ヒートテックを着ても寒いのはなぜ?5つの原因を徹底解説

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寒い時に一枚中に着るだけで温かいヒートテック。暖かいはずのヒートテックを着ているのになぜか全然暖かくない時がるのはなぜなのでしょうか?普通に考えたら、信じ難いことかもしれませんが、実は条件によっては十分にあり得ることです。

ですから、そんな時は、その原因を冷静に考えてみる必要があります。そこで、この記事ではヒートテックをせっかく買ったのにその効果を実感できないどころか、ヒートテックを着ていても寒い時にチェックして欲しい5つのポイントについてご紹介していきます。

次郎
次郎
ヒートテックが悪いのか、着ているボクが悪いのか・・・

ヒートテックを着ても寒い原因


暖かくなるために着ているヒートテックなのに、寒い原因はどこにあるのでしょうか?具体的にチェックするポイントとしては以下の5つの点が挙げられます。

  • 動いていない
  • サイズが大きい
  • 汗のかきすぎ
  • 重ね着をしていない
  • 寿命

それでは順番に解説をしていきましょう。

動いていない

ヒートテックはそれ自体が熱を発するわけではありません。肌の表面にある水蒸気が水に変わる時のエネルギーを利用して発熱する仕組みになっています。そのため、もともと何もしなくても汗をかく人ならその汗で熱を発生させることができます。しかし、もともとの水分量が少ない人は動いて水分を発生させないと熱を発生させることができません。そのため寒いと感じてしまうのです。

保温性に優れたヒートテックですが、熱が発生しないことには保温性も発揮することができないのです。ですから、寝る時など、体をあまり動かさない場面ではヒートテックを着るよりも毛布をかぶったり、湯たんぽを足元に入れたりするなど他の対策をした方がよいでしょう。

他にもスポーツ観戦など同じ場所でじっとしてないといけない場面では、昔ながらのホッカイロなどが役に立ちます。ヒートテックと貼るカイロを併用すると動いていなくてもヒートテックの保温性を活用することができるからです。もちろん、くれぐれも貼りっぱなしによる低温火傷には注意してくださいね。

サイズが大きい

ヒートテックはぎゅっと詰まった繊維のおかげで発生した熱を逃がさないようにできています。しかし大きいサイズを着ていると、体とヒートテックの間に大きく隙間ができてしまいますよね。この隙間に冷たい空気が入り込むことによって寒いと感じてしまうのです。

風が通りやすいのでせっかく発生した熱も、とどめることが難しくなります。ですから、体とヒートテックの間にあまり隙間を作らないようにすることが大切です。

ヒートテックは、どうしても着ているうちに伸びてきてしまうので、買う時はジャストサイズか少し小さめのサイズを選んだ方が長く着ることができます。また、すぐに伸びてしまうことを防ぐために洗濯はなるべく手洗いすることや、干すときには平干しにするなど工夫が必要です。

花子
花子
長くジャストサイズできるためにはお手入れも大事ということね。

汗をかきすぎている

ヒートテックは肌の表面にある水分を吸収して熱を作り出します。しかしこの水分の吸収量は無限ではありません。汗をかきすぎるなどしてヒートテックが吸収できる水分量を超えてしまうと、吸収しきれなかった水分が肌の表面に残り、逆に体を冷やしてしまうことになります。

常に体の周りが湿った状態になってしまうので、気づかないうちに体が冷えすぎてしまっている可能性もあります。激しい運動や持続的に汗をかく場面では、生地が乾きにくくなるので、汗をかいたらこまめに着替えるなどの対策が必要です。山登りなどこまめな着替えがしづらい場面では、コットン生地などでできた吸湿性・通気性に優れたインナーを着た方がよいでしょう。

また、汗をかきやすいお子さんも注意が必要です。寒いだろうからと、わざわざ着せたヒートテックで汗冷えになってしまい、寒いを感じるだけでなく、最悪の場合、風邪をひいてしまうこともあるからです。汗をかきやすい場面では、着替えを用意するか通気性の良いインナーを着て上着などで体温の調整をするようにしましょう。

重ね着をしていない

いくらヒートテックを着ていても、しっかり重ね着をしていなければ寒いと感じてしまうことがあります。やはり、寒い時は重ね着をしたほうが暖かくなりますよね。

また、重ね着をすると、単純に服の枚数が多いから暖かくなるだけんでく、服と服の間に暖かい空気の層ができることで体を暖めてくれるのです。そして、ヒートテックも他の服と重ね着をした方が熱を逃しづらいので、よりヒートテックの効果が発揮されやすくなるのでしょう。

ただし、重ね着をする場合、組み合わせによっては静電気が発生しやすくなってしまうので注意が必要です。ヒートテック自体が化学合成繊維なので、同じ化学繊維を重ねてしまうと静電気が発生しやすくなってしまいます。

そんな時は、コットンやウールなど天然繊維でできたものを選んで静電気の発生を抑えましょう。静電気が発生するととても不快な気持ちになりますからね。

太郎
太郎
重ね着もうまくやっていく必要があるということだね。

寿命を迎えてしまっている

ヒートテックの寿命は1年から2年です。それを過ぎてしまうと生地が伸びてしまいせっかくの保温性が失われてしまいます。ヒートテックは、もともと細かい繊維がぎゅっと詰まっていることで、暖かさ逃さない構造になっているのですが、生地が伸びてしまうと繊維と繊維の間に隙間が多く発生してしまいます。

すると、せっかく発生した暖かさが逃げやすくなって寒いと感じてしまうのです。ですから、寿命を迎えたヒートテックは新しいものに買い替えたほうがよいでしょう。

まとめ

ここでは、ヒートテックを着ているのに寒い原因を5つ挙げてみましたが、当てはまることはありましたでしょうか?動いていない場合はカイロなどの他の熱源を利用しつつヒートテックの保温性でその熱を逃さないようにするなど色々対策がありますよね。

また、対策といっても重ね着などちょっとした工夫で改善できるものばかりです。ヒートテックを着ているのに寒いなと感じたらこの記事を参考に対策をしてぜひ快適に冬を過ごしてください。

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