センター試験が、今後、廃止されることが濃厚になってきました。
その後は、達成度テスト(仮称)というものが導入される予定だそうです。
私の長男は中2ですが、同じような年頃のお子さんを抱える親御さん達の中には
「それって、うちの子に追い風になるのかな、逆風になるのかな」
と考えている方も多いでしょう。
子供が、受験を直前に控えると、家の中がピリピリピリピリピリピリ
するものですが、どうやらそういった雰囲気も少し変わって来そうです^^
そこらへんを、ちょっとまとめてみました。
センター試験と新しく導入される達成度テストとの違い
センター試験の特徴
現在、行われているセンター試験はいわゆる一発勝負です。
当日、体調を崩してしまったり、あまりに緊張して、マークシートをずらして書いたり、名前を書くのを忘れてしまったりしても・・・
ぜーんぶ、それも実力と判断され、それで、人生が決まってしまうわけです。
また、わずか1点の差で、合否が分かれるようになったり、かなり非情な世界がありました。
達成度テストの特徴
それに対して、新しく導入される達成度テストは、
基礎レベル(高校での学習達成度を把握する)
発展レベル(大学が求める学力の判定に使用する)
の二種類に分かれます。
どちらも、複数回挑戦し、そこで一番良い結果のものを提出するという感じになっています。
また、発展レベルのテストは、1点刻みではなく、A~Dというようにレベルごとの段階的な表示をしていくようになります。
センター試験を廃止して、達成度テストを導入する理由とメリット
では、なぜ、センター試験を廃止するのでしょうか?
その理由は、”高校生に在学中からしっかり勉強させて、本当の実力で、大学の合否が決まるようにするため”です。
もっと、簡単にいうと、”最近の高校生は、あんまり勉強しないからもっとしっかり勉強させるため“です。
達成度テストを、複数回に分けて、受けられる期間を広げることによって、高校生は、当然、早い段階から、試験の為に勉強せざるを得なくなります。
また、1回きりのセンター試験で、たまたま勉強していた過去問が出たり、マークシート形式なので、鉛筆をコロコロ転がして、たまたま正解し、点数が伸びたが故に、コロコロ転がさずに、外してしまった人より、1点でも点数が上であれば勝つという不平等な環境も達成度テストの導入により防ぐことが出来ます。
センター試験が廃止されると家の雰囲気はどうなるか?
では、センター試験が廃止されると、受験生を抱える家庭の雰囲気はどう変わるか、勝手に想像してみました^^
まず、1回勝負のセンター試験が廃止されることにより、試験前の極度な緊張感は和らぎます。
その代わり、テストが複数回に分かれるため、緊張感はうす~く、広~く伸びるようになります。
それが良いのか悪いのかは、実際に体験してみないと分からないと思いますが^^
あと、早い段階から試験を受け始めるので、部活も早く卒業、体育祭や文化祭も早い段階から控えめという感じになるでしょう。
それは、ある意味、ちょっと寂しいかもしれませんけどね^^
子供に勉強させるには・・・
ただ、一つ思うんですけど、子供に勉強やらせようと思ったら、
「なぜ、勉強するのか、その目的をはっきり自覚させて上げる」
ということが一番大切だと思います。
センター試験を廃止するのは、ある意味、実力の測定方法を変えるだけであって、子供達の根本的な学習意欲を改善するための策ではないと思うんですね。
ただ、子供に、なぜ勉強をするのか、分からせるのは、本当に難しいと、一人の親として感じるところではあるのですが・・・^^;
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