうか？どういう接し方をしていくと相手と分かり合えるのでしょうか。この記事では何が原因でおとなしい人がすぐ辞めてしまうのかその5つの理由を解説していきます。
おとなしい人ほど突然辞めるのはなぜ？
急におとなしい人が辞表を出したり、会社に来なくなったりした時は、まず理由を聞くと思います。相手を責める前に何が原因だったのか、気持ちに寄り添うことも大事ですよね。
実際、おとなしい人だとなかなか理由を話しにくいという人もいるでしょう。ただ、理由に関しては大体以下の5つのパターンのいずれかに該当するケースがほとんどです。
- ストレスを抱えていた
- わざと目立たないようにしていた
- 悩みを一人で抱えていた
- 上司が怖かった
- 仕事を任されすぎた
それぞれの理由について詳しくご紹介していきます。
人一倍周りの目を気にしすぎてストレスを抱えていた
おとなしい人によくあるのが「自分は上手くやれている？」と不安になってしまったり、周囲の目や顔色を伺ってしまったり、あるいは「この人いつもよりきつい言い方だな」と変化に気づきやすかったりするケースです。
実は私も周りの変化に気づきやすく「社長は今日は機嫌が悪い日なんだなあ」と思うことがあったり、「あの人は怒っているのかな」と不安になったりすることがよくあります。
おとなしい人は、コミュニケーションを取るのが苦手なため、周りに合わせることに疲れてストレスを感じやすくなります。そのストレスがジワジワと溜まっていって、いつしか耐え切れなくなり辞めてしまう時があるのです。
難しいところがあるかもしれませんが、その気持ちを汲み取っていい空気感の職場づくりをしてくことが大切ですよね。
辞める前提で目立たないようにしていた
突然辞める人の中には、最初からここはあまり長く働かずに辞めようと思っていた人や、やりたいことがあるが、その準備期間のためにしばらくはこの会社で働くことにしておこうと考えていた人がいます。
そのためこの会社では仲間たちと仲良くなりたくない、頼られて目立ってしまってはいけないという思いからおとなしい場合もあるのです。いわゆる猫を被っていたというタイプですね。
一緒に働いている人から見れば、つかみようのない人で結局、最後はうまく逃げられたという気持ちになるかもしれません。ただ、それも一つの生き方として認めざるを得ないところがあるので、ある意味しょうがないですよね。
悩みを一人で抱えてしまった
おとなしい人の特徴としては真面目であったり、上手くストレスを外に吐き出すのが苦手だったりする人が多いです。そのため、仲間に頼るより自分で解決しなければと思ってしまいます。
周りになかなか相談できる人がいないというのは辛いものですよね。実際、おとなしい人は、周りの人と話をしないので相談もしにくいのかもしれません。ただ、そういった状態が続くと、孤独に耐えきれず会社を辞めてしまうのは十分あり得ることです。
口に出すことが苦手な人や完璧主義の人は、相談するのが苦手なので、個人面談を数か月に1度行ってコミュニケーションを取るなど、相談しやすい環境を周りの人が意識して作ってあげることが必要となってきますよね。
上司が怖くて何も言えなかった
上司が怖くて何も言えなかったというのは私から見ると、とても辛い思いをしただろうというのがわかってしまうような理由です。上司が偉そうにしていたり、威圧的であったりする会社では人間関係もなかなか上手くいかないでしょう。
そういった上司の元で仕事をしていると、本当にストレスが溜まりますし、上司の目の前ではおとなしくしていても、いつかその環境から逃げたいという気持ちが日に日に募ってきて、ある日突然辞めることになってしまうのです。
友達というわけではないので、仲良くしようとは言いませんが、あくまで従業員をただのコマのようにして扱うのではなく寄り添い、時に支えあっていけるような関係性がベストなのではないかと思います。
おとなしいが故に仕事を任されすぎてしまった
真面目な性格から、丁寧に仕事をしてくれる、断らないからと言って仕事を任されすぎてしまい、負担になっている方もいます。できないことはできないときっぱり伝えることができれば良いのですが、おとなしい人はそれができないので、キャパオーバーになるまで耐え続けてしまう傾向があります。
しかし、そういった状態が続くといつか我慢の限界を超えてしまって、突然辞めることになってしまう可能性が高くなります。そういった人はこの仕事量はやりすぎではないのかと周りの人が常に考え、見極めてあげることが必要ですよね。
おとなしい人ほど突然辞める会社はヤバイ？
おとなしい人はコミュニケーションを取るのが苦手であったり、悩みを吐き出す事が難しい人が多いです。そのため、相手に伝わりにくかったり、いろいろなものを抱え込み過ぎて我慢をしてしまったりすることが多くストレスになってしまいます。
もちろん、本人の問題もあるかもしれませんが、その会社自体が、言いたいことを言うことができず、風通しが悪くなっている可能性もあります。特に人の言うことを聞かず、威圧的な態度を取る人がいると、おとなしい人からどんどん会社を辞めていく流れが出てきてしまいます。そういった会社は本当にヤバイですよね。
もし、おとなしい人が会社を突然やめた場合は、会社の中に、いろいろと原因がないか一度考えてみる必要もあるかと思います。
まとめ
今回はおとなしい人ほど突然辞めるのはなぜなのか、おとなしい人にしかわからない理由をご紹介しました。感情を上手く表現するのが苦手な人、コミュニケーションを取るのが苦手な人会社という団体でたくさんの人がいるのでいろんな人がいますよね。
その中で、この人はどういう人なのかおとなしい人だから無理をさせるのではなく、同じ会社の仲間として助け合っていくといい会社づくりにもなるのではないでしょうか。
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