NGOとNPOという言葉をよく聞きますが、その違いをうまく説明できますか?
いろいろと曖昧になっているところがあるので、NGOとNPOの違いについて、分かりやすく簡単にまとめてみました。
違いを簡単に言うと
まず、NGOとNPOの違いを簡単に説明してしまいます。
その違いは、簡単に言ってしまうと、活動する範囲にあります。
NGOは、途上国への支援や開発協力など国際的な活動を行う団体
NPOは、地域社会の福祉活動など、国内で活動する団体
ということになります。
違いは、実は曖昧
先ほどの説明で、気が付いた方もいらっしゃると思います。
でも、実は、NGOとNPOの間に、明確な仕切り線はありません。
NGOは、non-governmental organizationsの略
つまり、非政府組織という意味です。
NPOは、non-for-profit organizationの略
つまり、非営利団体という意味です。
でも、NGOだって、非営利を前提としています。
NPOも、基本的には市民団体なので非政府の団体です。
なので、NGOとNPOは、実は、重なっている部分が結構あるのです。
ある意味、同じものを別の観点からアピールしているともいえます。
つまり、
「私達は、利益を目的として活動している訳ではありません!」
とアピールしているのが、NPOで、
「私達は、政府とは関係なので、中立な立場なんです!」
とアピールしているのが、NGOという感じになります。
日本でのNPOとNGOの関係
日本では、1998年12月に「特定非営利活動促進法」が施行されそこから、NPOという法人格を取得できるようになりました。
その一方で、NGOを法人として登録する制度はまだないため、国際的にNGOとして活動している団体でも、国内では、NPOの法人格を取得しているところも多くあります。
なので、日本では、NPOがNGOを含んでいるような感じになっています。
結局、政府や企業からも独立した市民団体という定義では、NPOもNGOも共通しています。
そして、その活動範囲が、国際的な範囲に及んだ場合にNGO団体としても認識されるという感じです。
まとめ
NPOとNGOの違いが、お分かり頂けましょうか。
NPOとNGOの違いは、結構、ごっちゃになりやすいので、この記事で、スッキリして頂ければ幸いです。
(まあ、違いは、スッキリしていないところがあるのですが・・・)
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