頭が悪いのにやけにプライドが高い人っていませんか?普通に考えれば、頭が悪い人は自分に自信が持てず謙虚になるのではないかと思われがちですが、逆に強気の態度に出られて、戸惑ってしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそも頭が悪いのにプライドが高いのは一体なぜなのでしょうか。ここでは、その理由を5つの観点から解説すると共に、ネットの世界で有名なひろゆき氏の見解や、頭が悪いのにプライドが高い人がいた時の対処法についてもお伝えしていきます。
頭が悪いのにプライドが高いのは一体なんで?
頭が悪いのにプライドが高い理由としては主に5つの原因が考えられます。
- 劣等感の裏返し
- バカにされたくないから
- 良い部分がとても素晴らしく見えているから
- 周りを馬鹿にして自分を良く見せたいから
- 周りに配慮できる能力がないから
それぞれの点について詳しく解説をしていきましょう。
劣等感を隠したいから
頭が悪いのにプライドが高い人の中には、劣等感が強く自己肯定感が低い人が多いです。そして、そういった自分の弱みを隠そうとしているとも言えるんですね。
例えば、ブランドものばかり身につけている人を想像すると良いでしょう。その姿は、一見、自信があるように見えますが、実は反対に「自分に自信がない」と言っているようなものなんですね。
頭が悪い人は、実はそのことをよく自覚していて、頭が悪いということに劣等感を抱いていたりするものです。でも同時に、そのことを他人には絶対知られたくはないとも思っています。その結果、それを隠すため、過度に自信があるように振舞い、プライドが高くなってしまうのですね。
頭が悪い人の中には、そのことを周りの人からバカにされることを極度に嫌がる人がいます。頭が悪いことをバカにされると、プライドも傷つきますし、今までの自分自身も否定された気持ちになってしまう人もいるでしょう。
それは、ある意味、自分の傷口に塩を塗られるようなものですからね。そのためにプライドを思いっきり高くして、バリアを張っているのです。プライドは高くしていますが、心の中では「頼むから俺のことを馬鹿にしないでくれ!」と切実な気持ちで叫んでいるのかもしれません。
数少ない良い部分がとても素晴らしく見えてしまうから
頭が悪いことは決して悪いことではありませんが、やはりどうしても良い部分は少なくなってしまう傾向があります。しかし、本人としては、そういった数少ない良い部分を何とかして自信に変えたい気持ちになってくるものです。
実際、頭が悪いので、普段は冴えなくても、たまたま少しでも能力を発揮できた時に自慢したがる人と逆の立場の人を以下のようにうまく比較している人もいます。
自分の経験から察すると頭が悪い人は「頭がいい」という状況が普通で無いからたまに能力を出したらつい自惚れて自慢し、プライドが高くなるのだと思います。
逆に頭がいい人は「頭がいい」というのが普通の自分であって、人間は普通のことについて威張ったりしないので頭がいいことについても別にプライドが高くなったりしないものと思います。引用元:知恵袋
もしも自分に良い部分がたくさんあるなら、わざわざそれを自慢することもないでしょう。しかし良い部分が少ないとすれば、それを誇張してでも自慢したくなってきます。そういった態度が、周りの人たちにはプライドが高いと見えてしまうんですね。
周りを馬鹿にして自分を良く見せたいから
頭が悪い人は、そのままの状態だと自分が低く見られてしまいます。ただ、そうなってしまうと自分のプライドが傷つくので、周りの人を馬鹿にすることにって、相対的に自分をよく見せようとする傾向があります。
そうやって周りの人を馬鹿にすると、一時的には自分のプライドが守られ優越感を得られるかもしれません。しかし、長い目で見れば、自分の評価を下げること繋がってしまうため、むしろ逆効果になってしまいます。
そして、その下がった評価を認めたくないがために、また周りを馬鹿にします。その悪循環が続く中で、意地になってプライドを高くしようとする状態が続いてしまうんですね。
周りに配慮できる能力がないから
頭が良い人は、周りの人より優れている面があっても、謙虚さや周りに配慮する能力を持つことによって、自らの行動を自制することができます。しかし、頭が悪い人は、そういった概念が理解すらできず、そのままストレートに自慢をしたり、自分の意見を押し通そうとしたりしてしまうことが多いです。その結果、やけにプライドだけが高そうに見えてしまうのです。
以下のように頭が悪い人は、周りに配慮できずに、自分の考えを押し付けるだけの人が多いと指摘する人もいます。
Fランに通う友人は頭が悪すぎて、明らかに自分が悪いことをしたり、間違った主張を押し付けていても、そのことに気づけない(わからない)ようです。
いい迷惑です。引用元:知恵袋
