これから、暑くなっていく中で、活躍するのが、扇風機ですね。
ただ、扇風機って、羽があるから、小さいお子さんがいると、指を入れてしまって、危なかったりします。
そんな人達に注目されているのが、羽なし扇風機です。
羽がなければ、小さいお子さんがいても怪我をすることがないから安心です^^
しかし、羽がないのに、どうやって風を出すことが出来るのでしょうか?
その仕組みが気になったので、まとめてみました。
キーワードは圧力差
ちなみに、羽なし扇風機を開発したダイソンのジェームズ・ダイソン会長は、プレゼンで、羽なし扇風機が
風を出す仕組みについて簡単に説明してます。
羽なし扇風機といっても、実は、扇風機の中にファンがあります。
そのファンが、外からの空気を吸い込んで、風を送り出しています。
でも、その風が直接、涼む人に届くという訳ではありません。
(そしたらただの扇風機と構造が変わりませんから^^;)
その風は、羽なし扇風機の輪の中にある、約1.3mmの開口部から前方に出てきます。(動画の19秒のところのご覧下さい)
そこからの風は速いので、輪の前方(広い方)の圧力が低くなります。
すると、輪の後方の圧力は相対的に高くなります。
空気の流れが速いところは圧力が小さくなり、
空気の流れが遅いところは圧力が高くなる
という原理を利用している訳です。
すると、風は圧力の高い方から低い方へ、すなわち、輪の後方から前方へ流れ始めます。
この時、輪の内部の傾斜も利用することにより、最初に吸い込んだ空気の15倍の勢いで風を吹き出させることが出来ます。
つまり、羽なし扇風機は、圧力差を利用することによって、風を出す仕組みになっている訳なのです。
この圧力差を利用する原理は、飛行機の羽でも利用されています。
飛行機の羽は圧力を作ることによって、揚力(上がる力)を生み出します。
飛行機と同じ原理を利用しているなんて、すごいですね~
仕組み上、出て来る問題!?
ただ、こういった仕組みになっている扇風機の場合、内部のファンを回しているため、音がうるさいという話もあります。
「夜眠る時は、うるさすぎるから、昼間用だ!」
と言っている人もいます。
何事にも一長一短があるようで・・・
それでも、外に羽がない分、安全面では、やっぱりいいですよね~
ちなみにダイソン社長は、プレゼンをしている際、安全性を証明するために、羽なし扇風機の輪の中に頭を入れていました。
私は、社長のそういうおちゃめな行動が結構好きです(笑)
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