スネ夫のママはのび太のママやジャイアンの母ちゃんほど頻繁に登場しません。しかし語尾に「~ざます」をつけるというクセがあり一度見たら忘れられない、強烈なキャラクターですよね。ただ、そんな印象的なキャラを持つスネ夫のママですが、その詳細に関しては、あまりよく分かっていない方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではスネ夫のママのキャラクター、名前、そして年齢、またスネ夫がママが普段使っている「~ざます」の超意外な語源についてまで詳しくご紹介していきます。
- スネ夫のママってどんな人?
- スネ夫のママが使う「ざます」ってどんな表現?
- まとめ いつも「~ざます」と言ってはさらっと自慢を挟んでくるスネ夫のママ。ただ、一見上品そうに見えつつも、ヒステリックになったり、安物にこだわったり、そしてスネ夫を溺愛していたりと、スネ夫のママは人間味あふれる性格をしています。 また、今となっては死語となっている「~ざます」は江戸時代の遊女のお話から来ているなんて意外ですよね。こういった話は、ドラえもんの豆知識としていざという時の話のネタとして使えるかもしれないざますよ。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 広告 スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
スネ夫のママってどんな人?
スネ夫のママはキャラクターは強烈ですけど、名前や年齢はよくわからない方も多いのではないしょうか。そこでまずはスネ夫のママの
- キャラクター
- 名前
- 年齢
について、それぞれ解説をしていきます。
スネ夫のママってどんなキャラクター?
スネ夫のママはザ・お金持ちの女性でありマダムといったその姿やしぐさが特徴的です。息子のスネ夫同様に自慢が大好きですし、宝石コレクションという何ともお金持ちらしい趣味をお持ちです。また息子のスネ夫のことを溺愛していて、スネちゃまと呼んでいるのは有名ですよね。
悪いことをしたらほかのママ同様にスネ夫のことを叱るのですが、スネ夫を溺愛しすぎているので叱った後にお小遣いをあげたり「ママのこと嫌いにならないでほしいざます」と訴えたりと、かなり甘い母親であることがわかります。
だからと言って、息子を溺愛しすぎて周りが見えていないということはなさそうです。クラスメイトに対して特に差別したり、さげすんだ行動をしたりすることもありません。また、息子のスネ夫は何かにつけて自分の持ち物を見せびらかしては自慢し、ジャイアンに取られたり壊されたりしていますが、スネ夫のママはそれに対して剛田家へ抗議するような場面も見られません。
子供同士のけんかに親は口を挟まない主義なのか、はたまたお金持ちなので代わりなんていくらでも買えるので気にしていないのか、真相はわかりませんが他人を攻撃してまで自分の息子を擁護することはないんですね。
スネ夫のママの名前は?
スネ夫のママの本名は何というのでしょうか?ドラえもん公式ホームページのキャラクター紹介に載っているのでしょうか?
調べてみたところ、公式ホームページのキャラクター紹介でスネ夫のママの名前はわかりませんでした。名前どころかキャラクター紹介の中で紹介もありませんでした。
確かにそんなに主要なキャラクターではないのでしょうが、とても個性的なママであるだけに残念です。
スネ夫のママの年齢は?
スネ夫のママは本名も公式から発表されていないくらいなので、当然年齢の発表もありません。ただ、それで終わってしまうと身も蓋もないので、何かヒントになるエピソードがないか調べてみましょう。
ドラえもんの登場人物の中でスネ夫のママの同年代と言えばのび太のママやジャイアンのママですよね。のび太のママも公式には年齢の発表はされていません。しかしのび太のママの身長に関する記事でもご紹介した通り、ドラえもんの道具でのび太のママは38歳であることが判明しています。
のび太の家でのび太は一人っ子、スネ夫の家でスネ夫は長男です。どちらも第一子であることを考えるとのび太のママの年齢とさほど変わらないのではないでしょうか。そう考えると35歳から40歳くらいがスネ夫のママの年齢だと推測できますね。
この時代は今のように社会進出している女性というのも珍しく、長く働いて高齢で結婚・出産するのは珍しいことでした。このことから小学生の子供を持つ母親の同士でそんなに年齢の開きはなかったと思われます。
スネ夫のママが使う「ざます」ってどんな表現?
スネ夫のママの基本的なデータがわかったところで、スネ夫のままの代名詞でもある「~ざます」っていったいどんな表現なのか?スネ夫のママのセリフなどを振り返ってみたいと思います。
「ざます」の名言集
スネ夫のママの名言には、必ず「ざます」がついてきます。(まあ、名言と言えるかどうかは微妙ですが)
- うるさいわね、なんざます?
- あら、香水がなくなったざます。
- うちのスネ夫ちゃまになにするざます。
- ばかなこといってないでごはんを食べるざます。
- なんで、ごきぶりなんかとってくるざます。
- 一番安かったからざます。
スネ夫のママはマダムのはずなのですが、結構ヒステリックな感じで登場していることが多い印象です。
ちなみに「一番安かったからざます」はおんぼろな別荘を借りて文句を言われたときに返した時のセリフです。マダムではありますが、締めるところはキッチリ締める意外とやりくり上手なママなのかもしれませんね。
「ざます」ってどんな表現なの?
スネ夫のママのセリフに必ずと言って登場する「~ざます」という表現。スネ夫のママ以外ではおそ松くんのイヤミくらいしかこの表現をしている人を聞いたことがありません。なんとなく鼻につくお金持ちが使っている言葉として定着しているこの「~ざます」ですがそもそも本当にお金持ちが使う言葉だったのでしょうか?
実はこの「~ざます」もともとは遊女が使う言葉だったというのです。こちらのホームページに「~ざます」という言葉が遊女言葉であり、その後に上流・有閑(ゆうかん)階級の言葉になったと記されています。
有閑とは暇がある人のことです。「貧乏暇なし」と言う言葉がありますが、その逆のお金持ちのことを指します。それにしても「~ざます」がもともと遊女言葉だったなんて驚きですね。
先ほどのホームページによると昔はお金持ちには愛人がいることが多く、昔の愛人と言えば遊女や芸妓(げいこ)上りが多くいたのだとか。その愛人たちが使っていた言葉をその家の子供たちが聞き覚えて面白おかしくまねしているうちに奥様方の間のでも、この「~ざます」が広がったのではないかというのです。
おそらくスネ夫のママは年代的には大人たちが「~ざます」を子供時代に聞いていたのでしょうね。