ひろゆき氏が語る頭が悪いのにプライドが高い理由
頭が悪い人がなぜプライドが高いのかという点については、2chの創業者で有名なひろゆき氏も語っています。
ひろゆき氏は「そもそも必要なプライドなどない」と語っています。しかし、頭の悪い人ほど、必要なプライドがあるということにしたいのだと言うのです。
頭の悪い人は、自分に自慢できるものが何もないので、どうでも良いことを自慢する傾向があるというのです。特に自分がした成果ではない当たり前であることを自慢したがるというんですね。
例えば、人種、血統、そして親がお金持ちであるというようなことです。しかし、それは逆に、自分は自慢できるものは何も持っていないことを自ら証明しているようなものです。
つまり、頭の悪い人は、自分の持っているプライドを説明することは正しことであると思い込みたいのですが、実際、そんなプライドは大したことがなく、逆に周りからは頭が悪いと思われてしまうというんですね。
頭が悪いのにプライドが高いへの対処法
実際、頭が悪いのにプライドが高い人が近くにいると、ついついイライラしてしまうという方も多いかと思います。また、そういった人が職場にいたりすると本当に厄介です。では、そんな時、具体的にどのような対処をしていけば良いでしょうか。ここでは3つの観点からお伝えしていきます。
軽く受け流す
頭が悪い人がいろいろと自慢話をしたり、ちょっとプライドが傷ついただけでいじけたりした時は、まずは真に受けず、軽く受け流す習慣を身につけることをおすすめします。そういった人の言動にいちいち反応して、ストレスを感じたりイライラしたりすると、無駄なエネルギーが消費されるばかりでもったいないからです。
もし、そういった場面に出くわしたら、
- 「あー、また始まったか。まあ、いつものことだからしょうがないや。」
- 「また、いじけちゃってるけど、放っておくしかないかな。」
という感じで、さらっと受け流しましょう。
相手への期待しない
ただ、頭が悪いのにプライドが高い人の言動を受け流せと言われても、「でも、ついつい気になってイライラしてしまうんだよなあ。」という人がいるかもしれません。その場合は、相手に対する期待値が高すぎるのかもしれません。イライラしてしまう人は心の中で、「もう立派な大人なんだから少し謙虚になって欲しい」とか、「無駄な自慢話はやめるぐらいに成長して欲しい」と変に期待してしまっていることが多いからです。
しかし、人間の本質というのは、一朝一夕で変わるようなものではありません。ですから、そういった時は相手が変わることを期待するのではなく、相手に対する自分の期待値を下げるのも有効な方法です。
- 「あの人は、ずっと前から場の雰囲気が読めない人だからなあ」
- 「あいつは、考えてみれば可哀そうな奴だなあ」
- 「あの人は、ああいう性格だからしょうがないよ」
- 「間違っていることがあれば謝ることを知らないって本当に残念な人だなあ。」
という感じで、対等なレベルに立つのではなく、少し上の立場から見てあげるようにすることも大切です。そうやって悟りの境地にうまく入ることができれば、振り回されるのを防ぐことができます。
実際、頭が悪いのにプライドが高い人を以下のように思ってストレスを軽減している人もいます。
赤ちゃんだと思って接すればこちら側のストレスも減ると思います
引用元:知恵袋
実際、考え方が赤ちゃんレベルの人って意外にいたりするものですよね。そういった人が変わるのは本当に難しいので、良い意味で諦めることをおすすめします。
時には反撃する
ただ、頭が悪いのにプライドが高い人から、いつも好き勝手にされてばかりいるのも嫌ですよね。特に、あなたが舐められていると感じた時は、しっかりと反撃することも大切です。向こうが自分の過ちを認めることができなければ、なぜ、その人がダメなのか理路整然と説明をして圧倒するのも良いでしょう。
もちろん、相手を必要以上に攻撃することはよくありませんが、人間、舐められたらおしまいなので、レッドゾーンを越えてきたなと思ったら、相手に圧を加えることも時には必要です。
まとめ
頭が悪いのにプライドが高い人を見ていると、イライラしてしまってストレスを抱えてしまう方もいらっしゃるかと思います。
ただ、その理由が分かってくると、その人のやるせない事情も伝わってきて、逆に相手のことを可哀そうに思う気持ちも湧いてくるものです。そういった気持ちになれば、あなたの気持ちにも余裕が出てくるはずです。その上で、話をよく聞いてあげると相手の態度が変わってくることもあります。
身近にそういった人がいると、いつも無視をするわけにもいかないでしょうから、理解できるところは理解して、また締める時はビシッとしめながら、良い関係を築いていければ良いですよね。
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