ヒメツルソバを植えてはいけない6つの理由!植えるコツもご紹介

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金平糖のような丸い花がかわいいヒメツルソバはポリゴナムとも呼ばれ、グランドカバーとしてよく育てられている品種の草花です。そんなヒメツルソバですが、植えてはいけないという声が数多くあるのをご存知でしょうか。私自身、これまで園芸関係の会社で様々な草花を扱った経験があり、個人的にも園芸を嗜んできましたが、確かにヒメツルソバには「植えてはいけない」と言われるだけの特徴がいくつかあります。

そこで、この記事では、ヒメツルソバを植えてはいけない理由と、併せて後半ではヒメツルソバを植えるコツについてもご紹介していきます。

次郎
次郎
ヒメツルソバのグランドカバーは良さそうな気がするけどなあ。

ヒメツルソバを植えてはいけない理由

ヒメツルソバ 植えてはいけない
グランドカバーとして親しまれているヒメツルソバですが、植えてはいけない理由としては以下の6つが挙げられます。

  • 繁殖力が強すぎる
  • 雑草化しやすい
  • 根絶するのが難しい
  • 虫がつきやすくなる
  • 隣人に迷惑がかかることも
  • 葉っぱが気持ち悪いと思う人も

ではそれぞれの理由について詳しくご説明していきますね。

繁殖力が強すぎる

どこでもよく育つ繁殖力の強さが人気のヒメツルソバですが、逆に繁殖力が強すぎるため、植えてはいけないと言われているんです。ヒメツルソバのように繁殖力の強い植物は、育てるのが楽なぶん、増殖をコントロールする労力が必要とするものが多いんですよね。

ネット上でも、ヒメツルソバの繁殖力の強さに手を焼いている人の声がたくさん上がっていたので、一部ご紹介いたします。

ヒメツルソバが増えすぎて困っています。庭中いたるところから生えてきています。ひたすら抜くしかないのでしょうか?

引用元:知恵袋

繁殖力が強すぎるため、どうにか効率よく駆除できないかと模索している様子が伝わってきますよね。

ヒメツルソバって何者? ガーデニング雑誌で、お洒落なグランドカバーと 紹介されていました。 我が家の庭に種が飛んできて自生して3年。 増える、増える。 最初は、ピンクの小花が可愛い、葉が綺麗… などと観賞していたのですが、 今は草同然。 抜いても抜いても生えてくる。

引用元:知恵袋

この方は、最初はヒメツルソバを観賞していたものの、繁殖力が強すぎるため、雑草と同様の扱いになってしまったようです。文面からも、駆除に四苦八苦している様子が伝わってきます。

ヒメツルソバが、土の上だけでなく、階段の上まで繁殖していますが、こういった写真を見ると、いかにヒメツルソバの繁殖力が強いかがよくわかります。せっかく気に入って植えたのに、繁殖力が強すぎて駆除に手間がかかり、もはや駆除することしか頭にないなんてことになると悲しいですよね。

花子
花子
やっぱりほどほどのスピードで繁殖してくれないと疲れちゃうのかもしれないわね。

雑草化しやすい

これは上記の理由と関連しているのですが、ヒメツルソバは雑草化しやすいため、植えない方がいいとも言われています。生命力が強すぎるために、雑草として扱われている草花は数多くありますが、ヒメツルソバもその一つなんです。

ここでネット上の、ヒメツルソバが雑草化してしまい困っている方々の声をご紹介していきます。

抜いても抜いても生えてくる。 花壇の植物を浸食する。 嫌になり、抜きまくっているのに、 小さな芽がどんどん生えてくる。 取りきれない。 近所でもなだれるように 生殖しています。 これは、草でしょうか? お洒落な植物でしょうか?

引用元:知恵袋

こちらの方は、ヒメツルソバを植えたものの増殖しすぎて、雑草なのか園芸的に価値がある植物なのかわからなくなってしまっています。

ヒメツルソバが壁に自生している様子の写真です。ヒメツルソバはコンクリートやアスファルトなどの岩場でも生えやすい種類なので、このように壁に生えてしまい雑草化することがあるんですね。

こちらの方の場合、知らない間にヒメツルソバが増え、驚いている様子がよくわかりますね。可愛がっているけど、繁殖力に少し手を焼いていることが伝わります。

ヒメツルソバは、匍匐茎またはランナーという茎を四方に伸ばして増える増え方か、こぼれ種でよく増えます。そのため、植える範囲を制限しづらく、いつの間にか予想外の場所にまで生えて雑草化してしまうことが多いんです。そのため、ヒメツルソバを雑草化させないためにも、定期的な切り戻し作業をすることをおすすめします。

根絶するのが難しい

根絶するのが難しい点も、ヒメツルソバを植えない方がいい理由としてよく挙げられるポイントです。ヒメツルソバの根絶が難しいのは、その増え方に原因があります。先ほどお伝えしたように、ヒメツルソバはランナーとこぼれ種で増殖していきます。芝生やカタバミもランナーで増えるといえば、その厄介さがお分かりいただけるかもしれませんね。

ランナーで増える植物は、ランナーだけを切っても、ランナーを伸ばす親株自体を除去しない限り、何度でもランナーを生やしてきてしまいます。それは、成長点という植物が伸びるために大切なポイントが、株の根元にあるからなんですよね。

