異動の話がちらほら出始めると、何となくそわそわした気分になりませんか?ついこの間も私が勤めている会社で、上司の異動がありました。自分の異動でなくて、ほっとしたのもつかの間、異動にはつきもののメッセージを書くことになったんです。しかし相手は上司ですし、目上の人なので、どんな内容を書けばいいのか困ってしまいますよね。
そこで、上司への異動メッセージには、どういった内容を盛り込んだら良いのか、徹底的に調べることにしました。この記事では、上司への異動メッセージの例文や盛り込んだ方がいい内容、そしてNGの表現などについて詳しくご紹介していきます。
上司への異動メッセージの例文
上司の異動メッセージを書く時、
- 親しくない上司の場合
- 親しい上司の場合
では書き方が変わってきますよね。そこで、それぞぞれの場合での例文を具体的にご紹介していきます。
親しくない上司へのメッセージの例文
あまり親しくない上司であったとしても、感謝の気持ちやこれからのご活躍を願う言葉など前向きな内容を伝えることが大切です。無難な内容でも構わないので、丁寧な言葉遣いを心がけて書くようにしましょう。例文としては以下のような感じになります。
今まで大変お世話になりました。本当にありがとうございます。
○○課長からご指導いただいたことを忘れずにこれからも精進してまいります。
また出張などでこちらに来られる際は、ぜひ○○課にもいらしてくださいね。
○○課長の今後のご健勝を心よりお祈りしております。
ご栄転おめでとうございます。
短い期間ではありましたが、ご指導いただいたこと決して忘れません。
△△へ行かれてもご活躍されること心からお祈りいたします。
大変お世話になり、ありがとうございます。
いつもご苦労をおかけしまい、大変申し訳ありませんでした。
△△課長がご指導くださったこといつまでも心にとめ努力を続けてまいります。
お体に気を付けて、ますますご活躍されることを心からお祈りしております。
親しい上司へのメッセージの例文
親しい上司だと具体的なエピソードも浮かびますよね。ぜひ感謝の言葉とともにこんな時に嬉しかったなどのエピソードを添えて伝えてみてください。
実際、部署が変わっても同じ会社でいる限り、また何かのご縁があったりするものです。そんな時に印象に残っていると仕事もしやすいですよね。ただ、親しいと言っても相手は上司です。きちんとした言葉遣いは心がけるようにしましょう。
栄転おめでとうございます。
○○課長がいらっしゃったおかげで課の雰囲気も良く、いつも笑いの絶えない職場でした。
○○課長が△△課へ行かれるのは寂しい気持ちもありますが、○○課長のようにみんなのやる気、元気のもとになるような仕事ができるようにがんばります。
今までありがとうございました。
近くにお立ち寄りの際は、ぜひまた楽しいお話を聞かせてくださいね。
この度はご栄転おめでとうございます。
△△課長がいなくなるのはとても寂しいです。
課長の失敗しても次につなげていこうという精神にとても勇気づけていただき、のびのびと仕事をすることができました。
前向きな気持ちをいつまでも忘れずにこれからも努力してまいります。
新天地でのご活躍を心からお祈りしております。
またこちらに来られた際には、飲みに連れて行ってください。
今まで大変お世話になりました。
仕事時間だけでなく飲みにもよく連れて行っていただき、いろんな相談に乗っていただいたことは決して忘れません。
□□課長から教えていただいたことは私にとって大きな糧となっています。
○○課でも□□課長のますますのご活躍をお祈りしております。
私が○○へ出張など行く際には、ぜひお声がけいたしますので、また一緒に飲みに行ければうれしいです。
上司へ異動メッセージを書く場合の注意点
ここまで、上司の異動で使えるメッセージの例文をご紹介してきましたが、自分でオリジナルのものを書きたいという場合、上司へ異動のメッセージを書く際、どういった点に注意すれば良いのでしょうか。そこで、ここからは、どんな表現がNGなのか、逆にどんな言葉を盛り込むと良いかという点についてお伝えしていきます。
ネガティブな表現を使わない
異動するというこれから心機一転頑張るという時に「落ちる」「失う」「朽ちる」「倒れる」などと言ったネガティブな表現を使うのは避けるようにしましょう。メッセージにはよく忌み言葉という不吉な表現やネガティブな表現は、使わない方が良いといった考えがあります。
メッセージで相手に嫌な気分にさせるのは本望ではないですよね。また言葉には言霊といって、言ったとおりに事が運ぶといったことも、昔から言われているのでメッセージを伝える際には、ネガティブな表現は使わないように注意してください。
感謝と活躍を入れる言葉を盛り込む
親しくない上司でも「感謝」と「活躍」の言葉は必ず入れるようにしましょう。具体的なエピソードが思いつかなくても「ご指導いただきありがとうございました」の一言でもあるのとないのとでは印象が大きく変わります。
また「今後の活躍をお祈りいたします。」といったような未来へ向けた前向きな言葉はもらって嬉しいものです。上司が異動するとはいえ、また同じプロジェクトなどでチームになる可能性もありますし自分も将来、同じ課に配属される可能性もあります。そういった点からも、貰って気持ちいい、うれしいと感じるメッセージを送ることが大切です。
敬語を正しく使う
親しい上司だとしても相手は目上の立場です。不適切な言葉遣いをしていないか、間違った敬語になっていないかなども必ずチェックするようにしましょう。仕事の内容によっては、他の課からでも新規プロジェクトなどで推薦してもらうということもあるかもしれないですからね。
そんな時に正しい敬語が使えているのか、また、最低限のビジネスマナーができているのか、という判断をするための材料に使われることもあります。ですから、そういった点からも社内の人あてだからといって、気を抜かないようにすることが大切です。
まとめ
異動のメッセージでは相手のことを思い、もらって嬉しいものを送れるようにしたいものですよね。そのためには異動する人とのエピソードなどを思い浮かべながら、感謝の気持ちと今後の活躍を願う前向きな内容を入れるようにしましょう。
ぜひ、こちらの記事でご紹介した例文を参考にしながら、あなたとあなたの上司にまつわる具体的なエピソードを添えてあなたらしい気持ちのこもったメッセージを送ってくださいね。
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