スネ夫の弟!骨川スネツグとは?あまり登場しない理由がちょっと悲しい

※この記事にはプロモーションが含まれています。




ドラえもんに出てくる主要キャラで兄弟がいるのってジャイアンのところのジャイ子がまっ先に思い浮かびますよね。しかし、実はスネ夫にも弟がいます。

名前は「骨川スネツグ」いったいどんなキャラなのか気になりますよね。そこでこの記事ではレアキャラであるスネ夫の弟がいつどのような形で登場したのか、またなぜあまり登場していないのかという点について詳しく解説をしていきます。

次郎
次郎
スネ夫の弟ってどっかで見たような見たことがないような。

スネ夫の弟!骨川スネツグってどんな子?

スネ夫の弟、骨川スネツグはいったいどんな見た目や性格をしているのでしょうか?スネツグは目が細く口もとがっていて、見た目はスネ夫にそっくりです。

性格はというと、これまたスネ夫にそっくりで、のび太に対していらぬちょっかいをかけてくる、まさにミニチュア版スネ夫です。

花子
花子
スネ夫を幼くしたらスネツグ君になるという感じね。

スネ夫の弟はいつから出てきたの?

そんな見た目も性格もスネ夫にそっくりのスネツグですがお話の中ではいつごろから出てきたのでしょうか?実はスネツグの登場は全部で4回だけです。

初登場はいつなのか?どんな登場場面だったのか?など全登場回を詳しくご紹介していきます。

初回の登場

スネツグの初回の登場は学習雑誌「小学二年生」のなかの「お化けたん知機(弱いおばけ)」というお話です。1970年6月号1969年にドラえもんの連載が始まったので、けっこう最初のほうに登場していたのですね。

このお話の中でスネツグはスネ夫の弟として普通に登場します。びっくり箱でのび太のことを驚かしたり、ドラえもんの道具で出てきたお化けの上にまたがって遊んだりと、なかなかやんちゃな男の子です。スネ夫の弟だけあってドラえもんの道具で懲らしめようとしても、なかなか一筋縄ではいかない様子が描かれています。

ちなみにこの回、スネツグを懲らしめようとスネ夫一家にドラえもんの道具でお化けを送り込みますが、スネツグだけでなくスネ夫やスネ夫のママや買っている犬までもが、お化けを相手にびっくりしなかったのです。

それどころかお化け相手に火遊びをしていると注意したり、ガイコツお化けの骨でスープを取ったりとスネ夫一家の方が一枚上手でした。

2回目の登場

2回目の登場は学習雑誌「小学四年生」の中の「アリガターヤ」というお話です。こちらは1971年に掲載されているので、1回目の放送から1年くらいで再登場していることがわかります。

この回では最初のほうに登場してのび太に向かって「べー」っと舌をだして登場します。スネ夫に似てちょっと意地悪な感じで出演していますね。このようにスネツグは日常生活の一コマに自然と出てきています。

しかし同じお話がアニメで放送されたときには、このスネツグの代わりにジャイ子が登場しています。なぜかスネツグの存在はなくなっていたのです。

3回目の登場

3回目の登場は初回登場と同じ「小学二年生」で登場しました。「お返しハンド」というお話の中で、またのび太にちょっかいをかける役として登場しています。このころまではスネツグは、スネ夫の弟として普通に出番があったようです。

このお話は1972年の掲載ですので順調に1年に1回程度は出番があったようです。しかしこのお話の後、スネツグはしばらく姿をあらわさなくなります。

4回目の登場

しばらく姿をあらわさなくなったスネツグが、4回目に登場したのはなんと12年後。学習雑誌「小学四年生」で「スネ夫は理想のお兄さん」という回で登場します。久しぶりに登場したスネツグの姿はやっぱりスネ夫にそっくりです。

しかし、なぜか英語がペラペラ。じつはスネツグはニューヨークに住んでいるスネ夫のおじさんのもとへ養子に出されていたのでした。

養子にされた理由は?

久しぶりに登場していきなり英語ペラペラであらわれたスネツグですが、なぜおじさんの元へ養子に行くことになったのでしょうか?

ニューヨークに住むスネ夫のおじさんはスネ夫のお父さんの弟です。実は、この弟夫婦の間に子供が恵まれなかったためにスネツグが養子に出されたというのです。

実際、スネツグがニューヨークに行って英語がペラペラになって帰ってきても、のび太やスネ夫は小学生のままなので、突っ込みを入れたくなる人がいるかもしれません。ただ、ここら辺はご愛敬ということで。

あまり登場しない理由は?

養子に出されていたとは言え、1~3回までは順調に1年ごとに登場していたスネツグ。なぜ4回目はこんなにも出てくるまで間が空いてしまったのでしょうか?実はスネツグ、かわいそうなことに作者にもその存在を忘れられていたというのです。

では、作者にさえ忘れられていたスネツグはどうして再び物語の中に登場することができたのでしょうか?スネツグの復活は1980年代に「藤子不二雄ランド」という藤子不二雄先生の全集の刊行が開始されたことがきっかけとなります。その編集作業中にスタッフの手によってスネツグが再発見されたのです。

これを受けて藤子不二雄先生はスネツグが現在登場していない理由を後付けし、12年後に見事復活を果たします。この4回目のお話はアニメでも放送されていたので見覚えのある人もいるのではないでしょうか?この4回目のお話ではスネツグはスネ夫のことをあこがれのお兄さんとして慕っています。

嘘をついて理想のお兄さん像を演じていたスネ夫が、かっこいいお兄さん像を壊さないためドラえもんの道具に頼るというお話です。

太郎
太郎
スネツグ君も無事に復活できて良かったね。

まとめ

スネ夫に姿や性格がそっくりの弟、スネツグ。登場は4回となかなかレアなキャラですよね。私自身は「スネ夫は理想のお兄さん」をアニメで見た記憶があり、その印象がなかなか強烈だったのでまさか登場回数が4回しかなかったなんてびっくりしました。

ちょっぴり嫌味なところもあるけれどお兄ちゃんのスネ夫が大好きでなんだか憎めないスネツグ。知らなかった回があればこれを機会にまた探して読んでみるのも面白いと思いますよ。

また、スネ夫の家族について知りたい方はこちらの記事も是非ご覧になってください。

広告

スポンサーリンク