そのため、親株の成長点を効率よく除去し続け、かつこぼれ種を落とさないようにすれば、理論上では完全に根絶することができます。しかし、さすがにそこまでするのが難しいため、根絶が難しく、植えるべきではないと言われているんです。

ネット上でも、ヒメツルソバの根絶が難しいことを知り、諦めている方の声がありました。

自宅敷地のあちこちに生えてしまっていて、手遅れだと諦めている様子が伝わってきます。このように、一度気に入って植えたのに、根絶したくなるほど増えてしまうのは避けたいところです。ヒメツルソバを植える際は、増えすぎないようにする工夫と、最悪増えてもいいという覚悟をした方がよさそうですね。

虫がつきやすくなる

害虫に強そうなヒメツルソバですが、残念ながら虫からの人気は高く、あまり引き寄せたくない害虫も引き寄せることがあります。観賞用の花を育てている方には大敵のスリップスことアザミウマや、野菜を育てている方の敵であるカタツムリやなめくじ・ヨトウムシなど厄介な虫がヒメツルソバに引き寄せられます。

実際にネットでも、ヒメツルソバに虫がついているのを目撃した人がたくさんいたのでご紹介させていただきます。

虫がたくさんいるのを目撃した方の投稿です。いくら気に入っている植物でも、虫がたくさんいるとちょっと気持ち悪いですよね。

地面を覆うようにして生えるヒメツルソバなので、草と地面との間は適度に湿っていて、虫の棲家になってしまうことはよくあります。

うねうねした虫が大量にいるのを目撃した方の投稿です。私の推測では、ミノムシではなくヨトウムシではないかと考えられます。ヨトウムシもあらゆる植物を食害するので注意が必要な虫です。虫はどうしても寄ってきてしまうので、薬を撒いて対策をするのが最も効果的でおすすめです。

隣人に迷惑がかかることも

ヒメツルソバは、繁殖力が強すぎるあまり、隣人に迷惑がかかることがあります。やはり、雑草かしやすく増えやすいヒメツルソバは、庭に植えたら近所中に広がって迷惑になってしまったという噂もよく耳にします。

ここで、ネット上にあった「ヒメツルソバは植えると隣人に迷惑をかけるか」という質問に対する回答をご紹介させていただきます。

我が家に植えてある(生えて来た?)ヒメツルソバはお向かいに植えてある物の種が飛んで来て増えたものですw 雑草が生えてるより良いので抜かずに置いておきました。 この花の葉っぱは特徴が有るので生えてきたらすぐに分かります。 お隣さんに「ヒメツルソバを植えるので種が飛んでそちらにも生えるかもしれない」と言うことと「邪魔になったら抜いてね」と言っておけば問題は無いかと思いますが。 もしかしたらグランドカバーになるので喜ばれるかも知れませんよ。

引用元:知恵袋

この方の場合、ヒメツルソバをあまり迷惑だとは思っていないようですね。ヒメツルソバをどう思うかは人それぞれだということがわかります。この投稿者のいう通り、植える前に一声かけておくと、トラブルになりづらく安心して育てられますね。

葉っぱが気持ち悪いと思う人も

ヒメツルソバを育てる以前に、葉っぱなどを気持ち悪いと思う人がいるので、植えてはいけないという声もあります。それは、ヒメツルソバの葉っぱに生える独特の模様や、紅葉して赤くなる姿が嫌だと感じる人がいるからかもしれません。ネットにはこのような意見が載せられていました。

日当たりのカラッとした場所だと可愛らしく咲きます。じめじめがあったり、日当たりが少し足りないと葉っぱが巨大化して気持ち悪いですよ(笑)

引用元:知恵袋

生育環境によっては大きくなってしまうヒメツルソバの、巨大化した葉っぱが気持ち悪いという意見です。私も見てみましたが、確かに気持ち悪いと感じたので、気になる人は、植える前に確認をしていた方が良いかもしれません。

ヒメツルソバを植えるコツ

このようにヒメツルソバを植えない方がいいという理由はいろいろありますが、そんなデメリットを抑えつつ上手に植えるコツもご紹介しておきます。

まず、ヒメツルソバは庭に路地上をしてしまうと確実にどんどん増殖するので、それを避けたい方は、土から離れた場所で鉢植えから始めてみることをおすすめします。これなら、ある程度増殖をコントロールできますし、雑草化して隣人に迷惑をかけるリスクを減らせます。

また、追肥をしてしまうと、増殖スピードが加速してしまうので、元肥のみ、または肥料を与えず育てるようにすると良いですよ。

太郎
太郎
ヒメツルソバを育てる上で、繁殖力対策は欠かせないね。

まとめ

ヒメツルソバを植えてはいけないというコメントを見てみると、ヒメツルソバを育てる大変さをヒシヒシと訴える方々の生の声がリアルでしたね。ヒメツルソバの取り扱いには十分な注意が必要なことがお分かりいただけたかと思います。とはいえ、このように倦厭されがちなヒメツルソバも金平糖のような形をしたお花がかわいい、育てやすい優秀な植物でもあります。

ヒメツルソバの花言葉に関しても「思いがけない出会い」「愛らしい」など意外とかわいい意味があるので、気になる方はぜひ栽培をして、ヒメツルソバの魅力を探求してみてくださいね。

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