声優の永井一郎さんが、お亡くなりになり、
「永井さんが声を担当していたサザエさんの波平さんは、誰が担当するのだろうか?」
と考えていらっしゃる方も多いかと思います。
実は、サザエさんの声優が変わるのは、今回が初めてではありません。
ということで、サザエさんの声優が、どのように変遷してきたか、まとめてみました。
声優が代わっていないキャラクター
サザエさんが始まったのは、1969年10月5日、つまから、今から、44年以上前の話になります。
サザエさんの長い歴史の中で、声優が変わっていないキャラクターもいます。
サザエさん役:加藤みどり(1939年生まれ、現在74才)
タラオ役:貴家堂子(1941年生まれ、現在73才)
フネ役:麻生美代子(1926年生まれ、現在87才)
(年齢は、この記事を書いている段階での年齢です)
やはり第一回目の放送から、ずっと担当されている方は、かなり歳を重ねていらっしゃいます。
それでも皆さん、ご自身の年齢と比較して、若くて元気な声を出されているから、声優さんはやっぱりすごいと思います。
貴家(さすが)さんは、70代でタラちゃん役を演じているわけですから^^;
少し前までは、ここに波平役の永井一郎さん(1931年生まれ、82才没)がいらっしゃった訳ですから、やはり残念な気持ちになってしまいます。
声優が代わったキャラクター
一方、声優が代わったキャラクターは以下の通りです。
マスオ役
初代:近藤真介(1931年生まれ、現在83才)
二代目:増岡弘(1936年生まれ、現在77才)
近藤さんが、1978年まででしたから、マスオさんといえば、増岡さんというイメージの方がやはり強いと思います。
ちなみに増岡さんと言えば、やっぱりアンパンマンのジャムおじさんが有名です^^
カツオ役
初代:大山のぶ代(1936年生まれ、現在77才)
二代目:高橋和代(1939年生まれ、70才没)
三代目:冨永みーな(1966年生まれ、現在47才)
実は、カツオ役の初代は、ドラえもんの声を担当されていた大山のぶ代さんだったんですね。
(ただし、担当されていたのは、最初の4か月だけでした。)
高橋和枝さんは、最後、ご自身の病気で降板され、その後、しばらくしてから亡くなれました。
高橋さんの葬儀で、波平役の永井一郎さんが、弔辞を担当されたのですが、
「こりゃ、カツオ、親より先に逝ってしまう奴がどこにおるか」
「カツオ、桜が咲いたよ。どうだ、散歩にでも行かんか」
とカツオに語りかけるように涙声で話す姿に、多くの人達の涙を流しました。
冨永みーなさんは、私が子供の頃は、いわゆるアイドル声優として、活躍していたのですが、もう47歳になられたのですね。
(それでもサザエさんファミリーの中では、突出してお若いのですが。)
ワカメ役
初代:山本嘉子(1936年生まれ、現在77才)
二代目:野村道子(1938年生まれ、現在75才)
三代目:津村まこと(1965年生まれ、現在48才)
二代目の野村道子さんは、ドラえもんのしずかちゃん役を担当されていた方です。
長く愛されるアニメ作品に必ず起こってくる課題
アニメの中では、誰も歳を取っていかないですが、(サザエさんは、永遠の24歳です^^)声を担当している声優さんは、確実に歳を取っていかれています。
当たり前と言えば、当たり前の話ではあるのですが、やはり寂しいものですよね。
ルパン三世やドラえもんなど、長年にわたってファンから愛されている作品は、どうしても声優の高齢化は避けて
通れない課題になっています。
時期が来たら、交代という話になるのかもしれませんが、それでも今まで慣れ親しんだ声優さんに少しでも長く元気に続けて頂きたいと願うばかりです。
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