ジャイアンの母ちゃんが怒るのは怖い!?それって虐待?それとも教育?

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ジャイアンの母ちゃんと聞くとどういったイメージが思い浮かびますか?ドラえもんに出てくるいつも怒っている人。ガキ大将ジャイアンが唯一頭の上がらない人ですよね。

たまにしか登場しない母ちゃんですが、出てきた時のインパクトは絶大です。悪いことをしたときに母ちゃんに見られていたら、さすがのジャイアンでも「やばい!怒られる!」といった表情になります。それほど怖い存在なのですね。

ただ、このジャイアンの母ちゃんが怒る姿って、子供の教育上どうなのでしょうか。そこでこの記事ではジャイアンの母ちゃんが怒ることにフォーカスを当てて詳しく解説をしていきます。

次郎
次郎
ジャイアンの母ちゃんはある意味最強だよね。

ジャイアンの母ちゃんが怒るのは怖い!?

ジャイアンの母ちゃんは、のび太がやられずに済んだり、ジャイアンの災難を抑えるために出てきてくれますよね。ジャイアンは怒られているのだけれど、アニメを見ている子供たちからするとジャイアンの母ちゃんはのび太を救ってくれるいい人になっていることが多いです。

ジャイアンの母ちゃんが怒るセリフをピックアップしてみるとこんな感じです。

「そんなセリフは 奴隷みたいに働いてからいうことよ。」
「タケシ!また乱暴してるね。」
「親に向かってなんだとはなんだよ。」
「こらっ タケシ まーた店番サボって。」
「口ごたえするな。」
「タケシやめな!!つまんないことして、人さまにめいわくかけたらしょうちしないよ。」
「近所めいわくな歌はおやめといってるだろ!!」

なかなかのド迫力ですよね。また、確かに怖いのだけれど、悪いジャイアンをやっつけてくれるヒーローいえヒロインに見えてきます。

ただ、暴力的なジャイアンを叱っているとはいえ、さらに上を行く暴力を振るう母ちゃん。「それって大丈夫?もしかして虐待なんじゃない?」と思ってしまうほどジャイアンをぼっこぼこにしていることがよくあります。

虐待なのか、はたまたこれはしつけや教育なのか、ジャイアンの母ちゃんが怒っている場面を振り返りながら検証していきます。

花子
花子
確かに冷静に考えてみたら、ジャイアンの母ちゃんのやり方って教育上問題があるのかもしれないわね。

ジャイアンの母ちゃんが怒るのは虐待?それとも教育?

ジャイアンの母ちゃんは、怒る時は徹底的に怒ります。言葉だけではなくジャイアンに負けずとも劣らないくらいの暴力をふるうことも。今の時代なら虐待で通報されてしまいそうです。

果たしてジャイアンの母ちゃんが怒るのは虐待なのでしょうか?それとも愛を持って叱っているのでしょうか?

  • 虐待なのか?
  • 実はジャイアンを深く愛している!?

気になる点について深堀りしていきましょう。

虐待なのか?

ジャイアンの母ちゃんは怒る時、ほうきを持って追い掛け回したり、我が子に馬乗りになってジャイアンが懲りるまでぼっこぼこに殴ったりしています。これだけでも今なら確実に訴えられるレベルです。

ドラえもんについて色々な調査・研究をしているページを発見したのですが、そこではジャイアンの母ちゃん登場回数63回のうち

  • 殴る:16回(25.4%)
  • 怒る:15回(23.8%)
  • 追いかける:6回(9.52%)
  • その他(襟首をつかむ・つまむ・引きずる):8回(12.7%)

というデータが公表されていました。なかなかの頻度でジャイアンは母ちゃんからひどい仕打ちを受けています。ここまで激しくやられえると立派な体罰に思えるかもしれません。ただ作品が生まれたこの時代は、今に比べると体罰がそこまで問題視されていませんでした

このくらいの時代の漫画に出てくる子供は何か悪いことをしたらげんこつでやられるなんてことが日常茶飯事に描かれていました。なんだったら、母親だけでなく近所のカミナリおじさんと言われる怖いおじさんがいて、悪いことをしたら自分の子供じゃなくてもげんこつをお見舞いするなんて場面もよく見かけたほどです。

時代と言えば時代ですが、それでもさすがに馬乗りになって殴り倒すのは、時代に関係なく虐待なのではないかと気になりますよね。

ジャイアンの母ちゃんは言葉でも結構きついことを言いいます。ジャイアンが草むしりや店番ばかりでイヤになり、母ちゃんと口論になった時「俺、母ちゃんの奴隷じゃないっつーの」というジャイアンの言葉に対して母ちゃんは「そんな事は奴隷みたいに働いてから言うセリフだよ」とピシャリ。なかなかにきついことを言いますよね。

ほかにもジャイアンが、おととい見せた0点のテストでまた叱られたため「もう、たっぷり叱られたじゃないか」と反論した時「口ごたえするな」と怒鳴られた上に強烈な張り手までくらわされます。

ここまでくるといくらジャイアンでもちょっとかわいそうになってきます。ジャイアンの父ちゃんも「ちょっと厳しすぎるぞ」と母ちゃんに注意しているくらいです。同じ親から見ても厳しいと思うくらいなので虐待ととられても仕方がないかもしれません。

実はジャイアンを深く愛している

厳しく怒っている場面がどうしても目立ってしまうジャイアンの母ちゃんですが、ジャイアンのことが憎く、また嫌いで怒っているのでしょうか?

確かにジャイアンは友達や近所で横暴な振る舞いをしているので、母ちゃんは困り果てています。しかし、それに腹を立てて怒っているのでしょうか?子供がきちんとみんなで仲良くできるようにと親御心から叱っているのでしょうか?

意外にも母ちゃんはジャイアンに対して理不尽に怒っている場面はなく、きちんと店番をした後なら「遊びに行っといで」と優しい一言。ジャイアンがすねた時には「乱暴でも武は私の大切な息子だよ」と慰めている場面もあります。

また、コミック29巻の「宇宙探検ごっこ」の中では大気圏近くに投げ出されたまま帰ってこない息子を心配している場面も出てきます。なんだかんだ言ってもジャイアンの母ちゃんにとってジャイアンは大事な息子なのですよね。

これらのことから、ジャイアンの母ちゃんはジャイアンのことを深く愛しているがゆえにジャイアンのことを怒っていることがわかります。

太郎
太郎
怖い中でも時々見せるジャイアンへの愛情が深く感じるんだよねえ。

まとめ

ジャイアンの母ちゃんが怒るのはほんと怖いですよね。とは言えガキ大将で人一倍力強いジャイアンのしつけは、一筋縄でいかないのは容易に想像がつきます。

ジャイアンの母親がジャイアンのように生まれつき強かったのか、母になってから強くなったのかは定かではありません。しかし、ジャイアンの暴力や近所迷惑な行為をとめるにはどうしてもジャイアン以上の力の持ち主でないとジャイアンのしつけをすることができないので必然的に強くなったのかもしれませんね。

また、漫画の描かれた時代は今みたいに父親が積極的に子育てに参加することはめずらしく、子育てのほとんどを母ちゃん一人で行っていたとしたら、あの怪力ジャイアンを抑え込むのは相当な力がいります。

大切な我が子をなんとかまっとうに育てたい、そんな深い愛情がジャイアンの母ちゃんをあそこまで強くさせているのかもしれませんね。

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