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青函トンネルは車で通ることが出来ないかと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
せっかくトンネルがあるのだから車で一気に青森から函館まで行ければ、かなり楽になるところですよね。
ただ、残念ながら、青函トンネルは車が通れないようになっています
なぜ、そうなってしまうのか、その理由と車両の輸送手段についてご紹介していきます。
車が取れるようになったら起こる問題
青函トンネルで車が通れないと聞いて、不便に感じる人もいるかもしれません。
でも、理由が分かればすぐに納得して頂けると思います。
事故が起こる可能性大
まず、問題になってくるのは、事故です。
54kmもあったら、それだけ事故が起こる可能性は高くなります。
例えば、端のど真ん中で事故が起こって火事にでもなったら・・・
まず、事故現場まで行くのが大変です。
さらに、そこで汚れてしまった空気をどうやって排出するの?
という問題も出てきます。
もちろん、事故の規模によっては、当然、通行止めになるでしょう。
距離が長い部分、通行止めになる可能性は高くなります。
下手をしたら数日に一回は通行止めで、使えなくなる可能性も。
こんな状態になったら、使う側も管理する側も、たまったものではないですよね。
湿度の問題
実は、青函トンネルの内部は、湿度がものすごく高いです。
温度は、約20度ですが、湿度は約80%あるそうです。
車がガンガン通ったら、ムシムシしているし、空気は悪くなるしで、体調不良の人が続出しそうな感じがします。
こういった環境面を考えたら、やっぱり車は難しいなあという感じになってしまいますよね・・・
車はどうやって輸送する?
一応、青函トンネルでは、車を列車に載せて走るカートレイン構想があるそうです。
ただし、トラックやバスは対象外になるとのこと。
しかし、現在はまだ具体的に話が進んでいません。
その理由としては、
道路整備の財源問題
フェリーに対する補償問題
ダイヤが複雑化する問題
などがあるからです。
現在、車で津軽海峡で渡ろうとしたら、フェリーで運ぶしかありません。
青函フェリーの場合の輸送料金は以下のようになっています。
車両の長さ | 10月~5月 | 6月~9月 |
---|---|---|
4m未満 | 12,800円 | 16,000円 |
5m未満 | 14,400円 | 18,000円 |
6m未満 | 16,000円 | 20,000円 |
となっています。
ただし、燃料価格の変動で料金が追加されることもあります。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
ちなみに所要時間は4時間弱です。
世界最長の海底トンネルでも
ちなみに、中国では、遼寧半島の大連市と山東半島の煙台市を世界最長の海底トンネルで結ぶ構想が浮上していまう。
その距離、全長123キロメートル、現在、最長なのは、日本の青函トンネルが54キロメートルですから何とその2倍です。
ただ、本当にちゃんと出来るかなあと少し心配ではありますが・・・
そして、世界最長になる予定のトンネルでも、車は列車に積んで運ぶとのこと。
やっぱりその方が無難ですよね~
ドライブは、やっぱり空気のおいしい地上で楽しんだ方が良いというのはやはり世界共通認識のようです。
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